キャラメルポップコーン

愛するあの人が殺されてしまうあのシーンよりも、主人公が飼っている犬が敵対する相手に殺されてしまうシーンに泣いてしまう、犬に罪はないのに、愛するあの人にもきっと罪はないのだろうけれど、人間よりもその他が命を落とすシーンは必ず泣いてしまうこと、それはあまり理解されなくて、大勢が泣くであろうシーンは真顔で画面を見てしまう、感情の置き場がわからない、わからないけれどそれはそれなんだなと観ているから、敵を恨めない、世界を覗き見る映画がすきだ、世界を浴びたいと映画を観たいときはおもっている、わたしの知らない世界、わたしのいない世界で生きる彼らをすきになる、キャラメルポップコーンの甘い匂いと一緒に彼らを記憶する


この記事が参加している募集

#スキしてみて

528,964件

作品をまとめて本にしたいです。よろしくお願いします。