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「水曜日のカンパネラ」のオススメ楽曲を聞いてくれ

こんにちは、はじめまして。よるのとばりです。
毎日更新したい話をしたので今日も更新します。今ハマってる音楽ユニットがあるので、その話をしようと思います。ちょうど「このバンド、いいな」と思ったタイミングとnoteお題の発表タイミングがばっちり揃ったので、書かねば!と思いまして。
しかし昨日からちまちま書き溜めていたら4000字を越える超大作になってしまいました。お暇なときに読んでいただけると幸いです。

「水曜日のカンパネラ」がここ最近の私のイチオシユニットです。
何曲かYoutubeで聞いた中で特に気に入ったものを周りにオススメしたいので、三曲プラス特別枠一曲として私のイチオシ曲をオススメしていきたいと思います。どうぞよろしく。

一曲目:「一休さん」

言わずと知れた有名なやつです。このPVのコムアイが一番かわいい。ベストオブかわいいです。私はチャイナな方も好きだけどラップパートで出てくる「虚無三」も好きです(最後のクレジットにそう書かれている)。
周りの踊ってる人たちも十人十色で作りこみに力が入ってるので、見てるだけでなんだか楽しい気分になってくる。ラスサビ手前のストップモーションみたいな表現もなんかエモがあっていい。このPV、結構「エモ」が流行りだした頃の雰囲気があると思いませんか。私は「エモ」だと思う。しかも流行り始めのころのやつ。
あとPVちょっと長いけど最後めっちゃ面白いしつい笑っちゃうので最後まで一回見てください。面白いから!お願い!

この曲はサビが覚えやすいところがものすごい好きです。つい口ずさんでしまう単調なメロディラインが最高。私も、私の布教を受けた母もふとした時に口ずさんでます。しかし単調ながら「一休さん」と「ありがとさん」と「サンキュー」で韻を踏む、「一休さん」と「一休み」をかけてくるところの技巧が強い。輝いてる。作詞・作曲を手掛けるケンモチヒデフミのファンになってしまう。好きです。

「水曜日のカンパネラ」もとい作詞のケンモチヒデフミのすごいところはラップなのにバチバチしてないところだと思います。あと連想ゲームみたいに「その単語とその単語つなげてくるのか~!ずるいな、最高だな!」というところが多々あるのが良い。

「一休さん」の個人的に好きな歌詞は「あいつがそのうち大人になったらパンクな破戒僧になりそう」です。一休さんにそんな感想抱く人初めて見たよ。最後のクレジットで一休さん役に「PUNK的破戒僧」とクレジットして伏線回収してくるところで好きポイント加点。あと「とんち利かして、とんち利かして」「とんちき騒ぎさ」はずるくないですか?そのつなげ方はどうあがいてもわらっちゃうやつだよ。ささやきっぽく歌ってくるのもずるい。

二曲目:「千利休」

立てろ茶柱!

ケンモチヒデフミ氏のラップ作詞のうまさが際立っている一曲です。最高すぎる。九割茶の話してるだけの曲。なのになぜか癖になるという恐ろしい曲です。先述した「連想ゲーム」感のある歌詞なのでぜひじっくり聞いてほしいです。ほんとに。

お茶の名前に「ヒューマンネイチャー」を混ぜてくるとことか、動物園、失楽園と「園」で韻を踏んでたところに「伊藤園、永谷園!」が入ってくるところとか。もうこれだけでずるいですね。こうやって書くとギャグの説明してるみたいで不毛な気がしてきた…聞いて面白さを感じてもらうのが一番だと思います。刺さる人には刺さるセンスの良さ。ケンモチヒデフミ氏まじでセンスの塊。

こうやってnoteに書こうと思って繰り返し聞いてたんですが、強調したい部分はラップパートでもコムアイの声を重ねて合唱みたいにさせてるんですね。今気づいた。面白い部分が聞き取りやすいので良いですね。「濃い目の抹茶で目を覚ましていけ」とかね。そういう部分に注目するとまた違った一面が見えてくるかもしれません。

一曲目に紹介した「一休さん」よりもラップ感強めです。
縦ノリも強め。私はこれ聞きながら外を散歩したことがあるんですが、このノリが歩く速度にちょうどいい。運動がてら散歩してもだらだら歩いちゃってただ疲れがたまるだけ、みたいな感じだったのが良い感じにテンポよく歩けるようになります。ありがとう水曜日のカンパネラ。

これもPVで茶筅砲という驚きの技が繰り出されるのでぜひ見てください。いい味出してます。

三曲目:「シャクシャイン」

行くぜ試される大地北海道!

イントロからの北海道地名オンパレード。私は関西在住なのでほぼ聞いたことない地名でした。でもこの曲のおかげで覚えられそうです。個人的お気に入り地名は「旭神」と「奔幌戸」。きょくしんは字がかっこいいし、ぽんぽろとは音がもうかわいい。ぽんぽろと。漢字だったら絶対読めないと思う。

これはPVでいろんなコムアイが見れるので私はすごい好きなやつです。「一休さん」のコムアイは作品の世界に入り込んでる感じするけどこの「シャクシャイン」のコムアイはおめかししたお姉さん、という雰囲気があって好き。傘をさして髪を結んでるコムアイが私のなかでめちゃめちゃかわいいと話題なのでちょっと見てみてください。かわいい。
いろんなコムアイが見れるとは言うものの、実際に多く映るのはラップしてるコムアイと傘さして髪を結んでるコムアイなので、サムネイルのような姿ももっと見たかったなあという気持ちもある。いろいろなPVでそれぞれビジュアルの違うコムアイ大好きです。毎回作りこみがうまくてかわいい。

