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【私の愛する高齢者シリーズ】

【私の愛する高齢者シリーズ】


こんにちは。介護老人保健施設で働く
看護師のいなむら江美です。

私の働く施設では多くの高齢者が
リハビリを含め生活をしています
半分くらいの方は認知症と診断されています

認知症と言われたらどんなふうになるのかとか、認知症の人って何もわからないの?とか
いろんな質問を受けることもあります

怖いとか、関わりたくないとかそんな
苦しい言葉まで聞くこともあります

でも、私自身は大変だとかときに困ったと思うことはありますが辛いと思ったことはありません

むしろ愛らしい、尊いと思っています

今日から少し私の経験したケースを
お話したいと思います。
私の大好きなおじいちゃんおばあちゃん
ご紹介します


超高齢のおじいちゃん
重度の認知症で家族の顔や
時間の感覚もちょっと忘れてしまう忘れん坊です
歩くときもスタッフの手を握り支えてもらい
お手洗いもスタッフのサポートが必要です
七夕の短冊に何を書きたいか?
と聞いたときに
「息子にプレゼントをかう」
そう書き込まれたんです。
息子さんも高齢者の年齢
それでも、いつまでもお父さんなんです
「あいつは何がほしいかな?」
と笑っていました
難聴で耳のそばで話すスタッフに
何度も聞き返しながら出た言葉
「俺はお父さんだから」

その方が亡くなったあとに息子さんに
お話する機会があり短冊のことを
お伝えしたら
「何も出来なかったのになに言ってんだ」
と寂しそうに笑いながらおっしゃっていました

そのおじいちゃんは私達スタッフにも
「めんこいな」「若いのに頑張るね」
とお話してくれました
スタッフは孫やひ孫の年齢
いつもはじめましてと言われたけど
いつも愛をくださりスタッフからも
愛されていました

いくつになっても子どもや孫、家族への愛は
変わらず、守りたい存在。
社会的に見たら守られる存在になって
それでも、なにかしないでいられない
自分がどこにいるか
今がいつかわからなくても
守らなくちゃならない
その強い思いが伝わってきました
私もおじいちゃんのこと大好きでした

このように施設で一緒に過ごした
おじいちゃんおばあちゃんをご紹介して
いきたいと思います
それで、認知症のイメージや
高齢者へのイメージに愛が加われば
本当に嬉しいです。


私の願い
介護される人もする人も笑顔を社会!
のんびり発信頑張ります!

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いなむら 江美

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