「寄居町を変革する一日:『SPARK∞BUSINESS MEETUP』で描く未来の輪郭」
『SPARK∞BUSINESS MEETUP』が拓く寄居町の新たな地平
先日寄居町商工会の新拠点である「SPARK∞BUSINESS MEETUP」に参加してきました。「SPARK∞BUSINESS MEETUP」は、寄居町商工会が主催するイノベーション拠点「SPARK」で開催されるビジネスミートアップであり、地域経済の活性化と新たな産業創出を目指しています。このイベントは、地域企業や関係者が集い、寄居町の未来について共に考え、行動を促すための貴重な機会を提供する場となりました。
寄居町の革新を支える新拠点とそのビジョン
2024年2月8日に埼玉県大里郡寄居町にある「SPARK」で開催されるこのイベントは、新たなイノベーション拠点の紹介、地域の未来を想像するワークショップ、そして建築士やデザイナーによるトークセッションなど、多岐にわたるプログラムとなりました。我らが尾形さんや根岸さんも登壇。
このロゴもかっこいいですよね。商工会らしくない!?だからこそいい!そもそも商工会らしさとはなんぞやって話になってしまいますけど、こういうイケてる商工会の拠点があるのは大賛成です。
このロゴのデザインをされたのが一般社団法人 ZUAN UNION / 図案連合 代表 兼 CCOの安川 宏輝さん。
安川さんもこの日スピーカーとして登壇されていましたが、なんとかの有名なバンタンのトータルブランディングを手がけられている方だそうです。大学時代にアパレルの世界に目覚めて、大学時代はセレクトSHOPの店員としてアルバイトをしていた僕ですが、アパレルに目覚めることがもう少し早ければバンタンへ進学…という選択肢もあったかもしれません。当時、クリエイティブやおしゃれな道に進みたければ「バンタン」というイメージがとても強かったので、現在そのバンタンのトータルブランディングを手がける安川さんのお話を聞けたことも貴重な時間でした。
そして個人的にとても印象深かったお話が、株式会社なとね 代表取締役/一般社団法人離島総合研究所 代表理事の上田 嘉通さんのお話。
寄居町出身で離島の専門家という異色のキャリアをお持ちの上田さんですが、今までで200の自治体に関わっているそうです。全都道府県全市町村に関わりたい自分としてはまさに憧れ!目標!
そんな上田さんのお話の中で印象深かったのが陰陽のお話。どちらがいいとか悪いとかではなく、町には陰陽があると。陽の町というのは外から人を招いてオープンにやっていく方向。
陰はその町の歴史や文化、すでにあるコンテンツを掘り下げていくということ。その話を聞いたときに思ったのが、僕の地元の町も完全に陰だなと。
陰は陰で掘り下げていくことによって新しい魅力や価値を発見できるんですよね。陰と陽は表裏一体ですから、陰を突き詰めれば陽に変わるかもしれませんし、陽を突き詰めれば陰に変わるということもあるかもしれません。貴重なお話でした。
そしてそしてさらに、この方は今後SPARKを拠点に何かしでかしてくれそうだぞとお話を聞いていてシンパシーを感じたのが、クリエイティブディレクターの柳川 雄飛さん。
なんとあの渋谷区100人カイギ・SMALL STANDARD SHIBUYA共同発起人の方なんだとか。なんか「渋谷区100人カイギ」というのはよく聞いたことがあったのでその方か~!とちょっと感慨深くなりました。
そして、株式会社シバサキ製作所 取締役会長の柴崎 猛さん。寄居町を代表する企業の一つである「株式会社シバサキ製作所」の取締役会長にして、令和3年まで第6代寄居町商工会長、平成28年(株)まちづくり寄居代表取締役でもあります。柴崎さんのお話を聞いていて学び続けることの重要性をヒシヒシと感じました。諸先輩方が今でも学び続けながら走り続ける姿勢を見ていると、とても刺激を受けますね。
寄居町の活性化と創造性への追求
このイベントの目的は、寄居町の魅力と可能性を再発見し、地域経済の新たな動きを生み出すことにあります。地域の起業家や企業が一堂に会し、未来の産業創出やまちづくりについて議論することで、寄居町の発展に貢献する新しいアイデアが生まれることが期待されます。
『SPARK』から学ぶ地域活性化の生きた事例
過去には、同様のイベントが地域コミュニティの強化や新事業の立ち上げに成功した例が数多くあります。これらの事例は、SPARK∞BUSINESS MEETUPが寄居町にとってどれほど重要なイベントであるかを示しています。
地域活性化の成功事例は、『SPARK∞BUSINESS MEETUP』の理念と目標を体現する上で重要な役割を果たしています。寄居町のような地方都市では、新しいビジネスモデルやコミュニティの強化が、地域の経済や文化を豊かにする鍵となります。以下に、『SPARK』の活動が触発することが期待される、他地域での成功事例をいくつか紹介します。
事例1: 地方都市のコワーキングスペースによる地域再生
ある地方都市では、放置されていた古い建物を改装してコワーキングスペースを開設しました。このスペースは、地元の起業家やフリーランス、学生などに新たな働く場所を提供するとともに、ワークショップやセミナーを定期的に開催し、地域コミュニティの活性化に貢献しました。この取り組みは、地域に新たなビジネスの機会をもたらし、若者の地方流出を食い止める効果をもたらしました。
事例2: 地域特産品を活用した新規ビジネスの成功
