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コミュニティづくりにスポーツを!まとめて面倒みましょう多様性と一体感

こんにちは。健康まちづくり事業プロデューサーの石井です。


私の略歴だったりやっていることは下記の通りです。

・2011年に起業して丸13年
・初期にNPO法人ETICのSVSM(社会起業家支援プログラム)に選ばれる
2022年12月より、ETICが主催するBeyondWorkβに参画
・2015年~小学校2校の放課後子ども教室のコーディネーター(2024年からは4校の予定)
・2018年にまちづくり会社・まち活かし会社を同世代の経営者で立ち上げ、コミュニティスペース兼レンタルスペースのYORIAI西川口を運営
・小島よしおさんとミニ運動会の進行を一緒にしたり、シンガーソングライター秦基博さんのデビュー15周年記念でスポーツテストを担当
・登録者300名以上のスポーツ事業者向けコミュニティ(スポーツ×地方創生×ソーシャルビジネス)を運営
・中・高と野球部で、中学で主将をやった一方、高校はほぼ試合に出れずに裏方だったが、最後の春夏で奇跡的にベンチ入り
・大学3年~4年の一時期は、つくば・川口・ひばりが丘の3拠点生活
・大学時代に起業を志すも失敗し、卒業間近から就職活動スタート
・就職1社目は、売れない営業マンで表現力を磨くために100人100日ミュージカル参加
・高校の伝統行事50kmマラソン、高校3年間は途中で歩いてしまったが、32歳でOB参加して途中で歩くことなく完走する
・33歳で(最高気温37度だった)真夏のフルマラソン完走(一般的な公園のランニングコースを46周)
・震災後、石巻や南三陸、陸前高田、釜石、南相馬、富岡町、いわきや、長崎から熊本へカーシェア用の車を運ぶなど震災ボランティアも行い、あと4県で全国制覇
・2020年~2022年の約1年半、埼玉県春日部市シティセールス広報課のマーケティングを担当(複業としての関わり)

2024年度に入り、独立して14年目となりました。

毎年積み上げている活動実績集を更新しました↓↓

まだ改善の余地はあると思っていますが、ロジックモデルも合わせて更新しました↓↓

これまで、
・スポーツコミュニティづくり
・(健康や交流できる)拠点づくり
・子ども会等の地域コミュニティ組織の継続やアップデートのサポート
・行政事業との関わり
などで、地域×スポーツや健康まちづくりに向き合ってきました。

様々なセクターとの関わりから、単独ではどうにもできないことも体感し、隙間を見つけて自力で何とかなることを優先して注力してきた13年間でした。

ただそうすると影響力が小さいので、積み上げてきた実績を効果的に転嫁しなくてはという、そんな葛藤も抱えながらの14年目のスタートです。

そして4月26日(金)20時~は、オンラインイベントを開催しますが、こちらの書籍の共著者お二人と鼎談をさせていただきます。

・競技大会に出場することがスポーツ活動なのか?
・スポーツ活動に指導者は絶対必要なのか?
・スポーツ=習い事(教えてもらうもの)という認識が強い
・スポーツはオンの活動?オフの活動?/「部活動を引退する」という言葉の違和感
・スポーツクラブの本質とは社会的組織である(競技レベルだけでゆるいか否かを判断される違和感)今時代が求めているのは、生活を豊かにするスポーツを主体的に実践する力
など、自分自身がこれまで形にしてきた考え方が言語化されている書籍とも言えますし、取り組んできた方向性が間違っていなかったという勇気もいただきました。

今回は参考まで、いくつかの観点で、こちらに記載されていることと、自身が運営するコミュニティ(きゅぽら)の実態を照らし合わせてみたいと思います。

「ハイレベルな競技スポーツ環境は学外に移し、部活動は主体的な余暇スポーツを学ぶ教育の場として残すことを提唱」

これに関して、多世代型のスポーツをやっている現場から思うところとしては、特にバレーボールやバドミントンでは、ネットを準備する作業が必要になりますが、(例外も一部ありますが)種目を問わず、部活経験者ほど準備に関わっていただける傾向にあると感じますので、「主体的な余暇スポーツを学ぶ教育の場」の必要性は痛感しているところです。

また、
・部活をやっていて物足りない学生
・部活をやっていない学生
・今、中学生で高校で始めたいと思っている
・部活は辞めてしまったけど続けたい
など様々なバックグラウンドをもった学生が参加しに来ていますが、こちらの思いとしては、スポーツが生涯楽しめるものであってほしいと思い、経験度合いを問わず受け入れられる体制をとっています。(旧来の部活に染まっていない学生ほど、多様な楽しみ方に柔軟に対応できるとも感じています)

