スマホ脳
こんにちは、よさそう®です。
今回の読書感想は「スマホ脳」です。タイトルがインパクト大きくて思わず読んでしまいました。
要旨
要旨は表紙裏に書かれたことがすべてなのでそちらを引用いたします。
書店で手にとって、表紙裏のこの数行を読んだだけで、内容が気になってしまいました。
こんな人におすすめ
スマホを使っている人
現代人のストレスについて知りたい人
なぜ人はスマホに没頭するのか知りたい人
お子さんにスマホを持たせるか考えている人
ついついスマホを見てしまう人
歩きスマホが気になる人
電車でスマホに没頭している人が気になる人
印象に残ったところ
内容が刺激的で感心しながら読みまして、そのなかから特に私の印象に残った箇所をいくつか引用いたします。
高福祉国の現状
スウェーデンを始めとした北欧の国といえば、高福祉社会かつ経済的にも素晴らしい成績をおさめていて、人は豊かに穏やかに暮らしているものだと思いこんでいました。
日照時間の少なさや曇りがちな天候で気分が落ち込みがちというお話を聞いたことはありましたが、10%強の大人が抗うつ薬を必要としていることに驚きました。
どんなに社会が豊かでも、個々人がストレスを抱え込む怖さを感じました。
快感を欲しがり、いまここに集中できない脳
いま見ている情報よりも、次の刺激を求める欲求のほうが大きいとなると、目の前のことに集中できなくなりますよね。
たしかにスマホでニュースアプリを読む時、キーフレーズを追いかけて、スクロールして、最後に出てくるニュース一覧を写真だけ見てクリックするといったことしているなあと思い返しました。
電車の中で目の前にお年寄りが立ってもスマホに夢中になって気づかなかったり、歩きスマホで前から来る人に気づかないのは、こういう脳のメカニズムが原因なのかもしれないですね。
ヒトが噂好きである理由
ホモサピエンスが誕生してから大半の時間は狩猟採集民として暮らしてきました。それは自然や動物からの脅威から身を守る必要がありました。そして、農耕生活をし始めて定住生活となってからは、所有財産を守る必要がでてきました。
人類は危険を察知して、それを回避したり乗り越えられたからここまで生き延びてきたともいえるでしょう。
だからこそ、危険に類する「悪い情報」に関心が強くなるのだと、この一文を読んで感じ入りました。
仮にその情報の真偽が確かでなくても、ネガティブリスクがあると感じてしまったら、それがその人にとっての”真実”となり、言動に反映されていってしまうのですね。気をつけないと。
さて今回は「スマホ脳」をご紹介しました。新書で読みやすくかつ刺激的な内容なので、あっという間に読めます。スマホを傍らにおいて、読んでみるのもいいですね。
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最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、また!