L:43 デザインってモノだけではない(写真中心)
2023.10.28
東京ミッドタウンにGOOD DESIGN EXHIBITION 2023(2023年度グッドデザイン受賞展)を見に行った。確かこれ去年も見に行ったのだけど、コロナ禍の縮小版だったようで、今年は4年ぶりの全受賞作品展示で、1500点を超えるグッドデザインが展示されていた。
素人からすると、デザインというとモノに大して存在するものかと日頃思っているのだけど、受賞作品は、商品、建築(これ、けっこう多い)、アプリケーション、プロジェクト、サービスとジャンルは多岐に渡っていて、見ているとあ〜こういうのもデザインっていうのかぁと思わされる。
あと、TOKYO MIDTOWN AWARDの受賞作も六本木駅に受賞作が展示されていて、これも去年も、こんな面白いこと考えつく人いるんだなとキュンとするものが多い。この写真も載せておく。
一点だけ、気になったのはアンケートの取り方をもっとデザインしてもと思った。というのも、会場全体?にアンケートに協力してほしい的なスタッフの方が結構な数、ずっと巡回していた印象があった。アンケートとかもちろん、大事だと思うのだけど、こういうデザインを売りにしているイベントなだけに、もうひと工夫あると、もっとよかったなぁと思った。
以下、わからなくてもおもしろそうとか縁のあるものをバシャバシャ写真にとって、順不同で並べていく。
日用品、生活雑貨、家電
ゴムじゃないフィットネスバンドいい。確かにゴムのは食い込んだり、跳ね返ったら怖いのでいいアイデア
こんなに細かい色がコントロールできるのはすごい技術
古紙と植物由来生分解樹脂から作られ、石油成分をほとんど使っていないとのこと。これに限らず、受賞作品はは脱炭素とか、Sustainabilityを意識したものが多かった印象。
先週、TENTのTEMPOに見に行ったのに、ここで会えたとは。使い込むと透明感がどんな感じになるのか気になる。
うちの親には直撃な一品。靴下履くってけっこう難しい動きだと思う。
一人暮らし揚げ物面倒問題を解決してくれそうな商品。エレコムが出しているのもおもしろい。
ルーターっ存在感がありすぎるけど、これぐらいほんわかしてると刺激が少なくて良い
教育・サービス(個人的な分類です)
日本語教育関連のものをグッドデザイン賞で見るとは思わなかった。表紙といい、絵といい、いわゆる教科書教科書していない。
こちらはニューホープ賞とのこと。仕事柄気になった。目の前にある日々の課題をデザインで少しでも良くする(していこう)という気持ちがいいなと思った。
こういうのがあるとは知らなかった。どんどん暑くなる夏。ただの地図情報だけでなくこんなことまで。アイデアすごい。
こういうの好き。行間が違うだけで読まれるか読まれないかが変わってくる。文章の中身も大事だけど、見た目も大事。こういう結果が他のWebサイトにも反映するといいな。
見たことあるなと思ったら、時々、いくお店の話。これもデザインされたものなのかと驚く。
見た時にでかっ!と思って思わず握ってみた。
TOKYO MIDTOWN AWARD
受賞作の総評はこちらに。
六角形、色も見たことがないビーカーそれにペンで書き込める。家庭の味などを記すってコンセプトもおもしろいなと。
これは2011の受賞作っぽい。同じ並びにあったので写真にとった。
5円玉と50円玉、キャッシュレスの今の時代なかなか完成しなさそうだけど部屋に置いていると面白そう。能作の作品とは知らなかった。
バトンが募金箱になってて、先端にコインが入れられる。もう、これはコンセプトが勝ちというか、人々の想いをつなぐという感じがバトンと重なってすばらしい発想だなと。素敵でした。
関係から考えるデザイン - システミックデザインとは?
これは上の展示とは関係ないのだけど、会場のデザイン・ハブに多摩美術大学 TUBなる場所(部屋)があって、その時々のテーマに沿った図書があったりして、まったく素人の私にとって、とっかかりの機会を与えてくれる。去年もここで、『エモーショナルデザインの実践』とか見て図書館で借りたような。
今回は関係から考えるデザイン - システミックデザインとは?という話で、複雑な課題をどう解決していくかっていうところで、システミックデザインという言葉が出てきている。
というわけで、盛りだくさんでしたが、デザインいろいろ考えて作ってるモノ・コトを見ると、自分の生活ももっと何か良い方に変えられるんじゃないかと思う気持ちにさせられる。あと、ここ景色もいいし、気持ちの良い空間だと思う。
いつもより、ちょっとよい茶葉や甘味をいただくのに使わせていただきます。よいインプットのおかげで、よいアウトプットができるはずです!