見出し画像

結局、人生はアウトプットで決まる

最近アウトプットやセルフブランディングに対して考える機会が多かったので、まさにタイムリーな一冊でした。

アウトプットすることのメリット

一言で言うとセルフブランディングです。本書では「地上の星」と表現してますが、その他大勢で終わってしまうのか、個性を持った一人として確立するのかでその後の人生は大きく変わります。

著者である中島聡さんは今まで書いてきた大量のブログが履歴書代わりになっていると言います。僕もエンジニアの採用面接をすることがありますが、ブログ等のアウトプットされている情報は重要視します。スキルレベルを図るため、というのはもちろんですが、どんな事を考えている人なのか、何に興味がある人なのかという観点で見ることが多いです。

「永遠」のキャッチコピー

中島さんは「永遠のパソコン少年」ですね。まさにぴったりな表現だと思います。中島さんは本当にコトバの選び方がうまいなぁといつも感心します。

僕はこのブログのタイトル通り「悪あがきプログラマー」です。小さい頃からプログラミングにハマったわけでも、理系の大学を出ているわけでもない自分にとってプログラマーとして成長していけるのだろうか?という不安があったときに、「悪あがき」してでも続けていればいつかは、ということで選んだような覚えがあります。

一時期とても気に入っていてメアドにも使っていたりもしたのですが、warugaki(悪ガキ)と間違えられることが多かったため今は使ってません。

文章を書くのが苦手な人

文章を書くのが苦手な人へのヒントもたくさんありました。いわゆる学校教育が文章を書くことを嫌いにさせている、というのはとても納得感がありました。

そもそも文章というものは物事を正しく伝えるためのものです。本来学校教育で教えるべきはこういったロジカルに物事を伝える方法であるべきで、感想文のようなものは「文学」などの別の教科でやるべきである、と。

文章はつまるところ、道具なのです。道具だと思ったら、テクニックや感情は抜きにして、とにかく理路整然とわかりやすく書けばいいのです。

中島式文章学習術として、Wikipediaのリライトがあるのですが、これが本当にすばらしいです。Wikipediaに載っている他人が書いた文章をわかりやすくリライトするというものなのですが、書き方でここまでわかりやすくなるものかと感動します。

何を書くか

最初からセルフブランディングと考えると何か大それたことを書かなければと思ってしまって書けなくなるので、僕は最初は何でも良いのではないかと思います。ある程度量を書いたところで定期的に見直して方向性を決めていければいいと思います。もちろん最初から計画性を持って書けるならその方が良いです。

僕も昔から文章を書くことは大の苦手でした。しかし、魔法のiらんど、mixi、Twitter、Facebook、ブログと、なんだかんだ書いてるんですよね。そして少し前から気づいたのは、意外と書くの嫌いじゃないかもということ。まだ何で好きなのかはっきりわからないんですけどね。

ちなみに最近昔ほどブログが活発ではないなぁという気がしています。TwitterやFacebookなどSNSが出てきたこともありますけど。僕があまりブログをチェックしなくなったからかもしれませんが、技術的なものはQiitaとかに流れていてそれは良いとして、それ以外のものもかなり減ってきた印象です。

なんか思ったことを思ったように書き綴るのを、自嘲しながらポエムと言ったりすることがありますが、僕はあまりこの表現が好きではないんですよね。そもそもブログってそういうもんでしょうと思っているので。好きなこと書けばいいんですよね。

アウトプットが最強の情報収集

中島さんはアウトプットは実名でやるべきと言っています。実名でやることでその文章に責任感が生まれ、適当なことが書けなくなるからです。適当なことが書けないということはある程度ちゃんと調べて書く必要があります。これが自分の勉強になります。

この実名に関しては、日本のITエンジニア界隈においてはハンドルネーム文化があるので、ハンドルネームでも問題ないかなと思ってます。むしろ本名出すと逆にわからなかったりしますしね。

ちなみにエンジニア界隈では勉強会での登壇が割と身近にあります。正直僕も得意な方ではないのですが、それでも登壇したときは話を聞きに来てくれる人はいるし、そこで自分が知らなかった情報を知れることもたくさんあります。

アウトプットが情報収集になるのはこういうことか、と実体験しました。

プレゼンには「おみやげ」が必要

では、私が言う”良いプレゼン”といったい何か。
それは、「もっとも伝えたいメッセージをシンプルに、わかりやすく、情熱的に伝えること」にほかなりません。

この何を伝えたいのかの部分を「おみやげ」と呼んでいます。プレゼンで大事なことは、かっこよい資料を作ることでもかっこよく話すことでもなく、最低一つだけでもメッセージを家に持って返ってもらうことです。

ちょうどこの間、弊社元CTOの増井にプレゼンレビューをしてもらったときのことです。まだ叩きだったこともありますが、僕の資料には6つくらいの伝えたいことが並んでいたのですね。速攻で「多すぎるから2つくらいに絞ろう」と言われました。

言われてみれば当たり前のことなのですが、完全に聞く側の気持ちを忘れていました。いくら自分が言いたいことを言おうとしても、ちゃんと持って返ってもらえないと何の意味もないんですね。

特に僕がプレゼンしようとしていたことは相手に動いてもらうためのものだったので、ちゃんと絞って伝えるために改めて考え直しました。

さいごに

Output
or
Die


この記事が参加している募集

推薦図書

サポートはもちろんですが、スキもしくはフォローしていただけると嬉しいです!