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ポエム

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おもいついたことば
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イモと台風

久しぶりに書く。

台風がきたので酪農や畑がダメになってしまったばかりか、漁業も大打撃。けど知り合いの農家や酪農家はタフだ。ショックは大きく隠し切れないけれど、口から出るのはもう来年や、その来年の土壌改良の話、そして金だ。

僕は農家じゃないけれど、実家は片手間に農業をやっていた。数年前に引越して仕事場にしている僕の家にも小さい畑がある。そこで育った芋。おそらく腐ってしまっているが、まだ葉は青い。

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暁の太陽

暁の太陽

夕日の色に

僕を例えたやつがいる

痛みを知り過ぎたから

いつも悲しそうらしい

朝日の色に

僕を例えたやつもいる

痛みと共に目を覚ますから

いつも寝起きが良いらしい

暁の太陽

赤と黄色

混ざったこの色

青ざめてんなら

見ろよアイコン

暁の太陽

血のカーテン

心のランプ

漏れた明かりで

夜を照らそう

暁の太陽

明日と昨日

合間のクソな日常

食らった痛み

忘れ

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世界に色を付ける、それだけの仕事が人生だ

世の中には色んな仕事をしている奴が居る。

そいつはら皆、自分の人生でいっぱいだ。新聞配達をしているやつ、ラーメン屋をやっているやつ、サラリーマンをやっているやつ、坊主をやってるやつ、良くわかんない事業をやっているやつ。本当に、色々なことをやっているやつがいる。

てことは、色々な人生を歩んでいるやつがいる。

認めたくないやつらも、認めたいやつらもいる。食えないやつも、食えてるやつもいる。生活保

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感情なくして論なしを忘れる人の感情論批判が寒い

もうタイトルで全て言い切ったわ。

もう書いててダルイから辞めようと思ったけど、まぁ人の文章読んでていつもイライラするんだよこれで。

あと「寒い」ってつけてるのね、これもう批判する気ばりばりの時。ようは嫌いなわけだよ。それが。

なのに感情論嫌いで「寒い」って使っちゃうあれな。それもう感情論だよって誰も突っ込まないのか気になる文章読まされて、気分はもうアラスカでアイス食べさせられてる感覚だよ。

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投げ出す

目を細めて夜を見れば

こんな場所だって

いつも微かな光が見える

捨てていくもの

拾い集めるもの

過去の自分を

塗り変える日々

傷を受け

生え変わる皮膚

ただの言葉一つ

体を投げ出して打つ

ただ手を伸ばして

この命を投げ出す

そんな僕の前に立って

諭そうと思った賢者気取りも

初めて過ちに気が付く

優越感に浸りたいやつも

油断した事に気が付く

行先が決まった

歩く

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ノック

ドアをいつも叩いてる

こっから出せって叫びながら

で、人は僕を注意する「おまえ、そんな広い部屋でなんで外に行きたいんだ」って。簡便しろよ。こんな所で満足できるかよって言って、いつもドアをたたいてる

人から見たらバカなのは分かってる。けど、本音をいうと満足できるかどうかじゃない。人には言わないけど、昔めちゃくちゃ狭い所に閉じ込められてたせいで、すっかり閉所恐怖症になっただけだ。

そのせいだろ

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フロントライン

座席の無いトラックで

陰気な顔をした連中と

一緒に揺られてる

目の前のやつは、瞬きを忘れてる

たぶん、僕も忘れてる

音が近づいてる

道が荒くなる

使い捨てられて死ぬか

抜けて生き延びるか

怖くなって叫んだやつは

殴られて床に倒れる

望んで乗ったんだ

そりゃそうなる

そいつを知ってるから

だまって弾を込める

埃まみれの7.62mm

ニッケルの端には

固まったイチゴジ

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What a wonderful world

困難ってやつは誰にでも訪れる

けど、そいつが公平だった事は

一度だって無い

歴史に詳しい訳じゃない

けれど僕の短い歴史で

十分すぎるほど詳しくなった

泣いてる奴なら大勢いる

あちらこちらで溢れてる

泣くのに疲れた奴は

その辺りに転がってる

絶望の薬にはまって

毎日飛んでるやつも居る

そいつは過去の話だとか言うやつもいる

けど 聞こえすぎる僕の耳は良く分かる

隠すのは上手

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結果が全てなら

どうせって言葉が口癖だった

人前に出るのが怖かった

飢えて死ぬのが怖かったが

喉が渇いても血は飲めなかった

僕に立ち方教えた奴は

胸を張って生きろって言った

挑んで負けて追い詰められて

立ち上がってまた強くなれた

夢を追って好きな事をした

出来の悪いお前に無理だろって

言われたら逆に燃えた

自分の性格の使い方覚えた

尖ったこいつで道を開いた

世間じゃどう言われたって

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マネー

僕の周りの大人たちは

金がないくせヤル気なかった

心の貧しい子にならないようにって

現実無視する方法教えて

信じない僕が今じゃ救われた

夢の見せ方間違えんな

僕の周りは最悪だ

貧しさ知ってるやつばっか

なのに金掴む理由がないらしい

ついでに夢も希望も無いってんで

寝て生きるのが夢だって

寝ながら言ってる始末だ

なぁジェントルマン

こいつらをこうしたのは

みんな自己責任か

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お金

お金が欲しいね

いやほんとマジで

どこまで行ってもノーマネーって

そんなのやっぱり簡便ですね

誰に聞いてもノーカネー

僕の近くに金持ちいねぇ

円とかドルとか欲しいねまじで

縁とか大切にした方がいいね

最後にプールするための縁ね

なんだって必要な金

待っても沸くのレシートだけ

自己肯定したくて「無くてOk」

そんな武士は食わねど高楊枝

見て来いよ『切腹』のラストシーン

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大好き

ふとした時に出る「好きだな」

浮気も出来ない位の「愛してる」

ほかの道は捨てて「信じてる」

手を差し伸べて「これしかないかも」

選んだ人生が間違いでも

無駄にはできない一つだけだもの

あいだみつを

人間だもの

裏返したって人間だもの

恨んでも呪って怒ってみても

出会ったもんはショウガナイかも

迷って生きても

曲らない人生

そいつを教えたのが愛なのかも

傷つけあうのは真正

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大嫌い

挨拶替わりの「興味ない」

いつだって言ってる「クダラナイ」

あいつとこいつは「大嫌い」

良い人ぶるのはそりゃ「商売」

すかしたセリフに逃げたがる

ヘイターとライカーは大嫌い

人格批判が怖いなら

カラオケの点数競ってこい

言葉を鍛えているだけの

アスリート気取りも興味ない

誰でもそんなの見たく無い

アーティストは本音で震えない

好きか嫌いかもはっきりしない

答えで満足なら先

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ガラス

ただ繰り返す日々と端で

倒れている奴がいた

雪解けの下に露わになった

少女が死んだ季節になった

あれか数年が立った

今じゃもう夢に出なくなった

人が死ぬのにも慣れてきた

頭の使い方も覚えた

言葉の操りかたも覚えた

けど、古典文学を読み込んで

覚えた言葉は「クソッタレ」だ

太宰を燃やして

芥川を燃やして

クソみたいなニュースを流すテレビを壊して

知った風に世界を語る評論家

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