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がん相談支援者から当事者へ(その3)

先生に紹介状を書いてもらい消化器内科を受診。
がんが初期なら内視鏡でも切除は可能だからということでした。
紹介先で再度胃カメラの検査。
その結果、内視鏡での切除は困難と診断され、消化器外科への紹介となりました。
その先生曰く、ちょうど最近消化器外科のいい先生が来てくれたから安心してください、とのこと。
その日のうちに消化器内科の紹介のもと消化器外科を受診することになるのですが、そこは大病院。
距離にしてわずか20メートル程度離れた消化器外科を受診できたのはなんと3時間後。
歩いたら10秒余りなのに。
消化器外科の診察を受け、再度胃カメラの予約。
結局紹介された病院で入院までに胃カメラを3回もすることになります。
それ以外にも入院前の検査や説明などで通院した日数は入院までに6日。
すべて有休を使うことになりました。
がんの本格的な治療までにそれだけ有休を使うことになろうとは。
初めて知りました。

検査の結果、胃の上部にがんがあるということで、上半分を切除ということになりました。
入院日はまた連絡します、と説明され入院日、手術日を待つことになります。
それまでに高額療養費の限度額認定証の手続き。
まだこの時点ではステージもわかりません。
不安な気持ちというのはあまりなく、良くも悪くもこれからの患者支援に生かせるからと思い、しっかり記録しておこうと思っていました。
手術は麻酔で眠っている間に終わるからと怖い気持ちも全くありませんでした。
ただ、最悪のことは一応考え、家のローンのこと、もしもの場合に入ってくるお金は計算しておきました。
そして6月22日に手術日が決まり、その前日に入院することになります。

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