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京急線について

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#車両

京急新1000形の歴史(4) ステンレス車(塗装車)

京急新1000形の歴史(4) ステンレス車(塗装車)

⑴ 京急新1000形ステンレス車(塗装車)の概要2007年から導入されてきた新1000形ステンレス車ですが、2017年度から導入された17次車からは車体が、アルミ車以来の全面塗装を採用しました。
ステンレス車で全面塗装したのは南海1000系以来2例目で、関東の私鉄では初となりました。
LCD案内表示器は2画面に変更しました。
車体な内装、機器類に関しては16次車に準じています。
ワイパーカバーに描

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京急新1000形の歴史(1) アルミ車

京急新1000形の歴史(1) アルミ車

⑴ 新1000形(アルミ車)の概要新1000形は、2002年に登場した京急線の通勤電車です。アルミ車とステンレス車があります。今回は、アルミ車について説明していきます。
アルミ車は、4両編成と8両編成が製造されました。京急線の700形や旧1000形などを順次置き変えていきました。アルミ車は、新1000形でも初期に製造されたグループで、床下機器は海外製(シーメンス製)のものを採用するなど気合が入った

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京急1500形の歴史⑷ (アルミ車:1700番台)

京急1500形の歴史⑷ (アルミ車:1700番台)

⑴ 1500形1700番台の概要
京急1500形1700番台は、京急1500形でも最後の方で製造されたグループです。1990年~1993年に製造されました。当時は、小田急1000形や東急2000形などVVVFインバーター制御装置を搭載した車両が主流になっていました。京急電鉄も、この流れに乗り当時、製造されていた1500形にVVVFインバーター制御装置を採用することになりました。そこで登場したのが1

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京急1500形の歴史 ⑵(アルミ車:1521F~1549F)

京急1500形の歴史 ⑵(アルミ車:1521F~1549F)

⑴ 1500形アルミ車の概要
1500形アルミ車は、大きく分けて1500番台(1521F~1549F) 、1600番台、1700番台の3種類があります。
➀ 1500番台(1521F~1549F)

1500形1500番台アルミ車(杉田にて)
1500番台アルミ車は、登場時は4両編成で界磁チョッパ制御が採用されていたグループです。更新工事を経て、最終的には6両編成でIGBT素子VVVFインバータ制

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京急1500形の歴史⑴ (鋼製車:1501F~1517F)

京急1500形の歴史⑴ (鋼製車:1501F~1517F)

⑴ 1500形の簡単なおさらい
京急で現在、運用されている車両の中で、最も古い車両は1500形です。今回は、1500形の初期に製造された20両(所謂、鋼製車)について説明していきたいと思います。

http://railsound.sakura.ne.jp/sndhtm/east/kq/kq1500.htmlより引用   1500形鋼製車の登場時の写真です。京急川崎で撮影されたと思われます。黒幕で

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京急線の車両の概要

京急線の車両の概要

2022年現在、現役で活躍している京急の電車は、1500形、600形、2100形、新1000形の4形式である。そして、都営地下鉄から乗り入れてくる車両として5500形と5300形、京成線からは3000形と3700形、3400形、3100形北総線からは7300形、7500形、9100形、9200形、9800形の3社局11形式が京急線に乗り入れる。細かい所に関しては、後述するとして今回は、京急の車両の

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