#読書後記 「THE TEAM」

強いチームにしたい、良いチームにしたい
の科学の仕方がわかりやすく書かれています。

Aim:目標設定

目標を確実に達成するのが良いチームなのではなく
目標を適切に設定できるのが良いチームである
目標はチームのレベルに合わせて粒度を調節する
これまでの目標設定の主流”MBO”から、トレンドは”OKR”へ
意義目標を全てのメンバーが意識し
自発的に行動して成果をあげるチームが良いチームである
意義目標の設定・浸透で、想いが変わり、行動が変わる

Bording:人員選定

チームづくりで重要なのは、メンバー選びとメンバー替え
必ずしもメンバーが入れ替わらないチームが良いチーム
というわけではなく
ビジネスの環境変化が短期化している昨今では
チームの流動性・多様性が求められている

Communication:意思疎通

コミュニケーションが多いほど良いわけではない
目指すべきは、簡潔なコミュニケーション
チームの形に合わせてルールとコミュニケーションを併用する
<ルールの4W1H>
What:ルールは、多いのか・少ないのか
Who:決めるのは、メンバーか・チームorリーダーか
Where:責任を負うのは、個人成果か・チーム成果か
How:評価対象は、成果か・プロセスか
When:確認頻度は、少ないのか・多いのか
ポータブルスキルに合わせたコミュニケーションを取ることで
伝えるから伝わるへ、そして動かすへ変わっていく
チームのコミュニケーションを円滑にするには
心理的安全性を高めることが重要で
そのためには相互理解と発言や
アイディアを阻害する空気感の排除が必要である

Decision:意思決定

意思決定は3分類される
「独裁」「多数決」「合議」
納得感と所要時間の掛け合わせでベストな決定方法を選ぶ
必ずしも独裁が悪いわけではなく、時と場合で必要
正しい独裁はチームを幸せにする
正しい独裁とは、誰からの意見も聞かずに決めるものではなく
意思決定者が必要な情報を収集した上で決断されるものである

Engagement:共感創造

全てのチームメンバーがモチベーションに左右されるので
メンバーのチームへの貢献意欲を高めることを意識する
エンゲージメント = 報酬・目標の魅力 × 達成可能性 × 危機感
のWILL・CAN・MUST
エンゲージメントを高めるための4P指標
Philosophy:理念・方針
Profession:活動・成長
People:人材・風土
Privilege:待遇・特権
商品市場・資本市場・労働市場から選ばれる企業になる
金銭や地位報酬ではなく、感情報酬を意識する

なかなか考えが具現化されていないチームづくり。
気合いだけで進めるのではなく、
何かうまくいかないな、と思った時に指針にしたいですね。

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