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愛ある言葉が紡ぐ人生

愛のある言葉を発すると
愛のある言葉が返ってくる。
発した言葉と同質の言葉が返ってくる。
発した言葉が人生を織りなしてゆく。

人間関係の始まりは
物理的距離の近さ
自らの意思で選んだものでは無い
必然が偶然の如く起きてくる。

母親父親
祖父母
兄弟姉妹
親戚縁者

学校に行くようになる。
席が近い人
帰る方向が同じ人
無邪気な時には事情は単純。

人間関係の始まりだ
コミュニケーション力を磨くため
必然が偶然の如く起きてくる
気が合うと仲良くなり遊ぶ。

決まった年数でクラスが変わる
気づくと友人関係は終わる
物理的距離の近い者と親しくなる
新しい環境で新しい友人ができる。

無邪気なときを過ぎて
いろいろと思いが生まれてくる。
憧れや恋や幼い友情と未熟な邪気
人間関係で悩み始める。

就職しても繰り返される。
年の近いものと親しくなる。
とりあえず近しく親しい人と
結婚してしまう者さえいる。

自らの孤独を埋めるため
そのことに多くは気づかない
趣味が同じ好きな食べ物が同じ
それは人の本質ではない。

眼の前にいる人の本当は見ない。
眼の前にいる人の本当は見えない
眼の前にいる人の本当は見たくない
孤独を埋める輪廻が始まる。

孤独に対する恐怖は盲目だ。
人間関係の浅薄さは悲劇を孕む
築かれなかった本当の人間関係
性格の不一致という終幕を迎える。

遊んでいて楽しかっただけなのだ。
眼の前にいる人の本当を見なかった。
眼の前にいる人の本質を見たくなかった。
心を通い合わせることなく歩んでしまった。

人間関係の深まりとは
心にある本当の言葉を交わすこと
そのことのみでしか起こらぬ深まり
心の中の本当の気持ちの言葉を交わすこと。

喧嘩するほど仲がいい
そんな言葉もある
そうかといえばそうではない
売り言葉に買い言葉があるからだ。

思い通りにならない
思い通りにならない
怒りの火は相手を負かしたい
負かしたい気持ちは罪深い

人間関係の深さは
交わした言葉の深さ
言葉の密度の高さ
言葉の潤いの細やかさ。

思いやりのある言葉
愛のある言葉
相手を認めて許す言葉
相手を受け容れる言葉。

思いを託した言葉
相手の心を察した言葉
同じでなくていい
察すれば察せられる。

投げかけたものが返ってくる
投げかけた言葉と同じものが返る
投げかけた態度と同じものが返る
愛ある言葉には愛ある言葉が返ってくる。

愛のない言葉には愛のない言葉が返り
荒んだ言葉には荒んだ言葉が返る
貶める言葉には貶める言葉が返る
どこから返ってくるかはわからない。

刃は数倍になり返ってくる
自らを傷つける刃となり返ってくる
人を傷つければ穴二つ
見知らぬ場所から帰ってくる。

恋と愛は似て非なるもの
自我の思い
わがままは制御欲求
思い通りにしたい思い。

気づく人には幸あれど
気づかぬ人には幸遠く
思えば遠くへ逃げてゆく
返報性の法則は起こらない。

心地良く生きる
言葉には気をつける
言葉は現象をつくる
言葉は縁起を生じさせる

発せられる言葉は人生を創る。
投げかけた言葉が返ってくる
投げかけた態度が返ってくる
自業自得は勘弁だ。

言葉には全人格が詰まっている。
上手な言葉や上手な言い回しは要らない
そんなものは必要ない。
文法も教養も必要ない。

発する言葉に愛があるのか
発する言葉に己の人格があらわれる。
言葉に心と魂がのっている人は強い
心と魂こそ人の本質だからだ。

魂は縦の糸と横の糸で織られる
心も縦の糸と横の糸で織られる
起きてくることを導くのが縁の糸
縁の糸が起きてくることを導いてくる。

織り成される縁の糸は
言葉が紡ぐ物語
嬉しい言葉には嬉しい言葉が帰ってくる。
嬉しい言葉には嬉しい現象が帰ってくる。

言の葉は一人一人の人生を紡ぐ糸
人生を紡いでゆく言葉という糸
愛ある言葉は愛を生み育てる。
愛ある人生は愛ある言葉から始まる。

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