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満たされない女の自分と、母性の関係。


20歳から、ずっと美容師をしてきた。


途中、エステサロンに
勤めたこともあったけど、

女性だけの現場になじめず、
美容師に戻った。


女性の見た目を、
美しくする仕事。

女性を「女性らしく」、
より「その人らしさ」を引き出す仕事。


仕事としては
悩みを聞いてお手伝いしていたのに、

いざ自分事となると

その「女性らしさ」と「自分らしさ」に
かなり長らく私は悩んだ。


女性にしかできない
代表的な事、

「妊娠」「出産」。



妊娠できるから
「女性らしい」わけでもなく、

出産したから
「自分らしい」わけでも、もちろんない。


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自分って、こんな人間だ。
こんな価値観がある。

そのまんま生きれたり
表現できる事が『自分らしさ』。
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【自分】が常に、
シャンパンタワーのてっぺんで

一番先に、満たされるべき存在。



「自分らしさ」の中に、

「自分基準」の
『女性とは』が存在する。


髪が長い、短い、メイクが上手、
料理ができる、こどもが好き…

そんな事は何の基準にもならないし、


「妊娠・出産できること」さえ

「自分の価値観に沿った女性らしさ」
とは関係ない。




自然に妊娠できなかった
授かったんじゃなく、つくってしまった
夫に浮気された
こどもが産まれても夫婦関係をうまくやれない
女として見てもらえない
目を見て話せない、触れてくれない

あの子と比べて、
あの夫婦と比べて、
自分の親とも比べて…


「私には、女性としての価値が、なんっにもない。」


自分がわからないから、
夫のことなんてもっとわからない。


なんにもないし、
なんにもわかんない。



かなり追いつめられていたけど、
それでも私が保っていられたのは、


無条件に母親の私を
必要としてくれる

「息子」の存在だった。


そう、私は、心底『母性』に救われたんだ。




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