年末雑感29日

カニしゃぶ決起会は延期になりました。悲しいです。

ご時勢も無関係ではありませんが、片付けと掃除をしていたら、くしゃみが出るようになって、少しの悪寒があり用心し延期しました。よく、ホコリの中に菌が眠っているみたいなことを想像するのですが、ウチが実際どこまでどうなのか。わからないまま話を進めると、外出はほぼしていないのに体調不良です。気が緩んだのかもしれませんね。

しかしながら、一日ずっと寝たり起きたりして、食欲も減退していたので、水分と食べたいものだけ口に入れて、ぼんやりしていたら回復してきました。そういえば、家の中でマスクをして掃除していませんでした。

その、カニしゃぶ延期の知らせ=年末年始は会わない事を、昨日LINEで話し合って送信したのですが、すぐに「既読」がつかなくて「勝手だったかな?」と気を揉みました。相手のことも考えたつもりでいます。

それで、思い起こせば秋のこと。
私はもともと人との連絡頻度低めなのか、SNS閲覧はしてても交流少なめタイプなのですが、たまたま浅い知人と連絡を取れるようにしておきたくて、思いつきでLINE交換しました。だけれど、もともと、浅い人間関係ほど気をつけなければならないもの。それなのに、慣れないLINE交換をしてしまったから、さぁタイヘン。

まったく、作法を知らずに躙口からお茶室へ伺うような気分(お茶の作法もほとんどわかりません)です。この緊張感・疲労感が「心地いい」にならないのが、私のSNS交流かもしれないです。

それで、年末になりやりとりも減ってきたのですが、トラブル発生。そこで昨晩、まるまる一昼夜で、なんとなく把握したのは、

トーク        = プライベート・クローズ
表示指定タイムライン = プライベート・フロー
公開タイムライン   = パブリック

で、合ってますか?

そして、もう一つ。
「ステータスメッセージ」というのがありました。ここに、BGMの選曲紹介とか座右の銘を掲げている人がいたので、プロフィールの一部という把握でいたのですが、緊急事態の連絡もここでするようなのです。もともとLINE誕生の由来を知ると、そりゃそうだと納得。忘れもしない2011.03.11の生存確認方法に関係していると知りました。

緊急事態っていろいろあります。
今回のステータスメッセージは「携帯買い替えました」でした。だって、iPhoneからAndroidに機体を買換すると履歴が引き継げないんでしたっけ?、それもよく知らないのですが。そうであれば、その変更もステータスメッセージにより友達へ一括お知らせはありそうです。つまり、予め、今後は「過去のトーク履歴を参照してください」は「もう私には不可能な状態です」というお知らせ。データ保存してません、あっても見ません、のお知らせ。

携帯買い替えました = 履歴は消えました

この翻訳に、どれだけ時間を費やしたことか。

お手紙の時代に、特に目上の方への手書きは、文の内容もさながら、どこで改行するかフォントの大きさをどう調整するかとか、あと手紙の色・紙質・インクの色や紙へのインクの乗り方・切手の種類や貼る位置・投函するタイミングetc. 禿げるかと思うほど気を使いました。が、今考えると、どれも平面的で狭隘な空間でした。同じ平面でも、LINEのトーク履歴は時系列順に一平面上に並ぶのですから。データが保存されていれば、ですけれど。

SNSは繊細なものとして扱うように社会的認識が変わってきて、今年の前半よりは様相が変わってきたのかもしれませんが、もともとのお手紙時代をたっぷり経験している者としては、人に対して何かメッセージを送るというのは総じて同じようにセンシティブだなと思います。便利に高速になったけれど、気を使う質も種類も変わったけれど、作法は同じかも。だけど、決定的に違うのは、

「ブロック」

これをするかしないか。
これがSNSの肝なんですね。急速に、そこへ行ってしまうのが手紙とは異なるところ。急速に行けてしまえるから肝になるのでしょう。

これを過敏に、相手もされたかどうか気になるし、こちらもしたことになっているのかどうか気になるし。でも、慣れていないと、間違いは起きますし指ひとつ押した後にわかることもあります。たとえば、タイムラインにプライベート・フローが開示されていることに気づかなくて、「しまった!」と気づいた勢いで非公開にしたら、それがそのまま「ブロック」したのと同じ現象になっていたとか、私はやってしまったことがあると思います。「思います」というのは、今だにLINE相手の画面の様子がわからないからです。

そして、こうやって少しわかった気になっても、機能はどんどん変更され、機能の名称も変更され、便利になったのかどうかもわからないうちに、また変わっていくのです。

だけど、とにかく強い意思表示として「ブロックするほどじゃありません、適切な距離を模索しています」という態度を、なんとか伝えようとして、今日は疲れ切っています。やっぱりこういう努力は、私の場合キャパの問題なのか限られたエネルギーしかないので、そんなに多くの方へは向けられません。何か貢献するなら、たとえSNSを通してだとしても、もっと工夫が必要だと思う年末です。


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