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色んな眼鏡をかけてHADOをみてみよう

(文字数:約2600文字、想定閲覧時間:5分)
はじめましての方は初めまして。
また会った方はお久しぶりです。
SK/あひる組」に所属する よね と申します。

今回は、スポーツなどの観点、いわば「眼鏡」をかけてHADOを見てみると、なかなか面白いよ、というお話です。

なお、今回のnoteはアドベントカレンダー #ゆるHADO に賛同しています。


1. HADOって何?

そもそもHADOって何よ?って方も多いと思います。
HADOは、AR(Augmented Reality:拡張現実)技術を使ったスポーツです。頭と腕にデバイスをつけて3vs3で、超ざっくりいうなら「大量のバーチャルの球を投げあうドッジボール」ですかね。

ルールの説明は以下の動画を見てみてください。

このHADO、世界大会等も開催されるほど大会が活発に行われています。
下の動画は昨年の世界大会のダイジェストです。

更に今年は12/19にHADO JAPAN CUPという全国大会が開催されます!来週の土曜日ですね。よろしければ見ていただけると嬉しいです。
残念ながら我々は今回はこの場にいませんが、本気になってぶつかり合う選手たちの熱い姿、ぜひ見てみてください。

2. HADOは眼鏡をかけると更に面白い

おすすめした後にこれを書くのはちょっと気が引けますが……
HADO、初めて見た方は絶対こう思うんじゃないかな、と思っています。

なんかカッコいいけど、なんかよくわからん。

新しすぎて何が何だかわからないんですよね。
我々からすれば「やってみれば超面白いよ!!!」なんですが、そもそもまだHADOが出来る場所もまだまだ拡張中なので、皆様に気軽に体験していただくことが非常に難しいのです。
※HADOが体験できる場所は東京、前橋、浜松、大阪や名古屋などにございます。非日常の運動をしてみたい方はぜひ来てみてください!一度体験すれば楽しさがわかると思います!

では、どうやったら楽しく見ることができるのでしょうか。
私は、人やチームに焦点を当ててみる楽しさのほかに、皆様が経験した/見たことのあるスポーツや取り組んだことのある内容の知識を使って見るのが一番楽しいと思っています。
新しい知識をたくさん詰め込むより、今ある知識で見られるなら、何も頑張らなくても楽しんで見られるんじゃないかなぁと思います。

これから、私が今までHADOをしてきた中で出会ってきた眼鏡や、一番いい眼鏡を持っていると感じている選手の発信をご紹介します。
ただ、これから書く眼鏡は、ほんの一例です。色んな人の動きを見てみて、皆様の眼鏡で「すごい!」と思えるものを見つけたら、皆さんはHADO観戦を楽しむ立派な一員です。

同時にこのnoteから、HADOってこんなに色んな側面を持っているんだ!と思っていただけると、筆者冥利に尽きます。

3. スポーツの眼鏡

■ドッジボール、野球など

攻める時/かわす時の駆け引きHADO選手は、同時に10発前後飛んでくる球を避けながら、いかに相手に球を当てるのかを読みあいます。
HADOの試合では、「どこに投げれば相手が当たるのか」「相手はどこに投げそうだ、避けるためにはどう動けばいいのか」といった読みあいが超頻繁に発生します。この読みあいは、『この人から自分を見ると「こういう癖がある」とみているだろうからこの動きをする、だから自分はこう動こう」のように、異様に複雑になる場合があります。
そして、特筆すべきはその量です。HADOの試合は、1秒間の間に1人に10発程度球が飛んでくるようなこともあり得ます。そのような中、大量の読みあいをこなしながら、両チームが点を競っていきます。
そんな選手たちが、どのように相手を読み、どのように制するのかを見るのも、なかなか面白いですよ。

■ダンス

大量の球をよけきる姿は、まるで踊っているように見えるでしょう。
実際にHADOをしている選手の姿を見ると、まるで踊っているかのように避けている人たちが沢山います。
わちゃわちゃ☆ピーポー57☆TOKYOの選手は最たる例で、チーム内にダンサーやダンスレッスンをしている方がいるとかいないとか。
そんな彼らのダイナミックな動きに魅せられるのも、HADOの魅力の一つでしょう。

■サッカー

サッカーの眼鏡については #ゆるHADO 主催者のぶちょう。選手が一番詳しく発信していると思っているので、そちらを参照ください。毎回非常に興味深く読んでいます。

■FPS

FPSについては、SK/あひる組のRainbee選手RuhiaT選手が詳しく発信していると思っていますので、そちらを参照ください。特に、RuhiaT選手のApexLegendsをやりこんだ話は、FPS経験者であればHADO選手がこんなこと考えているんだなと見えるかもしれません(ちなみに自分はFPSほとんどわかりませんのでご容赦ください)。

4. こんな意外な眼鏡も

■将棋

シールドや小さな球でも相手を制圧していく姿は"まるで将棋だな"と思うことでしょう。
ちょっと上級者な見方ですが、将棋にも通じる部分があります。それはシールドを張っている選手に顕著に見えるかもしれません。
チーム内の選手がどんな特徴があるのか、相手選手の特徴は何か等をしっかりと分析し、80秒という限られた時間の中でチームを勝利に導くのは、まさに軍師の特権です。
タンクプレイヤーの人を見る際、なんでこの位置にシールドを張ったのか等を見られるようになると、HADO観戦がより楽しくなってきます。

■声楽、演劇(!?)

(たぶんこれは現役選手の中では私だけですが……。)
声出しの際、声の出し方を変えている姿には、少し声楽の要素が混ざってきます。
自分は声を出す際、会場の大きさや声を伝える目的などで、声の出し方を変えています。味方を安心させるための声、味方を奮い立たせる声、時には相手に対して効果を与える声もあるかもしれません。
ただ聞いているだけではうるさい声も、じっくり聴いてみると面白い見方ができるでしょう。

5. おわりに

皆様が持っている「眼鏡」はございましたでしょうか?もしあれば、みなさんの眼鏡でHADOを見てみるとより面白い側面が見つかるかもしれません。
「この眼鏡でHADOを見るとどうなるの?」と気になった点があれば、コメントや筆者のTwitterに質問してみてください。わかる範囲でこたえられるかもしれません。
ではでは、皆様も色んなHADOを見ていただけると、非常にうれしいです。

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