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ピアソラ~あるタンゲーロの見た夢

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タンゴに情熱をそそぎ、時には厳しい批判にさらされながらも、ついに新しいスタイルの音楽を築き上げた鬼才アストル・パンタレオン・ピアソラ。 いまや20世紀最高の作曲家のひとりと評され…
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#音楽

ピアソラとタンゴの関係は…

今日はアストル・ピアソラの誕生日。 2024年で生誕103年となります。 ということで超久しぶり…

リベルタンゴはタンゴの代表曲?

先日、依頼演奏の打ち合わせでプログラムの選曲をしましたが、「何か皆さんが知っている有名な…

ピアソラ最大の大作「ブエノスアイレスのマリア」

小オペラ「ブエノスアイレスのマリア」はアストル・ピアソラの最も規模が大きく、彼の人生にお…

ピアソラの復刻CD~実は売れっ子だったピアソラ?

アストル・ピアソラ生誕100年だった2021年は、これまで入手困難だったものも含む多くのアルバ…

ピアソラにまつわる7つの誤解

すでに半分が過ぎてしまいましたが、2021年はピアソラ生誕100年。 節目の年だけあって、今年の…

圧巻のコロン劇場ピアソラ・フェスティバル

ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座に並ぶ世界三大劇場の一つとされる、ブエノスアイレスのコロ…

レクチャーコンサート『ピアソラ~あるタンゲーロの見た夢』開講

大阪中之島の朝日カルチャーセンターで3月1日(月)13時よりレクチャーコンサート≪ピアソラ~あるタンゲーロの見た夢≫を行います。 出演:米阪隆広(ギターとお話)、星野俊路(バンドネオン) 朝日カルチャーセンターでは一昨年タンゴの歴史の概論についてのレクチャーを行いましたが、今年はアストル・ピアソラ生誕100年の節目となる年。満を持してピアソラの生涯と音楽についてを演奏と講義で紹介するレクチャー&コンサートを開講させていただきます。 タンゴに情熱をそそぎ、時には厳しい批判に

ピアソラ初期の作品を聴く

「リベルタンゴ」「アディオス・ノニーノ」「ブエノスアイレスの四季」‥‥今や多くの奏者が演…

【ピアソラの転機】アディオス・ノニーノの誕生

現代タンゴの巨匠アストル・ピアソラの自他ともに認める代表曲といえば何といっても「アディオ…

ピアソラ「ロコへのバラード」の大ヒット

スランプを救ったフェレールとの歌曲アメリカからの帰国後、新しく結成したキンテート(前期五…

リベルタンゴの「自由」とは?

ヨーロッパの新天地で1973年後半に心臓発作に見まわれ一時生死の縁をさまよったピアソラは、手…

ピアソラが影響を受けたタンゴミュージシャン①バルダーロ六重奏団

アルゼンチンタンゴのこぼれ話あれこれ。 バンドネオン&ギターDuo「タンゴ・グレリオ」のギタ…

ピアソラが影響を受けたタンゴミュージシャン②アルフレド・ゴビ

【君が魔術師だったら】 1952年エミリオ・バルカルセ作曲 この音源で演奏しているアルフレド…

ピアソラが影響を受けたタンゴミュージシャン③フリオ・デ=カロ

【デレチョ・ビエホ】 エドゥアルド・アローラス 1916年 タンゴを変えたデ=カロフリオ・デ=カロは厳格なクラシック音楽家の家系に生まれ、幼少期から音楽の英才教育を受けていましたが、10代の頃タンゴの魅力に取りつかれ家出同然でタンゴの世界に飛び込みました。 1920年代に若くして彼が結成したフリオ・デ=カロ六重奏団はオリジナル作品だけではなく、一昔前のタンゴに大胆で華やかなアレンジを施して魅力を引き出す手法で人気を博し、「いかに優れたアレンジを作り、楽団の個性を出すか」と