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いい加減暑い夏はいつまで続くのかなあと思いながら夏休みの出来事を振り返った日の日記です。


あつい、あつい......いい加減そういうものだと思えばいいのかもれないが、そうも思えないのが人間というもので、毎日毎日更新される灼熱地獄にはなれることなどなく、むしろだんだん弱っているようにさえ感じられる。最近はようやく朝と夜は少し涼しくなったように感じられるが、日中は相変わらずの気温。はたして秋は来るのだろうか?必ず来るのだけれどとてつもなく果てしないものを待っているかのような心持ちなのである。



夏休みの話を少し。今年の夏はアンパンマンミュージアムに行ってきた。息子のアンパンマンブームはもうとっくに過ぎているのだけれど、この暑い夏、野外系は危険と思い、室内で息子が喜ぶところ...と頭をなやませ最終的思いつたのがそこだった。最終判断は息子にゆだね「行きたい」の一声でそこに決まった。(ちなみに去年はうみの杜水族館。今年は父がコロナに感染したこともあり、行っても隣の県までと決めていた。コロナはおかげ様で家族感染はせずに済みました。)


福島の道の駅にて。

予定はつめこまず、行きも帰りもゆっくり行くことした。旦那くんは特に行きたい場所が無いようだったので、わたしの行きたい本屋さんだけ予定に組み込んでもらう。
行きの福島の道の駅で食べたソフトクリームがかわいくておいしかった。


アンパンマンの熱気球にのるチーズ。

「息子は楽しんでいるのだろうか...?」と思うぐらい、展示物を見てもあまり反応がなく、写真もすぐ動いてしまうので撮らせてくれない。恥ずかしがり屋ではある。おもしろい?たのしい?と聞くと一応、コクリとうなずくが、声も出さないし、次々に黙々と回っている様子から、ほんとにここで良かったのかと不安にもなった。
人に圧倒されているというのもあったと思う。一応時間で区切られてるのでそこまでの人の多さではなかったものの、人混みになるようなところには行かないようにしていたので、多分息子に取っては多く感じられたのかもしれない。それでもどんぶりまんやお寿司たちブースは何度も見て回っていた。

そのあとは、水遊びできるコーナーでびしょ濡れになって遊んで、アンパンマンショーを見て一緒に歌って踊って、徐々に息子の興奮度も上がっていき、ああ、そうだこの子は最初から本領発揮するタイプではなく、よく周りを見、観察し、徐々にその場に慣れていくタイプの子だったと改めて気づく。良く言えばそうなる。悪く言えば、内弁慶の外地蔵なのである。

メロンパンナちゃんのメロンパン。

そして息子は単純なので、アンパンマンショーを見てすっかりメロンパンナちゃんにメロメロになり、パン工場で買ったパンもショップで買ったお財布も全部メロンパンナちゃん一択だった。わたしがてんどんまんをゴリ押ししても全く響かなかった。(てんどんまんをぶら下げてる子をあまり見たことがないという物珍しさから息子にすすめる自分もどうかと思ったがあっけなく振られたわけです。)

お昼は行こうと決めていたラーメン屋さんが「コロナ対策のためお盆期間はお休みします」と張り紙が貼ってあり、向かいにあったコンビニでお昼を済ませることに。「せっかく来たのにねぇ」なんて言いながら、他のお店を探してもたもたするのもめんどうだし、という点は旦那もわたしと合致していて、旦那くんは関しては食にあまりこだわりがなくなんでも食べてくれるので助かっている。
車の中で同じラーメンを買って3人で食べた。ラーメンを食べたいという気持ちは捨てられなかったのだ。(笑)

曲線さん。

そして、念願の曲線さん。3年越しに行ってきました。行こうと思えば行ける距離にすてきな本屋さんがあることはほんとありがたい。旦那くんに息子を見ててもらい、じっくりと棚を見て回る。途中から飽き出した息子と車に戻っててもらい、「ゆっくりしてきて」とメールをくれる旦那くんにほんと頭が下がる思いで、この期を逃すまいと目を凝らして棚の隅々まで見た。
見れば見るほど欲しかった本で溢れていて、選書するのがほんと苦しかったけど、そうやって選ばれた本たちはやっぱり前々から欲しかった本たちで、ここで買うべきして今日まで買わずにいたんだな、というラインナップだった。

曲線さんで購入した本たち。

「まだこの本買ってなかったの?!」とお思いになる方も多いと思いますが、はい、そうなのです。(笑)やっと買えました。
本の買い時のタイミングがほんと難しいなあと最近悩んでいる。出版されたときに買えればいいのだがそうもいかない。個人出版のものは数が限られてくるから欲しいと思ったときにはもうすでにないという場合も多い。やっぱり自分が欲しい!と思った時に買いたいと思うのがすごくベストだと思ってしまう自分もいる。そうしてうかうかしている間に買い損ねて売り切れ状態になってしまった本が何冊かあるのだが......
『庄野潤三の本 山の上の家』もそうだった。欲しい!買おう!と思った時にはもうすでに遅し、あれ?この前までここのお店で在庫あったよね?と。ネットをくまなく?探したけれど、新品ではもう買えなくなっていた。半分諦めかけていたときに曲線さんに一冊ぽんと置いてあったのを見つけてすぐ手元に引き寄せた。これは買うしかない。この前、rさんが話していたことが自分にもおこっておお!となった。奇跡。
そうやってやっと買われた本たちは今家の本棚の中に鎮座している。すぐには読まれずしばらく眺められそこにたたずむだけになるだろうけど、いつかのその時が来るまで「そこにある」という安心感がわたしを幸福にしてくれているのだ。



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