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理系の難関大学合格へのロードマップ

はじめまして。

私は主に趣味である将棋、麻雀、数学、英語に関する記事を書いて情報発信しているブロガーのmasaです。

ブログは下のリンクから飛べますので、気になった方は訪問してください。


話を戻しますが、私は学生時代受験勉強に力を入れて、第一志望であった大阪大学薬学部に合格しました。こういうと頭がいいんですねと言われるのですが、決してそうではありません。

というのも中学生の時は成績も平均以下で、とても旧帝大を目指せるレベルではありませんでした。

しかし、高校生になったとき、勉強の面白さに目覚め、勉強法を色々試行錯誤していくうちに成績もどんどん上がり、第一志望であった阪大薬学部に合格することができたのです。

だからこのnoteでは私が試して効果のあった勉強法や参考書を教科別に紹介したいと思います。

ある程度再現性のある勉強法だと思いますので、是非参考にしていただければ幸いです。

私は理系なので今回は数学、物理、化学、英語に絞っています。


受験勉強の意義


受験勉強なんてやって意味あるの?
と考える人もいますが、間違いなくあります。

もちろん英語とか実用的な科目は社会人になっても必要なのでやるべきなのは当然ですが、目標を持って、それに全力で取り組んで、成功体験を得るというのは若いうちにしておくべき重要な体験です。

