「遺伝子検査」と「わたし」のあいだがら(後編)
※あくまでも遺伝子に関する個人的見解を書いています。
今年も残りわずかですね。またまた久々投稿になってしまいました。「遺伝子検査」と「わたし」のあいだがらの前編では、主治医が交代になって、早々に遺伝子検査の受検を提案されて超驚いた。ガン相談センターで主治医へのモヤモヤな気持ちを聞いてもらってから帰宅した、という所までお伝えしました。
その後、家族にどのように伝えたのか、検査を受けたのかどうかについてお伝えしたいと思います。
夫にはすぐに検査のことを話して、姉たちには帰省したときに話をしました。夫より姉たちに話をする方が、反応が予想できなかったので、少しドキドキしました。
夫は私の話を一通り聞いたあと「現時点では遺伝子検査で全てが分かるわけではないから、参考程度にしかならないと思う。よーりーが決めたらいいよ。ちなみに僕は受けなくてよいと思っている。少なくとも急いで判断しなくてよいと思う」と、ほぼ想定内の反応。
主治医から遺伝子検査を提案されて数か月後、実家に帰省しました。姉とは子どもの頃から、なんでも相談する関係なので、まず姉に相談することにしました。姉には小学生の子どもがいるので、時間をとってもらうのもなかなか大変でした。
どうにか時間をとってもらい、私から遺伝子検査の概要を伝えたあと「判断材料が少ないこともあって、今すぐ検査受けるつもりはないんだ。けど、遺伝子検査だから姉ちゃんにも関係ある事だし、『検査、うけてほしい』と思っているなら言ってほしいんだけど、どう?」と聞いてみました。姉からは「今は検査うける気がないというのにちょっと驚いた。まあ、よーりーが決めたらいいと思う。自分の身体のことは自分で検査受けて調べたりするから、気をつかわなくていい」と言われました。
姉の言葉にすごくホッとしました。わたしは知らず知らず「姉や姉の子どものために、遺伝子検査受けるべきなのでは」と余計なものを背負っていたのだと思います。いやはや、家族が関係してくると、冷静に物事を考えることが難しいなと強く感じました。
また姉と話をして気づいたのですが、私は白黒はっきりさせないといけないという思い込みがありました。なので「今すぐは検査うけない」というある意味あいまいな考えを伝えたら、どんな反応がかえってくるだろうかという不安もあったと思います。
夫や姉と話をして、「主治医は遺伝子検査を提案したけど、今すぐは受けたくないという自分の気持ちを尊重していいんだ」と思えました。そう思えたおかげか、その後も定期的に主治医の診察を受けに行っていますが、モヤモヤすることなく、コミュニケーションをとることができています。
引きつづき、遺伝子検査について情報収集をして、納得のいく選択をしていこうと思います。
後編は以上です~。
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さて、今年最後のnote投稿になると思います。ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。
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