最初のところで木魚を叩くコムアイをバックに地名オンパレードするのずるいですよね。聞いたことない単語の羅列ってお経に近いんだなぁ。その共通認識拾ってきちゃうのか、という気持ち。絶妙すぎて好きなんですよね、ほんとに。好きしか言ってないぞ私。好きなものを前にすると語彙力って消し飛びますよね。頑張って消し飛ばないようにしていきたい。

地域性が強いしラップだから聞き取れないかな、と思ってたんですけど思ったより聞き取れる。ラップって基本的に歌詞見ないと何言ってるかわからん、みたいな偏見があるんですけど(ラッパーの人ごめんなさい)、これはちゃんと聞き取れる。「マルセイバターサンド」とか。おいしいですよねマルセイバターサンド。私は北海道グルメの中で一番好きですマルセイバターサンド。

北海道の観光名所と食べ物の話をしてる曲なのでいつかこれを元に北海道の観光地を巡る旅をしてみたいな、という野望ができました。「地味に売れてるしろくまラーメン」が地味に気になる存在になりました。

特別枠:「小野妹子」

サムネイルがもうネタバレだよ!!
もうおわかりだと思います。「特別出演:山田孝之」なんですよ、これ。何も知らずになんとなく「小野妹子」の文字列だけ見て聞いてみたらいきなり出てきた山田孝之にびっくりさせられました。ぜひ映像で山田孝之が出てくるところを見てください。

小学生くらいのころに歴史を習った頃の「小野妹子って男なの!?」という誰もが通るあの衝撃を歌にした感じです。もうこれについては多くは語らない。とにかく山田孝之が出てるという衝撃がすごいので誰か他の人にもこの衝撃を受けてほしかった。そういう理由で特別枠としてイチオシしておきます。元気がない時とかに見るといいと思う。

まとめ:「水曜日のカンパネラ」の楽曲はここが良い

ここまで書いたから最後にまとめを作っておこうの気持ち。オチがないと落ち着かないからね。オチだけに。

まとめ、と題してはいますが今までの話の繰り返しというか、要約すると「コムアイかわいい~」「ケンモチヒデフミ氏まじ天才」みたいなことをつらつら書いているだけなので、斜め読みでも構いません。でもこの二点が私が「水曜日のカンパネラ」の話をする上でのサビなので何回でも書きます。好きなものは定期的に主張しないと「この人これが好きなのね」と知ってもらえない気がしてしまうので。あと純粋に何回も好きなものの話をするのが好き。

超個人的に「水曜日のカンパネラ」の楽曲の一番の良さはラップパートの歌詞だと思っています。
さんざん書いたけどやっぱり韻を踏むのが上手い。連想ゲーム的に繋いでくるのも上手い。韻を踏むって日常的に日本語を使っていてもよしやろう!って簡単に踏めるものではないんですよ。大学の講義で韻を踏んでみよう、みたいなワークショップやったけど難易度がすごく高い。単語だけなら出せるけどそれをうまく重ねてカッコ良く歌詞にできるのは才能なんです。センスと言い換えてもいい。私はラップ下手人間なので韻を踏もうとするとダジャレ連発になります。この違いって何だ。

また日常的な、おもしろさに全振りした(と私は解釈している)歌詞なのもいいですね。私は岡崎体育とか打首獄門同好会とかにハマってた時期があるのでこういうアーティストに弱い。そういうのが好きな人にオススメです。

ラップパートめちゃめちゃ良いし、ケンモチヒデフミ氏の天才っぷりが遺憾なく発揮されているのですが、サビとかのゆったり歌われるパートもヤバい。コムアイがゆったり歌うから聞き取りやすいし、またこのサビの歌詞が覚えやすくて歌いやすい。これはずるい。CMソングとかでつい覚えちゃう曲ってあると思うんです。特に意識してないけど耳に残るあの感じ。あれがサビに織り交ぜられている気がする。覚えやすいからつい口ずさんでしまう。これらのラップパートの面白さとサビの覚えやすさのダブルパンチが「水曜日のカンパネラ」の楽曲の一番魅力的なところだと思ってます。

さらにコムアイが歌うから「水曜日のカンパネラ」は良いんだ、と思っています。彼女がちょっとゆるい声で歌うからこそ、ラップのつなげ方にちょっと無理があっても「そういうもんだな」と思うし、変な歌詞でも気負わずに聞けます。サビの聞きやすさと覚えやすさも彼女の声と歌い方に関係しているのではないかと思います。あの声じゃなかったら「水曜日のカンパネラ」に対するイメージも変わっていたと思います。

あとPVごとにコムアイの服装や髪型が変わっているのも良い。変化が大きいのでそれを追っかけるために色んなPVを探してしまいそうです。PVの中のコムアイはいつでもなんだか楽しそうに見えるので、私もこんな風にいろいろ好き勝手に服を着てみたいなあと思いました。古着屋とか行きたい。

こんな風にいろんな方面で改めてじっくり観察しながら自分の好きなものの話をすることってあまりなかったかもしれない。好きなものは他にもいろいろあるけど、改めて書いてみるとこんなに書くことがあったし、結構多方面から見ることができるな、というところに気づきました。
めちゃくちゃ長いんじゃないかという恐怖はある反面、全力で「好き」を書ききったので後悔はしてないように思います。

ここまでいっぱい書いたけど、実はハマったばかりでそんなに数は聞けてないので、これからもどんどん「水曜日のカンパネラ」を聞いていきたいと思っています。これを書きながら流し聞きしてたら「ジャンヌダルク」と「マリーアントワネット」が良かったです。



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