【第二の人生】66の章:前世からのパートナーの正体
*登場人物*
萬里→主婦でお役目持って生まれてきました。お役目以外にも色々持って生まれてきたみたいです。
H氏(おじじ)→リーマン能力者(本物)萬里の指導役兼下僕。といっても、活動量も能力もズバ抜けてすごい。
龍神さんの拠点という山頂の祠を後にした。
H氏はしばらく黙って運転している。
H氏は、急に黙りこむことがよくある。
何かを視ていたり、
視えた事を整理しどう言葉にするかを
慎重に考えてるみたい。
特に今の萬里はデリケートだ。
ヘタな説明をされると、すぐに反発したり
落ち込んだりしてしまう。
その度にH氏は萬里の後ろの方から
「萬里のやる気を削ぐな」と、
こっぴどく怒られているらしい。
H氏「萬里ちゃん、以前
萬里ちゃんには傍で一緒に活動している
パートナーがいるって話したの覚えてますか?」
萬里「あぁ、ミナちゃんかと思って
嫌になった時でしょ?
でもそれは前世のダーリンとかって
意味でもないんでしょ?」
H氏「はい、そのパートナーが
先ほどやっとわかりました。」
萬里「え?!本当ですか?誰なんです?」
H氏「虎です。」
萬里「は(´・ω・`)?人間じゃなくて虎?」
H氏「虎です。萬里ちゃんの傍らに
居るのは視えてるんですけど
ずっと影しかわからなくて、
それが誰なのかハッキリしませんでしたが、
先ほどの石の祠の後ろから巨大な虎が
のそりと出てきたので驚きました。
色々と辿っていったら、
今まで影だったのが虎の姿で
ハッキリ視えたんです。
先代さん(萬里の前世)の頃
実際に飼ってた虎で、
一緒に旅をしていたようで、
萬里ちゃんといつも一緒に居る
パートナーは虎だったんです。」
(≧∀≦)
萬里は子供の頃から
なぜか『虎』が大好きだった
怖いというより安心感と
優しさを感じていた。
遠足で動物園に行ったときは
必ず虎の前で写真を撮っている。
そしてなぜか、
赤でもピンクでもなく
『黄色』に惹かれていた、
服も持ち物もベビー服も黄色を好んで選ぶ。
黄巾の乱
中国の御札の色
自分の名前
考えれてみれば『なぜ?』のハテナが
今になって納得のいく理由で解かれていく。
生まれて生きている
この世だけが総てのようだが、
色んな事が何千年も前から続いている。
これは萬里に限らずみんながそうだ。
転生するという事は
前にこなせなかった課題をこなすためと言える。
ウチへ帰って、
H氏と色々話をしている時
変な間があり
また、ふと疑問がわいた。
前世で実際に飼ってた虎なら
きっと名前があるはず!
萬里「Hさん、萬里が連れている
虎の名前って何だったんでしょうか?
わかります?」
H氏「あ~なるほど!
急に萬里ちゃんの頭の上から
漢字が降ってきたんで「なんだろう?」と
思ったらそのことですね。
ご自分の中で名前出てくるはずですよ。」
萬里「え!?漢字が降ってくる?
雨みたいに?見えたんならとりあえず
その漢字教えてください!」
H氏「『瀧』『虎』『導』
実際の名前はご自分で
お分かりになりますよね?」
萬里「ん~、今頭に浮かぶのは
『瀧』と『虎』」
H氏「それで合ってると思いますよ。
その漢字をどう読みますか?」
萬里「『りゅうこ』です。
音だけ聞いたら女の子みたいですけど
オスですよね?
なんとなくそう思います。」
H氏「名前は決まりですね。
間違いなくオスです。
二代飛び抜かして、
やっと護衛としてのお役目
果たすことができるようです。」
萬里「ん?二代?」
(´・ω・`)
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