#26 サウナでのんびりする日

最高の一日が始まる

そう、旅の最終日12月25日は「サウナでのんびりする日」として制定されたのだ。制定の趣旨に照らして一日中サウナでのんびりすることとする。

ベルリンにある極楽サウナテーマパーク。前日のクリスマスイブに訪問して衝撃を受け、最終日をまるまるこじ開けてサウナに充てることにした。このマガジンでも#21人生を変えるサウナ#22天国は続くで既に登場しているので、ぜひそちらから読んでいただきたい。

おさらいしておくと、敷地内にはサウナやプールなどが計20ほどある、館内は静かにしないといけない、デジタル機器は持って入れない、サウナなどに入るときは男女ともに全裸、という感じの場所だ。

怒涛のリラックス・ラッシュ!

前日と同じように朝イチの9時に到着。受付も慣れたもの。会計に使う腕時計型のICチップを受け取って入場。すぐにバスローブとバスタオルをレンタル。バスタオルはホテルのものを1枚借りてきているが、サウナの中で敷いて使うにはレンタルした大判のタオルのほうが便利だ。

前日入れなかったサウナが山ほどある。いろいろ入ってみよう。

パノラマサウナ 2階にあり、大きな窓から施設全体が見渡せる。それほど熱くなくゆるゆるとのんびりできる。朝から全裸でいい景色を見ながらサウナに入れるなんて、こんな素晴らしいことがあろうか!

ミネラル風呂 2階の屋外エリアにある露天風呂。バスタブが2つ並んでいて、どちらも5~6人はゆったり入れそう。何やら体にいい成分が入っている的な説明が書いてあるのだがなにぶんドイツ語で読めない。

GUTEN MORGEN AUFGUSS 前日も体験したサウナイベント。こちらに詳しいリポートあり。午前10時からさわやかな香りが楽しめる。前日はミントだったが、この日はオレンジ! 日によって香りも違うのか!

アロマをたきながら熱風をサウナ中にあおいで送る係の男性が、イベントの前に何か短い説明をしていた。それを聞いた30人ほどの全裸の男女が一瞬軽く笑いに沸いたんだけど、もちろん私にはまるでわからず。ドイツ語、やっておくべきだったな……

リラクゼーションルーム 前日感動した(こちら)ウォーターベッドがズラリと並んだリラクゼーションルーム。前日はそのあとの予定のこともあったのでうとうとするのを必死でこらえていたんだけどこの日は心置きなくうとうと、というか熟睡。ぽわんぽわんのウォーターベッドで漂いながら結局10時20分から11時50分まで90分間たっぷりと寝た。

DUFTREISE 12時半からのサウナイベント。「香りの旅」という意味らしい。レモン、ユーカリ、シナモン、と少しアジアっぽいムードの香りが3種類順番にたかれて、熱風となって一人一人に送られてくる。香りが変わるたびに新鮮な驚きがあった。

TEE ZEREMONIE ティーセレモニー=茶道。その名の通り、お茶が楽しめる少し変わった趣向のイベント。サウナの中で3種類の香りがたかれるのはほかのイベントと同じだが、真ん中の炉に大きなやかんが置かれ、そこにたかれた香りと同じハーブ・スパイスが順に入れられていく。カルダモン、アニス、レモングラスと3種類入ったところでサウナは終了。外に出てシャワーで汗を流すと、バーカウンターに出来上がったハーブティが小さなグラスに入れて並べられている。これをいただくところまでが一連。

ドイツはずっと夜

この時期のドイツは13時ともなると、すでに夕方みたいな雰囲気。曇っているから余計のそう思えるのかもしれないが、ドイツのイメージはとにかく夜。ずっと夜。ドイツはずっと夜なのだなあ。

さあさ、ランチを食べに行こう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?