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Oh No!  S※△t!・・・ 三叉神経痛! 糖尿病

治っていた三叉神経痛が再発しおった。

三叉神経痛は、知る人ぞ知る、痛風・胆石と並ぶ三代激痛の一つ。
その痛みたるや、目の奥にやけ火箸を突っこまれたような痛さと言えばわかるだろか。もっとも、そんな経験をした人は、あまりいないだろうし、私自身も、実際にやけ火箸を目に突っ込まれた経験はない。

まあ、とにかく痛い。
口を開けても痛いし、口を閉じて、じっとしていても痛い。
その痛さも、鋭利な刃物、例えば剃刀でスパッと切ったような痛さ。
熱ささえ感じる。

ものを食べようと口を動かすとピシッとくる。そもそも、口を開けるだけで痛い。だから満足にものを噛んで食べられない。
起きていても、寝ていても痛い。
あまりの痛さに、体が勝手に反応して涙が出てくる。

原因は、わからない。
つまり、何が原因でこの神経痛が起きるのかわかっていない。ただ、男性よりも女性の方が罹患者が多いらしい。

私自身、頭のMRIをとって調べてもらったがわからない。つまり、異常は見られない。

三叉神経痛の権威だという医者を紹介してもらって行ってみた。

曰く、血管が蛇行して、三叉神経に接触しているのが原因だという。
MRIで見ても異常がないのに?

治療方法は、2つ。
・ 一つは、ガンマナイフ法と言って、神経を焼き殺す。
・ もう一つは、開頭手術で血管と神経を引き離す。

神経を焼き殺すって、・・・あなた、そりゃ、痛みはなくなるだろうけど(感じなくなる)、治ったことにはならないじゃない。大体、神経が一本なくなるわけだ。今でも、十分足りているという自信がないのに、一本減らすなんて、とんでもない。

開頭手術って、なんだそりゃ!?
頭蓋骨をパカって開いて、頭の中にメスを入れる?
そして、血管と神経を引き離す!!
想像するだに恐ろしい。

もし手術中に、あなたがくしゃみでもして、手元が狂ったりしたら、・・・。人工的な認知症になるかも。
大丈夫かと聞いたら、人間のやることだから、100%大丈夫と言えないという。

自然になる認知症も、絶対嫌だ、なるもんかと思っているのに、わざわざそんなリスクを犯せるか!!

なんか外科的な方法ではない、他の方法はありませんかと、その医者に聞いた。

いわく、「物理的に接触しているものだから、引き離すしか方法はないだろうが!」、と怒りだした。
自分はなんでも知っている。素人がバカな質問をしおって、黙って大人しく、俺のいうことを聞いておれ! みたいな感じ。

これって、おかしくないか?
私が素人だから、専門家である、あなたに相談に来たんだ。
素人がバカな質問をするのは、当たり前だろうが。

私なんか、仕事では、お客様には、なんでも聞いてください。それで、報酬をいただいているのです。素人の質問で馬鹿げているとか思わないでいい。大体素人の質問ほど根本問題であることも多い。分からない事は、分からないと答えます。
そして、調べてお教えします。
と、言っているぞ。

それに、私の質問は、基本的に説明された論理構造に基づいてしている。
物理的に接触しているって、MRIで見ても、それらしいところはないのだろう。それなのに、どこを剥がすというのか、素人でなくても疑問に思うではないか。

私は医者の当たりが悪いのか、よく医者の反発を買う。

医者の前に行くと、自分の知らないことで尚且つ自分の体、命に関わることなので、だいたいみんな神妙になると思う。
先生様の前にひれ伏すとでもいうか。

私は、専門家を相手にしているのだから、素人が疑問に思うことはなんでも聞くのが筋だと、どんどん聞くことにしている。

「それはどういうことか」、「どうなるのか」、「なぜ」、とか聞いていると、だいたい途中からおかしな雰囲気になる。
どうも、答えられないレベルに触ったようだ。

分からなければ分からない、知らなければ知らない、と答えてくれればそれでいいのに、どうも、大抵の医者は、沽券に関わるとでも思っているのか、このての質問をすると追い詰められた動物の様な反応になる。つまり、反発する。

医者が全てわかっていたら、病気で死ぬ人はいないだろう。
日本的名医と言われる人で14%、普通の医者で30%の誤診率だとも言われる。一昔前の膵臓癌なんか、60%以上が誤診だったとか。

なのに、医療過誤があまり問題になっていないことを考えると、誤診しても治っているのだろう。つまり、誤診 ⇨ 治療方法を間違える ⇨ 治る!
なんじゃこりゃ、それって、あさっての治療(体に良いわけない)をしてさえ、治っているということになる。何もしなければ、もっと治りが良いのじゃないか。

それに、外科の医者というのは、とにかく人の体にメスを入れたがる。
お客さんで、若い外科医がいたが、糖尿病で壊死した患者の足をノコギリで切断するのが大好きだとか言っていた方がいた。

せっかく身につけて技術を使ってみたくてしょうがないのかもしれない。
わからんでもないけど、ひとの体で試さないで欲しいわ。

まあ、とにかく、この医者に自分の頭をいじらせる気には到底ならなくて、少し考えてみますと言って、それっきりにした。

それにしても痛い。
あんまり痛いから、痛いところを力一杯押してみた。
うぎゃ〜〜〜! レベルの痛さが来た。
おかげで、しばらく通常の痛みが可愛いものに思えてきた。

ここで一つ発見した。
人間、無茶苦茶な痛みに遭遇し、なおかつ、対処のしようがない時どうなるか。

泣く? うめく?

