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コンシェルジュの役割、「ペンありますか?」

先日インタビューで、コンシェルジュってどんなお仕事ですか?と聞かれた。「コンシェルジュとは何か」という定義については、私もこの業務に就いてから一番時間をかけて考えたことだ。

イメージするのは、ホテルのコンシェルジュ。聞かれたことには何でも返す、というイメージがTVの特集などの影響かイメージをもっていた。※余談ではあるけれど、私はきっとホテルのコンシェルジュの様にシュッとしたのは難しい。性格の問題かな。

元々のconcierge。フランスでは管理人。アパートの管理人。特別サービスの要素はなくていい言葉なのだろうと思う。ただ、管理していればいい。なので、きっと。シェアオフィスのコンシェルジュとは=受付であったとしても厳密には正解なのだと思う。利用者の対応をして、入退室を受け付ける。ただ、僕はせっかく”コンシェルジュ”という言葉をもらっているなら、受付との違いについて考えた。いろいろなシェアオフィスも見てみたし、コンシェルジュと名乗っているけれど受付と感じる人など自分の主観で見て整理していった。

コンシェルジュを意識して立ち回っていて、私自身が整理がついたのは、今回のタイトルの「ペンはありますか?」というところに行きつく。自身がコンシェルジュと名乗っているなら、利用者のお困りごとには対応できるようになることをまずは目指した。その一番シンプルな問い合わせがこのタイトルのような質問だと思う。

利用者の方からの質問は以下のようなものがある。

・この近くでおススメのラーメン屋さんはどこですか?
・コピーできますか?
・Wi-Fiが上手く繋がりません

この辺りは日常的によく聞かれる。慣れると、聞かれる前にこちらから声をかけることもできる。Wi-Fiつながりましたか?とか、もし上手くつながらなければおっしゃってくださいね!とか。

話変わるが、尾道のシェアオフィスを利用される方には、クリエイター、企業で働く人、移住者、移住希望者、観光で訪問された人、地域の人など多岐にわたる。すると、上記の質問もこう広がる。

・尾道で暮らすにはオススメの場所ってありますか?
・ホームページを作りたいのですが、クリエイターさん知りませんか?
・自転車で周るのにいいコースありませんか?

話をまとめると、私は、これらのお困りごとあるいは希望を聞いて何かしらを返すことはすべてコンシェルジュとしての役割だと思っている。相手の問いに対して、どうすれば相手の満足や解決となる答えを返せるか。これを行うことが、自分が意識するコンシェルジュ像である。

※以上、整理した思考をnoteにもメモしておく。

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