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ねぎたま牛丼と新作スタバ
人生なんて案外、どうとでもなると誰かが言った。
もう十数回は観た映画がある。冒頭の十数分だけなら数十回は観ている。
質よりも量なのか、量よりも質なのか、人生はどっちなのだろうって思う。
豊富なメニューが揃っているチェーン店で、新作が出たと言うけれど、結局のところ、いつも同じメニューばかりを注文してしまう。
量よりも質なのかもしれないと、この時ばかりは思うわけである。
人生に求めるものなんて些末なことなのかもしれない。
沢山の洋服で溢れているというのに、選んでしまう服はといえば決まって同じような形の同じような色ばかりで、ハンガーラックに並ぶ服たちは似たような顔をしてお行儀よくこちらを見ているのだ。
必要としているものは量でもなく、質でもないのかもしれない。
人生に求めているものはそういうことなのかもしれない。
真夜中にこんなことを綴っている僕が求めているものは、安心感であって、自己肯定感や承認欲求でもなく、量でも質でもないのだ。
――人生なんて案外、どうとでもなるような気がしてきた。
可惜 夜-Atarai Yoru-
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