200916 神社仏閣2020AW

古今東西、人間のいるところ信仰あり。心斎橋周辺にももちろん神社仏閣はある。そんなアーバンなお参りスポットに散歩に行ってきた。イマドキやなあ、と思うこともちらほら。

難波神社

心斎橋から御堂筋を北に行くとフェラーリのショールームの北隣に神社が現れる。よく考えると神社の場所を説明するのに「フェラーリの北」っていうのもすごいな。

毎年元日にはここに初詣に来ているが、それ以外で来ることはほとんどない。何度か「てづくり市」的な催しを覗きに来たくらいかな。

初詣のときは、本殿に続く階段に人が溢れ、本殿の脇まで行列ができるのだが、なんでもない今日みたいな日はがらんとしていて贅沢にもひとりじめ。
上の写真左端、鳥居の外にはマリメッコのショップが見える。神社の本殿とマリメッコが１枚の写真に納まるなんてここくらいのものだろう。

手水舎は現在この状態。いつもなら水が溜まっている部分は竹で覆われている。神社ともなるとコロナ対策も風流。

龍に近づくと口からチョロチョロと水が出てくる。センサーか、それとも……(たぶんセンサー)

龍の裏側にはこんなかわいい70年代風の少女が描かれた看板もある。というか、普段は表も裏もこの子の看板なのだ。

難波神社を出てさらに北上。もはや心斎橋ではなく本町駅前、というところにあるのがこの建物。

ただのモダンなビルに見えるけど写真右奥を拡大すると

南御堂

真宗大谷派のお寺だ。

御堂筋に面したこのビル部分はオフィシャルに「山門一体型複合施設ビル」とされている。あんまり聞かない単語でしょうそうでしょう。私も初めて聞きました。全体像を公式ホームページから。

ビルだけど山門、山門だけどビル。ビルのメイン施設はホテル。なんというか、羅生門もびっくり。

そういえば南御堂と聞くと、いにしえのロックキッズや映画ファンは御堂会館を思い出すかもしれない。現在もこの山門の中に御堂会館自体は存在するが、こじんまりとした貸し会議室、貸しホールになっている。

山門をくぐると、さすがに立派なお寺。

入口の柱にそっと寄り添って立っている豚のようなキャラクターはブットンくんというらしい。なかなかかわいらしい。（画像は公式ホームページから）

除夜の鐘にはブットンくんも出動。というかそう、ブットンくん、着ぐるみもいるのだ。

さて、御堂筋沿いに戻ろう。この山門＝ビルには、向かって左右それぞれにカフェが入っている。御堂筋から向かって右はスターバックス、左はhanafruというフルーツ屋さんのFRUITというカフェ。山門にカフェふたつとはなかなかイカツい。

せっかくなのでFRUITのほうに入ってみた。

支払いはなんと「No cash, credit card only」。

御堂筋を行きかう車を眺めながら複雑なドリンクをいただく。

「アイスフルーツセパレートティ」というカテゴリーの飲み物で、私が注文したのは下半分がグレープフルーツジュース、上半分がほうじ茶。その上にほうじ茶とミントのソルベがのっている。他のも十二分に複雑だから見て！

なんかいろいろカオスだったけど、ちょっとパワーが湧いてきたような気がするから神社仏閣って不思議ですね。