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うつで休職。手を抜くことを心掛ける

久しぶりに記事を書きます。
noteを続けて毎週書いていこうとしたことが、ストレスになってしまい、
なかなか更新できませんでした。

しかし、今回のnote内容である考え方の変化もあり、メンタルがかなり改善してきているので、今後は気の向いたときに更新しようと思います。


近況について

休職して1年6か月経過間近の現在。
前回記事から変わったことは、

  1. 傷病手当給付金が期間満期で終了目前

  2. カウンセリングに行った

  3. リワークに通い始めた

特にカウンセリングの先生とのお話で、
休むこと、働くことについての考え方が
かなり変わりメンタルが酷く落ち込むことが減ったので、
書いていきたいと思います。

とりあえずリワークへ行ってみた。

これから収入が無くなってしまう!という焦りもあり、
私は近所のリワーク(就労移行支援事業所+就労定着支援事業所)へ体験と見学を申し込みました。

これは、ハロワークで復職に向けた行動を個人で行うよりも、こういった施設を利用した方がハードルが低いと思ったからでした。
しかし、実際に体験見学に行ってみると…
丸いシールと、同じサイズの小さな丸が一面に印刷された紙を手渡されて、
「これをここにキレイに貼ってみてください」

……思っていた以上にハードルが低すぎる課題を言い渡されて、
正直、馬鹿にしているのか?とか、こんなことを永遠とやらなければならないのか?と苛立ちと陰鬱な気分になりました。

その日は丸シール課題を完璧にズレなく、完了して帰宅して、
その翌日から処方されている薬をしっかりと飲んでいるにも関わらず、
メンタルが信じられないくらい下がり、3日くらいは気が狂いそうになっていました。

あ、治ってないなコレ

それから数日後。ちょっと落ち着いたある日、思いました。
「あれ?薬効いてなくね? いや、そもそも1年以上休んでるのに改善してないじゃんコレ」

自分ではもうほぼ治りかけみたいに感じていましたが、それは薬で症状を抑えているだけで、根本が治っていない。
そのことに改めて気づき客観的に自分を確かめたいと思い、しっかりとしたカウンセリングに行くことにしました。

カウンセリング自体は一度、通院しているメンタルクリニックの有料オプションで受けたことがあったのですが、「これで6000円…?」といった感じで、これであればメンタル系の本を読んだ方がマシだな。というのが個人的な感想だったのでそこは除外です。

近所に個人で実績のあるカウンセリングがあったのでそこに行ってみることにしました。

カウンセリングで考え方を変えた話

しっかりと調べたとはいえ、前回のカウンセリングの経験もあり、
完全に私の偏見ですが、カウンセリングというのは私が話し、それをカウンセラーが否定せずにウンウンと聞いて、励ましてワンポイントアドバイスをすることだと思っていました。

しかし、今回のカウンセリングはその考えとは全く異なり、カウンセラーの方は話し好きの近所のおばあちゃんといった印象。
前半はしゃべるのが私とカウンセラーさん3:7くらいで、その内容も世間話のような内容ばかり、『めっちゃ話すなぁ、この人…こっちの話をちゃんと聞いてくれてる?』と、逆の意味で不安を感じていました。

しかし、後半。
まるで小説の伏線回収するように、私が知りたかった私のことについて、
詳しく説明をしてくれた。
その説明はモヤモヤしていた部分がどうしてモヤモヤであったのか、原因としてスッと腑に落ちるものでした。

そのカウンセリング後半の中で、どうして自分は1年以上休んだのに症状が全然改善しなかったのか。
今までの休職中の間違った過ごし方…というか考え方ですね。
それについての図を用いた説明がとても腑に落ちたので紹介したいと思います。

幸せに生きるためのバランス

カウンセラーさんのお話しでは、人が幸せだと感じるためには、
生きる上で大事な3つ(立場・身体・自分)のバランスを安定する三角形にすることが重要だそうです。

私を含め、仕事でうつになる人は、
「この仕事は自分がやらなければならない」
「休職して休みだけど、何もしないのは心苦しいから家事をしよう」
「休職中に何か今後のプラスになる生産的な事をしなければ」
など、『~しなければならない』『~すべき』といった
社会や家庭での『立場』を優先の考え方が強く

その結果、『~したい』『~はしたくない』といった『自分』を蔑ろにします。

そうするとどうなるか?
先ほどの三角形で考えると、
『立場』は大きくなり、『自分』は小さくなる。
当たり前ですが、逆さの三角形はバランスが悪く崩れます。

バランスが悪くなってきて、ぐらぐらと揺れるとメンタルが弱り、
それは、ある時にガシャンと崩れます。
つまり心が折れます。

私は一度崩れた三角形を休職して立て直したものの、
積み上げ方が以前と同じであるから、まだ苦しいのだと思いますよ。
と、カウンセラーさんに言われてなんだかその説明がとても腑に落ちました。

「すべてに全力を出すなんて無理!
がんばらない、世の中70%くらいでやっていけばなんとかなるから」

「バランスのいい三角を目指して、手を抜くことを頑張りなさい」
『自分』の土台がしっかりしていれば倒れない。
そこを目指してある程度手を抜きなさい。

そのカウンセリング後、再びリワークの体験があり、
また単調作業を行うことになりましたが、「バレない程度に手を抜いてやる」を心掛け、完璧にやり遂げることを止めた。

前回よりも、辛いと感じる負荷が減り、帰宅後も特にメンタルが落ちることもなかった。

おわりに

三角形のお話が、私にはすごく刺さり「もっと手を抜いて」をモットーに最近は日々生きています。

やることはやるけど、好きなこともやる。


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