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男性育休、短い?長い?論争

男性の育休取得に関するメディアの課題提起は、
"とること"そのもの、ではなく"とってどうするのか?故にどんなとり方が良いのか?"に、もう少しシフトしてもいいのではと思います。


こんにちは、佐伯(@yonyonsaeki)です。
育休期間中の平日に記事Upしてます。

まだまだ男性の取得率が少ない、というデータは確かにありますが
育休をとらせる会社は偉い、育休をとる男性は偉い
といった初歩的な雰囲気醸成がまだまだ多いように思っています。

改めて育休の意義を考える

少なくとも大手もベンチャーも僕の周囲を観測する限りでは
企業も男性も育休に積極的(なポーズはとっているよう)に見える。

また、法律も変わってかなり生活面での補助も増えて経済的なデメリットは気にならなくなった。

ただ、仮に妻と育児に向き合いたい、と育休取得を決意したとしても、

いつとるのがいいか、
どのくらいとればいいか、
何をするといいのか、
とることでその後どうなれるのか(ビジョン)

そういった本質的なことに情報が少なく思考されることが少ない気がする。

そんな中、育休礼賛の空気で、
「よし、俺もいっちょとってやるぜ」というモチベーションで

雰囲気で時期や期間を職場と決めてしまったり、
半ば強制的に産後〜育休に入る妻に育児お任せの期間が続くうちに、
タイミングを逃していたりすることもあるのではないか。

継続的な人生の活動の一部として考えないと、結局
夫婦間で子育てに関する意識や情報格差がうまれてしまう気がする。

とりゃいいってもんじゃない、という声

育休100%取得を宣言する企業も増えてきた。

が、産後直後の2週間だけとり、
夫として育児参加の責任は果たした、その後はワンオペ、では育休の意義はあったのかということになる。

推奨されていようとも
育休とるのは女性だろうと男性だろうと職場で調整/考慮する点はあり負担もある。

とったら許される、何なら社会的には称賛される、という空気は
ちょっと前の家事育児を少しやる"イクメン"、と称する空気に似ている。

育休のとり方

女性の育休が数ヶ月から年に渡るのに対して、男性が2週間とかだと、
「そんなのとったうちに入らない」
など、とった/とらない論争の次にくるのは
長い/短い論争だ。

なぜ育休をとるのか、どうあるべきかを示せてないと
議論のシフトの仕方が変になってしまう。

色んな形がある

「100人100通りの働き方」を提唱するサイボウズの青野社長は
3人のお子さんがいるが、それぞれ違うスタイルの休業を選択している。

"第1子のときに2週間、第2子のときは週1回の育休を半年間、そして第3子では16時終業の時短勤務を半年間実践"

"その時々で夫婦で話し合って決めてきましたが、お互いの状況にうまくフィットしたのが時短勤務でした"
(引用:https://www.asahi.com/edua/article/12949452)

夫婦の仕事も違えば、得意不得意も違う、キャリアの考え方も違う、家族構成や周辺環境も違う中で
一概に、2週間、1ヶ月だから短い、半年が偉い、みたいな議論はやはり変だ。

青野さんが時短、に落ち着いたのはとても象徴的。
とるとらない、長い短いよりも、選択肢が多く選び取れる社会、環境の大事さを感じます。


あとがき

育児も家庭も人生も続いていく活動なので
夫婦で話し合って、夫が頑張る、妻が頑張るではなく、互いの状況にフィットさせるにはどうすればいいかフラットに会話していきたいなと思っています。

育休とろう、育休偉い、ではなく
ときには育休以外、の手段も含めて家庭で考えて答えを出していく
そんな空気になればいいなと思いました。


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