更にここで身につけた勉強習慣は大人になっても役に立ちます。

もちろん他にも打ち込みたいこと(音楽、部活など)がある人はそちらに打ち込むのも全然いいと思いますが、受験勉強も同じくらい価値があるものです。

音楽や芸術、スポーツで突出した才能がある人は別として、私を含め多くの人が凡人です。

ただそんな凡人でも努力次第でなんとかなるのが勉強です。

学歴社会は終わったという人もいますが、正直終わってませんし、勉強は努力ができるという最も簡単な証明になるので、取り組んで損はないです。

周りの雑音を気にせず、やるからには全力で受験勉強に取り組みましょう。

受験勉強に対する考え方


まず受験勉強は長期のプロジェクトであるということを認識してください。

いつ始めてもいいですが、早ければ早いほうがいいのは言うまでもありません。

私は勉強の面白さに気づいたのが高校生になってからなので、受験勉強を意識したのは高1からです。

しかし、灘、開成、筑駒、桜陰といった受験校に通っている人の中には、中学生の時から大学受験を目標に勉強してる人もいます。

そう考えると早いほうがいいので、今から始めましょう。

受験勉強の具体的なスケジュール例


 受験勉強で大事な科目は数学と英語です。

これはもちろん生きていくうえで大事とかそういう話ではなく、単純にこの2科目は受験において配点が高いです。

更に数学に関しては、物理と化学の成績にも関わってくるので、絶対やるべきです。

ですので、まずこの2科目を重点的に勉強しましょう。

受験勉強を始めた1年半は、基本自宅学習ではこの2科目だけで大丈夫です。

そして高2の夏くらいから、物理と化学を始めましょう。

理科は正直始めるのが遅くても間に合います。

それでは科目別の勉強法を解説していきます。

数学


まずは数学からです。

まず知っておいてほしいのが、数学は才能とかは全く関係ないということです。

よく数学はセンスが大事と言われますが、全く関係ないです。

勉強してるかしてないか、それだけです。

もちろん数学の研究者になるとかであれば話は変わってきますが、高校数学レベルでセンスは必要ありません。

正しい方法で勉強すれば、誰でも合格圏内に持っていくことができます。

それを前提に話を進めます。

ではどうやって勉強するかですが、簡潔に述べると定石をストックして、たくさん良問を解くです。

はいめっちゃ簡単ですね(笑)ただほんとこれだけです。

それでは具体的に使う参考書を交えながら解説します。

まず基本となる知識は教科書で学んでください。

次に定石と呼ばれる物を習得するために使うのが網羅系参考書と呼ばれるものです。

これには主に2つおすすめがあります。

青チャートとFOCUS GOLDです。

どちらも問題数が多く、これらをやれば受験に必要な定石は十分に身につきます。

どちらを選ぶかは学校で指定されていれば、それを使うというのでいいと思います。

使い方ですが、まず問題を解きます。5分考えて解らなければ答えを見てください。

そして解答を読んで、解き方を暗記します。ただここで気をつけてほしいのは、暗記と言っても英語の単語帳や歴史などを暗記するように丸暗記するのではないということです。

しっかり解答の流れを理解しながら暗記するのです。

もしここで知らない公式が出てきたら、できるだけ導出の仕方も確認しましょう。そうすることで理解が深まります。

一時期数学は暗記だという本が流行って、物議を醸しましたが、ある意味暗記で、ただ丸暗記ではないということです。

もちろん数学の面白さはもっと後で分かるもので、決して暗記だけの科目ではないです。

網羅系の参考書の使い方はこんな感じです。

ただ教科書を終わらして、すぐにこれらの参考書を解くとちんぷんかんぷんということもあるので(私がそうでした)、そんな方にはマセマの数学シリーズがおすすめです。

教科書レベルから青チャートへの橋渡しに効果絶大です。

そして網羅型参考書が終わったら、次に取り組んでほしいのが、入試基礎レベルの問題演習です。

ここでぴったりな参考書が大学への数学1対1対応です。これは受験数学界では有名な大学への数学シリーズです。

入試基礎レベルの問題が収載されており、とにかく解き方が綺麗で、わかりやすいため、数学力の向上だけでなく、数学の面白さに気付けると思います。問題数もそこまで多くなく、挫折しにくいです。

使い方としては、20分程度考えてそれでも解からなければさきほど同様、答えを見て解き方を理解し、暗記すれば大丈夫です。

なぜ今回は20分かというと、今回は網羅系参考書でストックした知識を組み合わせて、試行錯誤する必要があるからです。

ですので、ここでは覚えた知識を20分であーでもない、こーでもないと試してみましょう。

そして入試基礎レベルが終わったら、ついに入試レベルの問題に挑戦です。

いきなり過去問に移ってもいいのですが、もう一つ問題集をかませましょう。

ここでおすすめの問題集はやさしい理系数学と新数学スタンダード演習です。

まずやさしい理系数学ですが、これは名前にやさしいとあるだけで、全くやさしくないレベルの問題集として有名です。

しかし良問が多く、問題数もほどよいのと解法も別解が複数載せられれているため、少ない問題数で多くのことが得られる仕様となっています。

次に新数学スタンダード演習ですが、こちらはさきほどの大学への数学シリーズです。こちらも問題数が程よく難易度もちょうどいいため、おすすめです。

ただ解答が綺麗すぎて理解しにくい人もいるのも事実です。

なのでこの2つの問題集のうち何問か解いてみて、自分にしっくりくるほうを選べばいいと思います。

補足です。私は使ったことがないのですが、標準問題精講も人気なので、そちらも検討するといいかもしれません。

そしてこれらの問題集が終わったら、ついに入試過去問に挑戦となります。おすすめは〰カ年シリーズです。

私は大阪大学を志望してたので、阪大の理系数学20カ年を使っていました。

このシリーズは問題数が多いのと、テーマ別に問題が整理されているので使いやすいです。
是非取り組んでみましょう。

そしてここからはおまけですが、数学に自信があって極めたい人には、新数学演習と大学への数学月刊シリーズがあります。

この2つは受験数学では最高峰の難易度の参考書です。

正直ここまでやる必要はないですし、他の科目で時間がない人は手を出さないほうが懸命です。

ただ受験数学を極めたい、東大、京大、医学部受験生の中でも数学を得点源にしたい人は、取り組んでもいいかもしれません。

あと大学への数学月刊シリーズには学力コンテスト(通称学コン)というものがあり、めちゃくちゃ難しい問題を解いて応募すると、添削してもらえたり、成績優秀者が雑誌に名前がのるというものがあります。

これは数学に取り組むモチベーションになるので、取り組んでもいいいかもしれません。

私も受験生時代何度か優秀者に名前を連ねることができたのはいい思い出です。

数学は以上です。

英語


次は英語です。まず英語は単語から始めるのがいいです。大体遅くに受験勉強を始めて、後悔するのが単語を覚えていなかったことです。

単語力≒英語力と言っても過言ではないくらい、単語は重要です。早い段階からコツコツ覚えていきましょう。

おすすめの英語単語帳はDUOと速読英単語です。
私は丸暗記が苦手でしたので英文や長文の中で単語を覚えるというのがあっていました。

理系の人はそういう人が多いと思いますので、参考にしてみてください。

まずDUOですが、こちらは560本の英文の中に重要単語1600語、熟語が1000個が重複なく含まれているというものです。ナチュラルな英文が多く、そのまま使っても大丈夫なくらいいい英文が多いです。

