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そろそろ「時代遅れアイコン予備軍」たちをアップデートするときなのかもしれない

スマホのバッテリー残量を表すアイコンはいわゆる乾電池の形ですけど、よくよく考えてみると乾電池ってほとんどもう使うことはなくなっていて、家で使われているものといえばリモコンくらいしかないような気がします。

それに最近はもうスマートリモコンな時代です。エアコンにテレビにと、たくさんのリモコンを使いこなす「リモコン持ち」でいるよりは、スマホ1台で家中の家電が操作できる方が便利なことは言うまでもなしなので、乾電池の残された最後の使い道が無くなってしまうのも時間の問題かもしれません。

電話のアイコンといえば、耳につけるスピーカー部分と口に近づけるマイク部分が出っぱっていて背中が丸まっている、公衆電話や昔ながらの黒電話の受話器の形です。なんなら黒電話まるごとがアイコンになっているケースもあります。(受話器って単語100年ぶり使いました)

黒電話はもちろん滅多に見ないですし、公衆電話も普通に生活していて使いません。100歩譲って固定電話は近しい形をしているものも残っていますが(それでも今はもう少しスタイリッシュになっていますが)、スマホで十分事足りちゃうので固定電話を持っていない人も少なくないでしょうし、実際ここ20年で固定電話の契約数は7割減っています。

いまの子どもたちは多分、ギリギリ乾電池や固定電話に触れる機会がある世代で、1つ下の世代にもなるとそれらはもう、アイコンだけの存在になってしまうかもしれません。

そうなると「これはバッテリー残量の意味」「これは電話をかけるという意味」といったように覚えなくてはならないのです。それではもう本来のアイコンの役割を果たせていません。

検索したり調べることを表す「虫眼鏡」、メッセージを送ることを表す「手紙」、鍵やセキュリティを表す「南京錠」、このあたりなんかもちょっと危ないかもです。

「ん?なんだろうこの見慣れないマークは...」

そういう人が出てくる前に、こういった「時代おくれアイコン予備軍」たちをアップデートしておいた方がいいのかもしれないです、もしかしたら。

おしまい。

aso


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