一方、活動を始めて丸13年が経ち、最初からずっといる人は数えるほどしかいませんが、参加回数は多い人で300回を超えています。その中のお一人からは、(9年間で)300回を達成した際に、「きゅぽらのバレーボールに出会って人生が豊かになりました。」というお言葉をいただきました。一言にまとめた時に、「人生が豊か」というフレーズが聞けたのはありがたいことですし、なぜ豊かと感じていただけたのかを掘り下げると、主体的というのがやはりキーとなるのではと思っています。

この方の場合、ただバレーボールに300回参加しただけでなく、下記のような関わり方の広がりがありました。
・バレーボール以外の種目や子供向けイベントに親子でも参加していただいたことがある
・参加しているのみならず、率先してネットの準備をしていただいたり、子供向けイベントの企画にも関わっていただいたことがある
・SNS(主にFacebook)の方でも参加者とコミュニケーションができている

こうした貢献が、時に煩わしいと感じるかもしれませんが、人生の豊かさにつながってくるでしょうし、こういう方を増やしていければよいのかなと思っています。

競技大会に出場することがスポーツ活動なのか?

自身が運営しているコミュニティは、多世代型であり、エンジョイ型ですが、毎年年末にアンケートをとると、「大会を開催してほしい」「チームをつくって大会に出たい」という意見が若干名あります。。

今後考えが変わることもあるかもしれませんが、挙がってきた意見には柔軟に対応したいと思いつつも、現時点では、自身のコミュニティ主催で大会を開催することは、目指している多様性・包摂性に反するのではないかと考えています。

また、コミュニティで掲げている3つの使命のうちの一つに、「新しい楽しみ方の追究」と記載していますが、これに関しても、(スポーツが)大会に出ないとモチベーションを保てないようなものであってほしくないと思っていますし、これからは、一人ひとりが主体的に楽しみ方を創造していっていただきたいなと思っています!

一方、著書を読んだ感想としてこういうものもありました。

パラスポーツも競技偏重

こちらも納得というか、マイナースポーツで同じようなことを感じています。

例えば、バレーボールだと、ソフトバレーボール、ビーチボールバレー、インディアカなど、通常のバレーボールよりは易しく、レクリエーション協会に所属するいわゆるレクリエーション型のスポーツが存在しますが、結局これらのスポーツにも大会が存在し、どんどんレベルが上がっていて競技偏重傾向にあるということは感じていたので、パラスポーツの傾向と同じものを感じました。

あと、こちらはいかにも日本特有の現象なのではないかと感じてもいますが、、最初は一人で参加する人が多いですが、コミュニティで仲間ができると、一部「〇〇さんが行く時に合わせて行く」と横を見て参加を決める人が出てきます。コミュニティをやっている以上、孤立せずに仲間をつくってほしいと思いつつ、このようなことが起こると、人数のアンバランスが生じるのでコミュニティ運営は難しいと実感しています。(閉鎖性の完全排除が難しい)

こちらの記事も参考になります↓↓

最後に、部活動も含めたこれらの問題には、公共施設利用のあり方も要因に絡んでいると考えます。

全てではないかもしれませんが、基本的に、"特定少数"の利用が良しとされているので、閉鎖的なコミュニティが増えていく一方です。(スポーツの閉鎖的なコミュニティの例としては、新しい人に関しては、上手な人だけ歓迎される雰囲気ができてくるというのがあるあるだと思われます)

利用する側の立場を経験してきているので、私自身施設管理者になることにも非常に興味がありますが、私が理想と考える施設管理者は、何十年も前から存在するルールに基づいて団体を取り締まることばかり考えずに、一つひとつの団体が地域に貢献する団体となるよう、人集め、活動の広がりなど、あらゆる面でサポートできる立場になることです。(コワーキングスペースが役割をコミュニティマネージャーと位置づけているイメージ)

閉鎖性を取っ払うためにも、スポーツ庁が取り組むこのようなものはどんどん進めていくべきですし、自身が取り組んでいる体力測定事業も絡められたらと思っています↓↓

以上、長々と綴りましたが、4/26(金)のオンライン鼎談の詳細は、下記をご確認いただければと思います!

4/10時点で20名ほどの方が参加予定となっていますが、まだ参加の方は受け付けていますので、ご興味ありましたら!


追伸:4/21(日)に開催する街歩きイベントの詳細はこちら↓↓


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