いいや、笑いだす
そう、笑い出すのだ。
なんなんだこれは〜。いい加減にさらさんか〜。
ふざけんじゃねぇ〜〜。ばっキャロ〜。冗談じゃねぇ〜。ガハハハ・・・。

この話を知人が医者に話したら、そりゃ豪傑だ、痛みに耐えられず自殺する人もいるのだから、と言われたとか。

豪傑なんかじゃない。
笑うしかなくなるのだ。

さて、あまりの痛みで勝手に出てくる涙と、痛みに耐えかねて笑っての、泣き笑いを続けていても、事態は一向に改善しない。
どうしようかと思っているときに、これまた別の知人が鍼ができる先生がいると紹介してくれた。

鍼といっても、鍼灸院ではない。
内科医の先生が、中国まで行って鍼を習われて来られた方だという。
この頃になると、効果がありそうなものはなんでもやってみる気になっていた。

これが、私の敬愛するK先生との出会いだった。
K先生に、事情を話し、他の医者に開頭手術するしかないと言われたが、したくない。K先生は、鍼をなさるというので、お伺いしたと説明した。

先生は、整った顔に、優しい笑みを浮かべながら、「そうだね。体にはなるべくメスを入れない方がいいからね。」と仰った。おお、そうでしょ、そうでしょと、やっと我が意が通じるドクターに巡り会えた気分だった。

続いて、「鍼を打つ前に、ちょっと血液検査をしてもいいかね。」と言われた。ええどうぞ、どうぞ、血液検査でもなんでもやってください。
この段階では、三叉神経痛と血液検査がどう関係があるのか、というような疑問さえ浮かばなかった。

検査結果を見て先生は、「血糖値が高いね。立派な糖尿病だ。」と言われた。いや〜びっくりした。
糖尿病なんて、贅沢病で私のように粗食なものには無縁な病気だと思っていたからだ。

先生曰く。
血糖値が高くなると、神経が過敏になることがあるから、血液検査をしてみたのだと。

開頭手術をするしかないと言った医者は、血液検査なんかしなかった。MRIを撮っただけだった。
ここらあたり、内科医と外科医の根本的な発想の違いから来るのかもしれない。

K先生は、聞けばなんでも答えてくださった。
毎回、1時間あるいはそれ以上、嫌な顔など一切せず、むしろ楽しそうな感じさえするくらい、熱心に教えて下さった。

そこで、糖尿病のメカニズム、また、血流をよくすることが体にとっていかに大事かと等々、納得がいくまで教えていただいた。

それから、三叉神経痛ことなど忘れて、私の糖尿病退治が始まった。

そりゃそうだろう。
三叉神経痛は、痛い。でも、それで死ぬ事はない。
しかし、糖尿病は、放置すると死ぬ病になる。

そして、糖尿病退治を初めて、数ヶ月後(半年は経っていなかったと思う)、気付いたら三叉神経痛は、消えていた。

糖尿病で一番問題になるのは、血液の流れば悪くなることだ。
それが、いろいろな問題を引き起こす。
となれば、血液の流れが悪くならないようにすればいい。

この対処法が、三叉神経痛にも効く。少なくとも私の場合。
何をするか。

・血糖値を上げない。
・体の緊張を解く。
・運動をする。
・風呂に入る。

血糖値を上げない方法は、食事のコントロールが一番効く。
私の場合、炭水化物を抜く食事をすれば、すぐ下がった。
具体的には、ご飯、パンは食べない。間食はしない(間食になるものは、多くが炭水化物製品だからだ。)。

体が緊張していると、当然血流が滞る。
特に、首回りが緊張していると、悪いようだが、首だけにとどまらず、体全体の緊張をなくするようにする。これは、運動している時も、意識している。

運動する。
不思議なことに、三叉神経痛が暴れ回っていた時でも、運動している時、特に有酸素運動をしている時(少なくとも、汗が出るくらいの強度以上)は、痛みが収まっていた。

血管が神経に触っていて、痛みが起きるのなら、運動して血流が増えれば、血管が膨張して余計に痛くなるはずなのに、その反対に痛みは消える。この点を考えても、三叉神経痛の原因は、血管と神経の接触だという医者の考えは疑問だ。

風呂に入って体を温めると、当然血流が良くなる。
風呂は、自分から何か積極的なことをしなくてもいい。
ただ、ザブンと浸かって気持ち良くなっていればいいだけだから、どうしようも無くなったら、夜中でも早朝でも入っていた。

ただ風呂に浸かっているだけというのも、飽きるから、私は、語学の本を持ち込んで読んでいた。15分もすると眠くなる。1時間ほど入った。

さて、こんな感じで、三叉神経痛が収まっていたのだが、今回復活!
まあ、生活の乱れだな。
取り掛かっているプロジェクトの進捗がいまいち。
これがストレスになり、食生活が乱れた。いわゆるストレス食い。

また、運動もコロナ対策もあって、手抜き加減になっていた気がする。

ということで、一応自分なりの対処方法があるので、やり始めた。















温めること(風呂に入る)、運動すること、体の力を抜くこと、血糖値を下げること。

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