わんにゃん
ひとの心も満足にわからないのに、イヌネコに過剰な感情移入できるひとがすこしこわい
殺処分も民間保護施設も人間のエゴでしかなくて、イヌネコはわたしたちと同じ言語を発しないからわかったふりして同情する
自分は味方だから、傷つけないから、でもごはんもトイレも人間の決めたルールに従って、人間が愛せるイヌネコになってね、って笑顔で抱きあげる
イヌもネコも嫌いでないけれど、ノラネコの気ままさがすきだし、神社で集会してるネコたちをみると人間社会とは切り離されたネコ社会が存在していると、安心します
人間がいなければ生きていけないのではなく、わたしたちにそういう存在がいないと人間としてプライドが保てないんじゃないかな
譲渡会開催のツイートをスクロールして読み飛ばす、スマートフォンから顔をあげると横断歩道を我が物顔で渡るノラネコ
あのネコはわたしを必要としていない
わたしもきっと明日には忘れてしまう
それでもいいんじゃないかと、青信号を待っている
作品をまとめて本にしたいです。よろしくお願いします。