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IU集(後半)

「LILAC」
レトロと新しさが融合した明るい別れの曲です。初めてMVを観た時、IU様が今までと異なるメイクをされていて、顔がアップになった瞬間あまりの美しさに涙ぐみました(笑)そして踊りが苦手だと言っていたのにしっかり踊っていたので驚きました。明るくて少し切ない春らしい雰囲気で、聴くといつも新鮮な気持ちになれます。また聴いた人に、いい予感を起こさせるような曲でもあると思います。

「Celebrity」
人生で好きな曲トップ3に入る大好きな曲です。実は最初「Celebrity」という題名を見て、IU様もついにアリアナグランデの7rings(※大好きです)のような曲を出すのか…と複雑な気持ちになりました。高校生の頃から好きなので約5年はファンをやっているはずなのに、あの時の私はIU様のことを何一つわかっていませんでした。曲を聴いてから、題名だけ見て少し落胆した自分をすごく恥じました。それくらい良い曲です。IU自身のことを歌っているようでもあり、別の誰かのことを歌っているようでもあり、聴いた人は自分自身に重ねることができます。世の中って大体恋愛か自分語りの曲で構成されているのに、ただただ人の心に寄り添うような曲を書くIU様は本当にすごいと思います。冒頭の「世界の端っこ 曲がって育った 厄介者outsider」という歌詞も本当に響きますし、特に「足跡ひとつずつが繋がった星座 その不器用な歩みが刻まれた下絵」という歌詞が私にとって本当に慰めになるんです。自分の過去を愛せない人ならきっとわかって頂けると思います。自分のグチャグチャなどうしようもない過去を、美しい表現で包み込んでくれる感じがして、大好きな曲です。

「Epilogue」
レトロな曲調で私たちに問いかけてくる曲です。まるで人生が終わる瞬間に書いたような歌詞なので、聴いた時は少し心配になりました。もしかしてIU様も去ってしまうのではないかと。ですがその後、弟さんが出演したQ &Aの動画で「私は自分が一番大切。」と言いながら自分の体にキスしていたので安心しました。この曲は人生の最後に、大切な人たちに向けて歌いたい曲だと思います。そして歌詞にあるように、何の未練もなく眠りにつくという一番大切な目標を与えてくれた曲でもあります。いつかここを去る時、「もう十分!」と満足で何の未練も恐怖もないことが一番の幸福だと思うのです。妄想を話すと、晴れた日に窓辺で心地よい風を感じながら古いラジオをいじっていたら突然流れ出した曲で、聴いたことないのになぜか知っているような気がするというのがこの曲に対する私のイメージです。

「停留所」
切なさが印象的な曲です。すごく静かで淡々としているけれど、深さがあります。私のおじさんというドラマでIUが演じたイジアンの心の内ををそのまま歌ったような曲です。一度聞いたら忘れられないと思います。

「冬眠」
IUが大きな喪失を何度も経験しながら書き進めた曲です。春夏秋冬を用いていたのが心に刺さりました。父に聴かせたら「普通「君がいない春は色褪せて見える」というような歌詞が定番なのに、「君がいない初めての春が夏が なぜこんなにも綺麗なのだろう」って書いてあったのには感心した。」と言われ、確かに…と改めて感動しました。祖母を亡くしたばかりの私には「震えているあなたのその細い肩を ぎゅっと抱きしめなきゃいけないのに」という歌詞が刺さりまくりで、聴くたびに泣きそうになります。

「Love Letter」
ようやく最後です。この曲はスケッチブックでIU様がギターを弾きながら歌っているのを初めて聴いたのですが、弾き始めた瞬間心にストンと落ちてきました。その時歌詞がわからなかったのですが、メロディーだけで本当に好きになりました。優しくて懐かしくて、ずっと聴いていたいと思わせる曲です。歌詞を知ってもっと好きになりました。まるで人生を共にしてきた亡きパートナーに向けて書いた曲という感じがして、まさに「ラブレター」なんです。切ないけど温かい曲です。

IU様は私にとって本当にありがたい存在です。
もしIU様が存在していなかったら、私は心が貧しい人間になっていたと思います。
IU様の詩のおかげで、どんなに辛い状況の中でも心の本当に隅っこにある純粋な部分を失わないで済みます。
IU様が過酷な環境の中で一生懸命息をして歩み続けてくれたこと、そして素晴らしい作品を生み出してくれたこと、たくさんの人の道標になってくれたこと全てに感謝です。
激重な愛の一部をここに置いておきます。

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