養老孟司とイギリスの田園都市
「考える人」は、2002年に新潮社が肝入りで創刊した文芸雑誌(現在は休刊)。年4回とはいえ値段は1,400円とお安くないが、執筆陣の顔ぶれが凄まじく、充実のボリュームとなっている。なかでも目を引くのが養老先生のコンテンツだ。
創刊号だから力を入れるのはわかるが、養老先生だけで3本もある。後述のエッセイで執筆経緯が語られているが、先生は本当に人がいい。
それでは、各コンテンツのさわりだけご紹介しよう。
養老孟司とイギリスの田園都市を歩く「都市っていうのはね、結局人間の身体と