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Do What You Love《好きな事をしろ》ニューヨークで活動するフィルムメーカー (前編)

略歴

WAKU|庄子和玖

生まれは千葉県。しかしすぐに両親の仕事の都合でエジプトへ飛びそこで4年間過ごし、その後は千葉で10年間、そして中3からはタイに移住して4年間、大学は映像を学ぶ為にSUNY Purchase Collegeへ(現在アメリカは3年目) 。ただただ明るい純粋な日本人。日本語は母国語。高校の頃に映像制作の楽しみを知り、今はYouTubeなどに動画を投稿しながら夢である旅するフリーランスフィルムメイカーを目指している。モットーは『Do What You Love』《好きな事をしろ》。趣味はもちろん動画制作と歌う事。

人生の転機となったタイ移住

ーーWAKUさんはご出身は千葉?

そうですね。生まれは千葉県なんですけど、すぐに両親の仕事の都合でエジプトに行きました。そこで4年間過ごして、また千葉に戻り10年間過ごしてから、中3からは親の仕事の関係でタイに移住しました。

ーーなんともグローバルな生い立ちですね。タイでの高校生活とかって想像できないですね。

僕が思うにタイに移住したことは人生での転機だったかもしれないと思うんです。
僕の家族はいつも世界を転々と引っ越していましたが、僕は3人兄弟の末っ子なので上の兄妹とは違い小さい頃にエジプトに住んで以来、タイに移住するまで10年間ズーッと日本でした。(上の兄弟は他にも色々な国に行ってました)もしそのままずっと日本に住み続けて日本の高校、大学といたら全く別の’’庄子 和玖’’が出来上がってたかもしれません。

ーーそうですよね。タイの学校ってもしかしてタイ語ですか?

いや、英語です(笑)タイではInternational School Bangkok (ISB)というインターナショナルスクールに通っていました。

ーー高校って一番いろんな影響を受けやすい時期だと思うんですが、高校時代をタイで過ごしたことで変わったこととかありますか?

思春期のこの時期に外国人に交わりながら英語で授業を受けて違う文化に触れて生活するというのは本当に貴重な経験だったと思います。ここでは外国人だけではなく、たくさんの日本人とも出会いました。そしてこの学校での生活が経つにつれ、今の僕の人生には欠かせない大切な、本当に大切な友達もできました。今の親友ともここで出会いました。彼ら、彼女らの存在は本当に高校の頃の自分、そして今の自分の支えになっています。今でも毎回日本に帰るたびに絶対に会うISBの友達たちがいます。あいつらと過ごすたわいもない時間はやっぱり楽しいですし、出会えた事に感謝だなっていつも思います。
この日本と違いオープンマインドな環境で4年間高校生活をした事はかなり僕の人生に影響があったと思います。

映像制作に目覚めたアメリカの夏

ーー現在は、エジプトでも日本でもタイでもなくアメリカにいる訳ですが、なぜアメリカで映像を学ぼうと思ったんですか?

2013年の夏に、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)のサマープログラムに参加したんです。日本でいうと、高1と高2の間くらいですかね。
このプログラムに参加する前の僕にはハッキリした夢はありませんでした。絵を描くのが昔から好きだったので「なんかデザイン系やりたいかなー」くらいにしか思っていませんでした。

ーー割と軽いノリなんですね(笑)そのプログラムのクラスはどんな授業だったんですか?

六週間のプログラムだったのですが、この映画制作のクラスでは生徒一人一人がショートフィルムを作りました。今このショートフィルムを見るとものすっごく出来が悪いですが、当時の僕は完成した自分のショートフィルムを自分でみて「なにこれ!めっちゃ楽しいじゃん!!」って思ったんです。それが映像製作に目覚めたきっかけですね。

ーーそれが原体験になった訳だ。

はい。それからはタイの高校(インターナショナルスクール)に戻ってからは学校のスポーツチームの動画やイベントの動画をよく作るようになり、この頃から学校では少しずつ『Waku = person who make some videos(WAKUと言ったら動画を作る人)』というイメージがつくようになりました。

ーータイ移住やUCLAでのプログラムがあって、今の自分がいるということですね。

ハッキリ言ってタイに行く前、いやUCLAのサマープログラムに参加する前までの自分は少し内気で何にも挑戦したりもせず、ただゲームとかばかりして過ごしていました。しかしUCLAのサマープログラムが終わった後、映像制作に目覚めた後の自分は変わったと思います。わかりやすいところからいうとUCLAから帰ってきてすぐ髪を茶髪に染めました(笑)人生初の髪染めでした(笑)

ーーまずは外見からっていうね(笑)

そして内面でいうと、例えば昔なら「おいデブ!」と言われたら笑いながらも傷ついてたかもしれないですけど、UCLAの後からはもうなんか何言われてもまぁまぁ平気になりましたかね。多分、細かい事を気にしなくなったのかもしれません。
あとはなんでも挑戦してみよう!という気持ちになり始めました。だから今までなら絶対興味を持たなかったスポーツのチームに参加したり、人との交流をもっと盛んにするようになったり、オープンマインドな心を持つようになりました。
そしてもっとも変わった事はもしかしたら’’夢’’を持つようになったことかもしれません。当時の僕はまだまだハッキリはしてないですが、映画を作りたい!という夢を持ち始めました。自分の人生を映画(映像)作りに捧げたい!って思うようになったんです。


vol. 2 に続く!

<こちらは過去記事です。別の自社メディアで2019年に掲載した記事の転載です。>

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