別の地方都市では、地域特産品を活用した新規ビジネスが立ち上げられました。地元の農産物を使った加工品や、地域の伝統工芸品を現代的なデザインで再解釈した商品が開発され、これらは国内外で高い評価を受けました。このビジネスは、地域のブランド価値を高め、新たな雇用機会を創出することに成功しました。
事例3: 地域コミュニティによるイベントの成功
地方の小さな町では、地域住民が中心となって様々なイベントを企画・運営し、地域外から多くの訪問者を引き寄せることに成功しました。これらのイベントは、地域の文化や伝統を紹介するものから、現代的なアートイベントまで多岐にわたります。イベントを通じて、地域の魅力を再発見し、経済活動にも大きなプラス効果をもたらしました。
事例4: 地方自治体と民間企業の協働による地域振興プロジェクト
地方自治体と民間企業が協働で地域振興プロジェクトを立ち上げた事例もあります。このプロジェクトでは、地域のインフラ整備、観光資源の開発、新規ビジネスの支援などが行われました。公私の資源を結集することで、地域の持続可能な発展を促進し、長期的な経済効果を生み出しました。
これらの事例から学べることは、地域活性化には多様なアプローチが必要であり、『SPARK∞BUSINESS MEETUP』のようなイベントが、地域の潜在的な力を引き出し、新たな価値を創造する重要なキッカケになり得るということです。寄居町でのこの取り組みは、地域経済の活性化だけでなく、人々が地域に誇りを持ち、積極的に関わろうとするコミュニティの形成にも寄与することでしょう。
『SPARK∞BUSINESS MEETUP』から生まれる具体的な行動計画」
参加者は、イベントを通じて得られた知識やアイデアを自身のビジネスやプロジェクトに応用することができます。また、地域の他の企業や起業家とのネットワーキングにより、新たな協力関係を築くことが可能になります。このイベントは、新しいアイデアと地域の可能性を結びつけ、実現可能なプロジェクトへと落とし込むプラットフォームを提供します。以下に、そのための方法論を詳述します。
1. コラボレーションの促進
『SPARK∞BUSINESS MEETUP』の最大の特徴は、異なる分野の専門家や地域住民が一堂に会し、アイデアを交換できる場を提供することです。キックオフイベントということもあってか、寄居町の町長も参加されていましたよ。
この交流は、新たな協力関係の構築を促し、地域の課題解決に向けた共同プロジェクトの立ち上げを可能にします。プロジェクトの立ち上げに慣れているメンバーも多そうですし、寄居町の風土や商工会のバックアップなどもありすんなりと物事が進んでいきそうです。コラボレーションは、個々のスキルやリソースを結集し、より大きな目標を達成するための鍵です。
2. イノベーションの推進
今後のイベントでは、新しいビジネスモデルや技術、地域資源の活用方法についてのセッションが頻繁におこなわれていくことと思います。これらの情報提供は、参加者が自らのプロジェクトやビジネスに新たな視点を取り入れ、イノベーションを推進するための触媒となります。また、寄居と東京の二拠点生活をしている共創プロジェクトのファシリテーターである株式会社グラグリッドの尾形 慎哉さんもいらっしゃいますので、実践的なワークショップを通じて、アイデアを実際のビジネスプランに落とし込む方法も学んだりすることができるでしょう。
3. 地域資源の活用
僕も寄居町に足を運ぶようになってまだ数か月。寄居町に住まわれている方と交流を持ったり、フィールドワークなどを通してわかってきた部分もありますが、まだまだ圧倒的に寄居町のことを知りません。陰陽の話ではないですけど、まだまだ寄居町の文化や歴史を深く、より深く学んでいく必要があります。寄居町には、未だに活用されていない多くの資源、僕自身が気づいていない資源があるはずです。『SPARK∞BUSINESS MEETUP』では、これらの資源をいかに効果的に活用し、地域経済に貢献させるかについてのアイデアも今後共有されていくと思います。例えば、地域特産品を活用した新規ビジネスの提案や、歴史的な建造物を利用した観光プロジェクトなど、多くのことが考えられるでしょう。
『SPARK∞BUSINESS MEETUP』であなたも寄居町の未来を創造しよう
今回は新拠点立ち上げのキックオフイベントとなりましたが、次回は4月に交流会を予定しているそうです。
今回も交流会があり数名の方と名刺交換をしたりお話させていただきしたが、寄居町の方だけではなくて町外から訪れていた方も多い印象でした。
私がお話させていただいた方もそうでしたが、きっと何かしら寄居町にご縁があった方たちが寄居町の新しいスタートをお祝いしにきたのではないかと思います。個人的にはたまたま名刺交換をされた方が、僕の中学・高校の後輩に会ったことがあるということを知り、世の中の狭さを痛感した日にもなりました。
地域経済の活性化に興味があるすべての人々、特に起業家やビジネスオーナーは、このイベントに参加して、寄居町の未来に積極的に貢献する機会を得ることをおすすめします。
参加を通じて、地域の発展に寄与し、新たなビジネスチャンスを発掘することができまるでしょう。
さあ、この場所からスパークしていきましょう!
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