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インプットよりアウトプットが大事である3つの理由

noteと日経が共同主催した「キャリアアップにつながる情報発信術ーーニュースを読んで、書くーー」というイベントを視聴したら、自分がインプットに偏りすぎていることに気づかされました。

「情報発信術」とありますが、広報や宣伝担当、ライターや編集者にかぎらず、あらゆる職業のビジネスパーソンに役立つ内容です。

わたしが得たいちばんの学びは、インプットよりアウトプットが大事ということ。

その理由を3つ説明します。記事を読み終えたら、あなたもアウトプットしたくなること間違いなしです。

1. アウトプットしないとインプットは定着しづらい

ここ2年ほど、ウェブ会議のシステムが浸透したおかげでオンラインのセミナーや講義は充実していますよね。

以前より多くの情報をインプットしている満足感がある反面、受けっぱなしになってしまい、業務に活かせていないと思うことはないでしょうか。

わたしはあります…。日々、コピーライティングの講座を見つけて受講しているのに、自分の力になっている気がしなくて不安なのです。

実はこれ、「アウトプットしていない」ことが原因。

イベントの中で、石田裕子さん(サイバーエージェント専務執行役員)は、「アウトプットを習慣にしてはじめて、インプットの意味に気づいた」と話していました。

アウトプットしないと、ただ情報を浴びているだけになって、すぐに流れ出てしまう。せっかくのインプットが自分の中に定着しづらいのです。

でも、それをなんとか自分の力で整理したりまとめ直したりして、なんらかの形で発信すれば、リターンが期待できる。

石田さんは「自分で整理し、誰かに伝えるそのプロセスが自分のためになる」と言っていました。

わかっているだけではなく、誰かにわかりやすく説明できる。これが本当の意味で理解し、自分のものにできたということなんです。

2. 価値ある情報をシェアすることで、自分も成長できる

インプットばかりして、アウトプットしないのはもったいない。でも、アウトプットしないのは何か理由があるのかもしれません。

一つには「自分が苦労して得た体験をシェアする」ことに抵抗があるからではないか、と思います。

イベントのモデレーターを務めた徳力基彦さん(noteプロデューサー)は、このような情報ためこみ型の姿勢を「恥ずかしさの壁」「昭和の価値観」と分析していました。

わたしはこの言葉を聞いた瞬間、リアルに「あ〜〜〜」と声が漏れました。その通りすぎて、心の共感ボタンを連打。

徳力さんはこう続けます。「昔は情報を持てば持つほど、隠しておくほど強くなるイメージだったが、今は言っちゃったほうが間違ってても(周りが)教えてくれるから自分も成長できる

そうなんです。セミナーや講習でインプットした情報に価値があるとしても、わたしの頭の中やノートにあるだけだとどうでしょうか。

間違って覚えたり誤解したりしている場合、誰にも指摘されないのでそのままになってしまう。

あるいは正確に覚えていたとしても、時間が経ってわたしが忘れてしまうと、残念ながら価値も一緒に失われてしまいます。

でも、たとえばnoteの記事にしてシェアすれば、自分自身で振り返ることができて情報が定着するし、記事を見ただれかのヒントにもなる

まさにアウトプットすることで、インプットに意味が生まれるのです。

3. 情報を発信すればするほど、いい情報をキャッチできる

この話には、とても納得しました。

と言うのも、わたしは少し前に、KIRINの平山さんに触発されてnoteの運用について記事を書いたのです。

そうしたら先日、平山さんがゲストの「なぜいま法人がnoteを選ぶのか?〜効果が得られるはじめ方・つづけ方〜」というイベントがあることを知り、ライブで視聴できました。

自分が記事をアウトプットしたことがきっかけで、平山さんに対するセンサーの感度が上がり、このイベント情報をキャッチできた、ということです。

だから、もっと学びたい・知りたい・上手くなりたい分野があるとしたら、まずはアウトプットを習慣にするといいです。

そうすれば、自分のアンテナが自然と情報を見つけやすくなったり、キャッチしやすくなったりします。

【まとめ】アウトプットによって、インプットの価値は上がる

アウトプットって難しそうだし、整理したりまとめたりする時間が取れない…そんな人も多いと思います。

サイバーエージェントの石田さんは「Twitterで発信することも立派なアウトプット」だとアドバイスしていました。

わたしもイベントの視聴中に、できるだけ実況ツイートをしようと心がけました。

こんなつぶやきでもライブ中にしておくと、初めて触れた時にビビッときた情報をあとから簡単に探せますよね。

インプットした情報の塊から、心動かされたポイントを抜き出す。たとえ140字でもアウトプットすれば、何もしないよりインプットの価値は上がります

そのために重要なのは、アウトプットとインプットのよいサイクルを身につけること。わたしも、Twitterでの発信をもっとがんばりたいと思っています。

ついついTwitterを見てしまう人も、むしろTwitterをアウトプットの場として使ってみるのはどうでしょうか。

記事で紹介したイベントはアーカイブで見られます

(1)伊藤羊一さん・石田裕子さん出演! 日経COMEMOの人気著者に聞く、仕事に役立つ「ニュースの活用術」

ゲストのお二人による「発信のコツ」や「記事にオリジナル性を持たせるやり方」など、すぐに実践できてモチベーションが上がる話がたくさん聞けます。

(2)なぜいま法人がnoteを選ぶのか?〜効果が得られるはじめ方・つづけ方〜

法人だけでなく、個人やグループでnoteを使って発信したい人にも役立つ話が満載で、メモを取る手が止まりませんでした…!

記事を読んでいただきありがとうございます。これからもコピーライターとして得てきた経験や情報をアウトプットしていきますので、ぜひスキやコメント、フォローをお願いします。

Twitterのフォローもお待ちしてます

文:シノ

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