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フットサルで広がるメンバーの輪

1.2011年当時の状況と集客方法

独立して総合型地域スポーツクラブをやると決めて、
一番最初に始めたのが"異業種交流フットサル"です。

2011年4月~開始しましたが、
当時は東日本大震災の影響で、計画停電もやっていました。

公共施設は避難所にもなっていて使いにくかった一方で、
民営のフットサルコートを借りれたのはありがたかったです!


また集客に関しては、
つながりがあるわけではなかったので、0からの状態でした。

当時はmixiのコミュニティも利用していましたし、
ポスティング(チラシをポストに投函)もしていました。

ただポスティングするにも、
表札が何もないところにするのも紙の無駄かなと思い、
興味をもっていただけそうな会社のポストにだけ入れていました。
(それが具体的には士業関連の事務所などで、1回目ではなかったですが、後に弁護士の方にお越しいただくことができました)


最初の開催前日に10人集まり、ほっとしたのもつかの間、
当日ドタキャンが複数出て、参加者7人でスタート。

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しばらくの間は月1回の開催で、参加者は10人前後で推移していました。
一定数リピートしていただける方がいる一方で、
増えていく感じもなく新規集客の難しさを痛感していました。

そんな集客に悩んでいる時に、
地域(埼玉県川口市)をベースにしたFacebookグループが生まれ、
フットサルの告知をしてみたら、、反響が1件!

それが2011年11月のことでしたが、
そこから口コミの輪が広がっていきましたし、
Facebookによるタグ付けも当時は効果的でした!

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2.コンセプトが固まるまで


なぜフットサルで異業種交流なのか?
スポーツをやる上で代表的なハードルの一つに
「時間がない」がありますが、

その中で「仕事が忙しい」が行けない理由になることが多いので、
「じゃあフットサルしながら、仕事につながればいいじゃん」と思ったのがきっかけです。

ただ、フットサルで異業種交流したい人を対象とすると
かなり限定されるのではという声もありました。
(実際に集客が落ち込んだ時期もありました)


またフットサルでは、
施設側で個サル(個人参加型のフットサル)というものを
主催しているケースが多いです。

バスケやバレーボール等、他の種目と比べても、
インターネットで探して個人で参加するという方法が根付いている一方で、
活動を継続するには、そことの差別化がポイントになってくると思っていましたが、

個サルでは交流がない、
決まったメンバーで楽しんでいてパスがまわってこない
といった不満をもっている人がいることもわかってきました。
(当時、終了後にはほぼ毎回懇親会も開催し、参加者の声を拾ってきました)


そこで行き着いたコンセプトが、
「フットサルチーム(クラブ)と個サルの中間」という位置づけです。


フットサルを、
チームに入るほどがっつりやりたいわけでもないし、敷居が高い、
一方で個サルではレベルが高く、
ボールもまわってこなくて交流もなくて楽しめない
という方がターゲットになっています。


そしてそういう方が具体的にどういう方か?ですが、
異業種交流を求めているビジネスマンや超初心者の方、
そしてもう一つが、親子で参加できる場を求めていた方になります。


そういった方の居場所になればと思い、
今でも活動を継続しています。(2020年4月で丸9年を迎えます)


以前掲載いただいた記事はこちら

※ブラインドサッカー日本代表の方にお越しいただき、ブラインドサッカー体験会を開催していたこともありました

3.活動を継続してきたことによる成果


未だに個サルに比べて会費が高いと言われることもあるし、
他の種目に比べて集客に苦戦しているところもありますが、
これまでの成果は侮れません!


何と言っても、
西川口のまち活かし会社であるNCS株式会社
生まれるきっかけにもなっています。


私を除いて立ち上げメンバーが4人いるうちの
2人(一級建築士と空間デザイナー)が
異業種交流フットサルを使って通じてつながりました。


異業種交流というと、
売り買いの関係になるマッチングのイメージが
強いかもしれませんが、

何か一緒に事業を起こすような動き
を生み出せればと以前から考えていたので、
本当に理想的とも言えるコラボになりました。


その他にもこんな成果が生まれています!


ということで、これまでの経緯をまとめましたが、

今回お伝えしたいことをまとめると
下記の2つです。


(1)コンセプトを固めることは大事である

スポーツは、より幅広い方々が参加しやすいのが
良い点でもありますが、

誰でも来てくださいという言い方では、
コミュニティの質が低くなるかもしれないし、
継続性を考えるとよろしくないかなと。

そこでターゲットを中心としたコンセプトを明確にできるか次第で
集客やコミュニティ運営の負担も変わってくると思っています。


ガチ志向ではないチーム存続のお役にも立てたらと考えています


(2)定期的にやっているのでぜひ参加してください

成果のところを見ていただいてもわかるように、
これまでにいくつもコラボの事例が生まれておりますので、

事業をやっている方にとっては、
新たにジョイントができる可能性も転がっているでしょうし、
学生にとっても、フットサルを通じて
気軽に事業家とつながれるチャンスだと思います。

直近のフットサルの活動日程は下記に掲載されておりますので、ぜひご参加もお待ちしております!




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