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上京しないでの場合

自分の曲で初めて色んな人に聞かれるようになったのが上京しないででした。
曲ができた時の"あれ、これもしかしたら売れちゃうんじゃね?"というクソみたいな衝動が激っていたのを覚えています。

(まだ聞いてない人はここから)https://linkco.re/pYT4zqpf/songs/2347411/lyrics?lang=ja

多分ここから内容がダラダラと長くなりますが、ここくらいでしか言うところもないので書きます。

親友が上京する噂を聞いて、言ってくれなかったことと居なくなっちゃうことに怒って嫌って嫌われたくて無視したり跳ね除けようとするけどやっぱ嫌いになれないまま親友が出発する日も何もできず上京していった。

歌詞の状況を言うとこんな感じです。

曲を書いたのは去年の4月頭、自分が当時広島で活動していたPHOEBEというバンドのサポートドラムをやっていて、メンバーは広島住みでライブも広島のライブハウスが中心だったので月1-2回のペースで新幹線なら片道4時間半、バスなら14時間かけて広島に1人で行ってました。我ながら変なことしてるなぁと思いながら行きに駅弁食ったり、めちゃくちゃうるさい外人親子とバスで隣になったり、帰りに缶ビール飲んだりしてました。

ただ何度も広島に行くと愛着が湧いてきてしまうもので、自分も広島の人間なんじゃないかと錯覚したくなる場面が多かったです。
なんせ僕の大好きな奥田民生さんの出生地ですしね。

そしてやはり当時必ずメンバーとの会話に出てくるのが上京という言葉でした。
いいですよね上京。東京とほぼ同じ響きで上京というワードが使えるわけです。めちゃくちゃ良い。
僕は生まれも育ちもずっと東京の同じ街なので、東京への憧れとか、東京に行かなきゃいけない義務感とか、大きなビルへの感動とかがないので、広島から1000km以上離れた都市に1人で住んで地元から離れて何かで成功したい人たちの覚悟とか希望とか地元愛とかに相槌は打てても実感も共感も完全にはできなかったんです。
どれだけ大変かを俺が言ったって結局偽言になってしまう。
だから上京のコンセプトを東京の人が書いたら理想系みたいなものが書けるんじゃないかなと思って上京しないで以外にも色んな曲を書きました。
その曲達は全部自分が去年1人で出した『上京』というアルバムで聴けます。興味があったら聞いてみてください(下の方にリンクがあります)。おすすめは「もうすぐ着くよ」です。
そのアルバムの最後の曲が「上京しないで」でした。
https://linkcloud.mu/5c4328e2(上京/2022)

 

と言うのはそれなりに嘘で、
「上京しないで」はそんな綺麗な曲ではなく広島のバンドメンバーが2人上京する可能性が出てきて、まだあまり仲良くなりきれていなかったので"頼む!!!まだ上京しないでくれ!!"と思って書いた曲です。
なのでここでの上京しないでは、行かないでじゃなくて、来ないでの方です。知らない方がよすぎるクソ話でした。もちろん、全部がそうってわけじゃないけど。

コード進行はちなりのおかげで作れた気がします。
まだ年齢バンドが動く1年近く前に年齢バンドのメンバーでスタジオに入ったことがあって、その時に何気なくカノンコードをちなりが弾いていて"ア、コレ、ヤリタイ"と思い、後日このコードを中心にメロディーをなんとなく作り、ドラムをとりあえず録音してなんとなくの構成を作りました。
ちなりがカノンコードを弾いた時のワクワク感が自分でドラムを叩きながらだんだんイメージできてきて、家帰ってその日のうちにコードとベースをつけて、寝る前に歌詞書いて、翌日にギターと歌とコーラス入れて、それを全部インスタライブで配信して……。
あれは楽しかったなぁ…すごくまたやりたい。暇さえできればいつでもやりたい。

とにかくあのメンバーでスタジオに入れたことと、ちなりがカノンコードを弾いたこと。この2つがなかったらきっと年齢バンドも活動してなかったでしょうしこの曲もできてないと思います。
偶然ってこのことを指すんだろうなと思いました。

ちなみにメロディーは『となりのトトロ』と『火垂るの墓』を幼稚園の頃からアホみたいに見ていた(特に火垂るの墓はそれはそれはもう…)ので、ジブリみたいな仕上がりになっています。頭の中ではだんだん変わってきてる気がするけど。

結局俺は特に特別な意味を気合い入れてこめられるほど頭が良くないので、明日になったら言いたいことが変わってしまうかもしれませんが、今はとりあえずこんな感じ。

最後まで読んでいただいた方誠にありがとうございます。ゆっっっくり書いていたのでバラバラな日本語になってしまいました。
ずっと年齢バンドでも演奏し続けるからみんな聴いてね……。

米久保でした。ここからは以上!!!

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