ですのでこの参考書すれば、単語力だけでなく、スピーキング力やライティング力も上がるので一石二鳥の単語帳です。

そして速読英単語ですが、こちらは長文の中で英単語を覚えるものとなります。

読んでて面白い英文が多く飽きないのが、この単語帳の良いところです。

どちらの単語帳も素晴らしいので、自分にあう方を使えばいいと思います。

ちなみに私は速読英単語を使っていました。

単語の勉強の仕方ですが、注意点は1つです。

とにかく一度に大量に覚えて、それを何度も繰り返すという方法が良いということです。

一日に200語とかを覚え、それを何度も繰り返すのです。

一回で覚える必要はなく、忘れても構いません。

ただ何度も繰り返すうちに覚えてない単語が減っていきます。100回くらい繰り返しましょう

あと英語の勉強法として私がオススメしたいのが音読です。

私が学生時代は音読の効果があまり知られていませんでしたが、有名な同時通訳の神様である國弘先生も勧めています。

実際私も音読するようになってから、短期間で成績が大幅に上がりました。

ある程度単語力が付いてきたら長文の参考書に取り組みましょう。

ここでおすすめなのが英文解釈教室シリーズです。

こちらは駿台講師であった伊藤和夫先生がかかれた本で有名な先生であることもあり、とても解説が丁寧なのとこの本を読めば長文読解・英文解釈で最も重要な英語を前から返り読みせずに訳すという事ができるようになります。

このシリーズは3つレベル分けされていますが、全て取り組んだほうがいいです。

そして前から訳すというのが身についたら基礎英文問題精講で演習しましょう。

この参考書で演習すれば受験で必要な英語構文が身につくのと英文を正しく読めるようになります。

そして英文解釈と並行して文法も勉強しましょう。

ただ文法はそこまで重要じゃないので、分厚い参考書で勉強する必要はなく、問題集で問題を解きながら覚えましょう。

おすすめなのは基礎英文法問題精構です。こちらで問題を解きながら、疑問に思ったことはフォレストという辞書的参考書で調べるのがいいです。

これらが終わったら過去問に取り組めば盤石です。

化学


化学の勉強法としては、解説形式の参考書で内容を理解し、あとはとにかく問題を解くというので大丈夫です。

解説形式の参考書でおすすめは照井の化学シリーズでとてもわかり易く、独学でも理解できるようになっています。

そしてこれを読んだら次は問題演習です。

おすすめは化学の標準問題演習です。照井の化学シリーズを読んだあとにちょうどいいレベルの問題ばかりなのでステップアップに最適です。

そしてもしここで疑問が出てきたら、辞書的な参考書である化学の新研究を読むのがおすすめです。とても詳しいのとコラムが面白かったりします。

そして標準問題演習が終わったら、化学の新演習という問題集に取り組みましょう。入試レベルの橋渡しにピッタリの問題集です。

しかも標準問題集、新演習はともに化学の新研究の著者が書いた本なので一貫性を保てます。

この3つはとてもおすすめです。

新演習が終わったら、過去問演習でオーケーです。

更に化学を極めたい人には、駿台講師の石川正明先生が書かれた新理系化学100選がオススメです。

石川先生は私が最も尊敬する先生の一人で、化学の面白さを教えてくれた先生です。

化学は単なる暗記科目でなく、理論的な学問であることも教えていただきました。

本当に感謝しています。

今でも授業を受けられるかわかりませんが、石川先生の授業を受ける機会があれば、絶対受けることをおすすめします。

化学に対する考え方を根本からくつがえされます。

物理


物理も化学と同じで、解説本を読んで、問題演習するという流れです。

解説本でおすすめなのが、漆原シリーズです。とてもわかり易いです。

そして問題演習は物理のエッセンスがいいです。

ここにある問題を解けば自然と公式が身につき、更に公式の問題への応用の仕方が身につきます。

そしてエッセンスを3週くらい解いたら、名門の森に取り組みましょう。

名門の森はエッセンスと著者が同じなので、やはり一貫性が保てます。

もしいきなり名門の森が難しいという方は良問の風という問題集をかませてもいいかもしれません。

そしてこれらに取り組んだら、あとは過去問演習でオーケーです。

更に難しい問題集に取り組みたい人は難系物理か物理の新入問題演習がオススメです。

特に新入問題演習の方は微積を使っているので、大学の物理を先取りしたい方や数学が得意な方はこれに取り組んでみてもいいかもしれません。

ただ微積を使った解き方は苦手な人には物理アレルギーになりかねないので、無理にやる必要はないでしょう。

まとめ


いかがでしたでしょうか。

私が受験生時代おすすめの勉強法、参考書を紹介していきました。

私が受験生時代はこんなに情報が豊富ではなかったのですが、今の時代の学生はほんとに羨ましいです。

ただだからこそ情報の取捨選択は重要です。

勉強は自分にあったものを選ぶのが一番なので、ここに書いてることを鵜呑みにするのではなく、あくまでも参考にするというように活用してください。

受験勉強は孤独との戦いでもあるので、健康に気をつけ、適度に休憩を取りながらやり、全力で取り組んでほしいと思います。

その経験の中で得た知識、考え方、勉強習慣は必ず後々生きてきます。

それでは皆さんの良い結果を望んで、締めさせていただきたいと思います。

こんな誰が書いたかもわからない長い文章をここまで読むことが出来たあなたなら、必ず良い結果が出ると信じていますので頑張ってください。





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