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大人も楽しめる『月刊 たくさんのふしぎ』

本屋さんの絵本コーナーで必ず確認するのが、福音館書店の定期購読の絵本が置いてある場所

月刊誌として絵本が出されていて、ちょっとお手頃な価格と薄くて本棚にも置いておきやすい

その中で、見つけた瞬間すぐに買った絵本

『月刊 たくさんのふしぎ 字はうつくしい わたしの好きな手書き文字』2023年2月号(第455号)
井原奈津子 文・構成 福音館書店

私は、人の書く字がすきで、Instagramで手帳を書いたり、文章を書いたりしているアカウントをよく見る

いつから好きになったのかというと、学生の頃の同級生のものすごく独特な字をみたときから
全体的に四角くて、一文字一文字、ひと線ひと線をゆっくりゆっくり書いているのを見て、衝撃がはしった

字をそんな風に書く人がいることを初めて知ったし、字といえば教科書のような字がきれいだと思っていたのに、その人の字もすごくきれいに感じた

人の字の独特なクセや書くときの勢い、字に込められた気持ちを考えたりするのも楽しい

この絵本には
色々な職業の人の字
手紙の字
街なかの看板やメニュー表の字
字の流行
教科書体のひみつ
などが載っていて楽しめる

稲川淳二さんのノートも公開してあり、感動する
書体設計士という仕事もあるらしい

大人になると人の字を見る機会もなくなるし、今はデジタル社会になって、画面上の文字しか見ないことも多い

紙の上にのる字を細かいところまで観察するのも、また楽しみのひとつになる

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