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私と*最悪な主治医*とのあいだがら

ハイタイ!わきよりこです。
前回は「夫の実家は、夫に任せてみた」について書きました。今回は、私がお世話になっているA病院で出会った山田医者(仮名)についての話です。
医者との関係に限らず、「この人は苦手だけど、早々に担当を代えるのはちょっと・・」といったケースはあると思います。私の体験が、なにか参考になれば嬉しいです。

当時わたしは、定期検査のため、自宅から遠いところにある病院に年1回のペースで行っていました。あるとき胸に違和感を感じ、もし病気がみつかった場合は、通院が困難なので、自宅近くのA病院に紹介状を書いてもらいました。翌月、夫と共に、その紹介状を持ってA病院に行きました。
夫と待合スペースで待っていると看護師に呼ばれて、夫は「僕は待っているから、必要な時は呼んで」と言うので、私は一人で診察室に行きました。

診察室にはいり、挨拶をしたあと、紹介状を読んでいた山田先生が「この先生は、なんで最後まで患者の面倒みないんだ!・・ったく」と大声で言ったのです。わたしは目が点になり、「(怖いなぁ、まずは事情を聞いてくれよと心のなかで叫びながら)万が一、病気がみつかった時のことを考えて、わたしがお願いして紹介状を書いてもらって、こちらに伺ったんです」と事情を話しました。

その後も山田先生が不機嫌そうだったので、わたしは診察室をでる頃は「この先生が主治医になるんだよなあ。精神的にきついわ。でも遠い病院に通うのもきついわ。」と今後のことを考えると不安でいっぱいでした。待合室にいた夫が「先生の不機嫌な声が聞こえたけど、大丈夫?」と言うので「大丈夫じゃない!」と即答しましたww。
帰宅して一息ついたあとに、夫に「検査結果で問題なければ良いんだから、今は考えるのをやめるー。結果でてから考えるー。」と言いました。

検査や検査結果説明を聞くプロセスのなかで、山田先生に悪気はなく、コミュニケーションスタイルのクセが強いだけなんだな・・と私は気づきました。先生と看護師のやりとりをみていると、「正直というか、思ったことをそのまま口にだす先生なんだなあ」とか「先生のオヤジギャグで看護師さん困っている様子だけど、本人はコミュニケーションのつもりなんだろうな。周囲とコミュニケーションとる意思はあるんだな」と思ったのです。
ガンがみつかり山田先生との付き合いが続くことになりましたが、人柄がなんとなく把握できたので、この人と一緒に治療がんばろう!と決めました。

この記事を書くために、当時の私と山田先生との関係について、夫に聞くと興味深いことを言われました。「よーりーが『この先生、悪い人ではない』と気づいたから関係が築けるようになったというのもあるだろうけど、ガンがみつかって先生は『紹介状に関して納得いかない点はあるけど、目の前の患者を助けよう』という覚悟ができたんだと思う。だから、よーりーとも信頼関係が築けるようになった、と僕は思っているよ」と。
それを聞いて私は「確かに、相手が覚悟をきめた時って、関係に影響を与えるよな。ガン告知されてしばらくは自分のことで精いっぱいでよく分からなかったけど」と思いました。

A病院の事情で、一昨年、主治医が交代になりました「次回から、僕ではなく、違う先生が担当になるから」と山田先生に言われたときは、寂しいなと思いました。第一印象最悪の先生だったので、寂しいと感じている自分にちょっと驚きました。^^

・山田先生、元気にしてるかな~。
・「主治医のことは、あとで考える」と、先延ばし作戦してよかったな~。
・ビビリながらも、先生に言うべきことをいったワタシ偉かったな~。
二年経った今だから、冷静に当時のことをふりかえることができています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。今年も残りわずかですね、健康第一でお過ごしください。

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