ワーク・ライフ・バランスをつぎのステージに昇華させるワーク・ライフ・インテグレーションという考え方
ワーク・ライフ・バランスは心のバランス
ワーク・ライフ・バランスは、仕事と趣味のバランスをとった生き方がいいという考え方です。
僕はこの20年、ことこの12年は、ライフワークを生きてきました。このスタンスは今後も大切にしていきます。なので、ワーク・ライフ・バランスには、賛成してきました。
ワーク・ライフ・バランスとライフワークは同じでない
僕はこの20年ずっと“幸せとはなにか”を考えてきました。たぶんこれについて考えた人を整列させたら、かなり前のほうに並ぶだろうと思うくらい考えてきました。
それで、わかったことがあります。ライフワークとワーク・ライフ・バランスは同じでない、ということです。
その意味するところは、
仕事と趣味を分けないほうがいい。
仕事のなかに好きなことを溶け込ませたほうがいい。
むしろ、自分らしい生き方で仕事を貫いたほうがいい。
そう思うようになりました。
これをワーク・ライフ・インテグレーションと言います。
ワーク・ライフ・インテグレーションという生き方
ワーク・ライフ・バランスとワーク・ライフ・インテグレーションは、似て非なるものです。
ワインで言えば、ワーク・ライフ・バランスは、休暇で友人たちとワイナリーを訪れ、楽しくワインを飲むこと。
ワーク・ライフ・インテグレーションは、ワイナリーに取材に行くこと。ワーケーションになっていること。ワイナリーを訪れて経験した素晴らしい感動を綴って、そんな生き方自体をコンテンツにしていくこと。それが仕事になっていること。
ワーク・ライフ・インテグレーションで生きている人は、まだ少ないです。
でも協会の理事長さんで、たとえばオーガニック野菜が大好きで、それを追求しているうちにすっかり魅了されてしまい、食べ方はもとより、生産方法まで誰よりも詳しくなった。だから、そのメソッドを資格講座にしているという人がいます。
それと同じような経緯で、さまざまな分野の理事長さんが専門性を深めています。
これはまさにワーク・ライフ・インテグレーションになっています。
ワーク・ライフ・インテグレーションは、これからの生き方に必要な考え方のひとつです。
自分の人生でどうそれが可能なのか、ゆっくり考えてみてください。そして、あなたがそれを実践して、周りに影響を与えてください。
ちょっと残業時間を短縮するぐらいでは、本当の意味での働き方改革にはならないですよね。
ワーク・ライフ・インテグレーション(Movie)
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