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「教育×AI×NFT」の可能性を考えたら、結局「人臭さ」に行き着いた話

新年度がスタートして1週間。
異動がないにも関わらず、なにかとバタバタ過ごしており、疲労がピークになっていた金曜日。
そんな日にも関わらず、以前から申し込んでいた「BeYond Labo」の「教育×AI×NFT」のセミナーに参加してきました。

割と新しいことには飛びついたりする方で、(少し遅いかもしれませんが)年明けからNFTを買ってみたり、

何かと話題なChat GPTを触ってみたりと、今回のセミナーへの興味関心を高めていたところでした。

主催の二川さんが運営される「BeYond Labo DAO」(Discord内のコミュニティ)で呼びかけておられたので、新年度の忙しさなど考えず、すぐに申し込んでいました。(行きの電車で若干後悔していましたが、帰りの電車は本当に行ってよかったと感じていました。)

1.AI、NFTの事例

AIとNFT。AIに関しては誰もが聞いたことはあると思います。
自分も詳しく説明できるかというとすごく怪しいのでこちらのサイトを。

「AI」に関する確立した定義はありませんが、人間の思考プロセスと同じような形で動作するプログラム、あるいは人間が知的と感じる情報(じょうほう)処理(しょり)・技術(ぎじゅつ)といった広い概念で理解されされています。

総務省「情報通信白書 for Kids」

そうした「AI」の技術を応用して、さまざまなサービスが生まれています。
前書きで触れた「Chat GPT」のそのサービスの一つ。ニュースでも大きく取り上げられることが多かったので、名前を聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。

それに対して「NFT」「Non-Fungible Token」とは、主にイーサリアム(ETH)のブロックチェーン上で構築できる代替不可能なトークンのことです。

「何のことかさっぱりわからん!」
という方は、この辺りの記事をご覧ください。

ここで私が言っているのは、いわゆるSNSなどのアイコンとして使われるような狭義のNFTのことを指しているのですが、NFTもどんどん活用の幅が広がっているようです。

2.教育はどう変わる?

ここまで自分で書いていても、正直全てを理解しているわけではないAIやNFTという分野。急速に発達しており、次々に新たなサービスが生まれています。
これら全てをキャッチし、活用していくのはどれだけ時間があったとしても、そう簡単なことではないと思います。(私もChat GPTを使ってみることでやっと…)

こうしたAIの発展によって、変わっていくのが「教育」の在り方だと思います。答えなんて検索次第でいくらでも出てくる時代に、本当に必要な力とは何なのか。
今回の登壇者である庄司さんの「社会は変わり続けているのだから、学校も変わり続けていかなくてはならない」という言葉に大きく頷かされました。(庄司さんはそのための「ゆとり」も必要とおっしゃっていました。そちらも激しく同意。)

下の記事は文科省がChat GPTに対して、注意点や有効活用法を示すという内容の記事。

いわゆる「制限」がかかるんだろうと思いますが、今後様々なサービスが次々に出てくる中で、どれだけそういった制限が可能なのか。
対応が追いつかなくなるのは目に見えていますよね。だとすると、どのように共存していくのかを最初から考えていくべきだと思います。(もちろん、いろんな危険性があってのことなのでしょうが…)

いずれにせよ、「教員が事前に理解し、やり方を子どもたちに教える」といったこれまでの学習形態では成り立たなくなっていきます(います)。
動画編集ひとつにしても、子どもたちの方がよっぽどクオリティの高いものを作れるし、それは教員が「こうすると作れるよ」と伝えるのではなく、子どもたち同士で調べながら試行錯誤していくことこそ必要だと思わされました。

3.結局、AIにはない「人間らしさ」

二川さん、庄司さん、ぐりこさんによるクロストークでは、「結局回り回って、人間らしさ、人臭さに行き着く」といった話をされていました。

コロナ禍によってオフラインが急速に発達していったからこそ、オフラインで会うことの価値を改めて感じられますし、その時間的なコストを支払ってまで会いたいと思えることは、本当に素晴らしいことだと思います。

AIにおいても、あらゆる作業が自動化され、便利な世の中になる一方で、最終的に行き着くのは「人が人であること」だと思います。
とすると、「本当にこれから教員がやるべきこと」「人にしかできないこと」を突き詰めていくべきだと思いました。(新年度に限った話ではないですが、学校現場は、本当に疲弊しています…)

4.「自分らしさ」を確立する

今回のセミナーを通して個人的に感じたのは「自分らしさ」をどの方向にもっていくかということ。

AIによるサービスが発展し、イラストや動画、スライド、グラレコなど、いろんなものがいわゆる初心者でも作れるようになってきていることを知りました。
クリエイターと呼ばれる人が、どんどん仕事を奪われていってしまうのではないかという話も耳にしました。

私が今書いているnoteでも、有料ですがAIアシスト機能がついたり、それこそChat GPTにお願いすればそれっぽい記事を書いてくれたり、そんな時代です。

セミナーでグラレコを描いていらっしゃった方が、そんな心配を話されていた時に「〇〇さんが描いたことに意味がある」というような言葉かけがあったのを記憶しています。

それを聞いて、今まで以上に「人」が意識される時代になるのだと感じました。
そう考えると、「AIを使いこなす」という時代の波には溺れないようにしながらも、しっかりと「自分らしさを表す」ことのできる「泳ぎ方」のようなものも同時に身につけていく必要がありそうです。

そういえば、前回かいたこの記事。

話題は違うけれど、なんだか着地点としては似たような感じになってしまったなぁという感想で、今日は終わりにしたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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