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人生の転機パート1

今思えば、一度目の人生の転機って
高校一年生の時だったように思います。

もともと、
「良い学校に入って、良い会社に入れば豊かになれる」
と両親や学校の先生から教わったボクは、地元で一番の進学校に入学しました。

そして、
「武道をやれば内申書の評価が上がるかな~」
という軽い気持ちで、空手道部に入部しました。

本来、高校の部活動のはずでしたが、
いろいろなご縁もあり、地元で有名な道場の練習に参加させていただくことになりました。

その際に、道場の先生から教わった言葉です。

「いいか? お前らは頭が悪いから、勉強をしているんだ」
「本当に頭が良いやつは、勉強をしなくても、良い大学に受かる」
「お前らは頭が悪いから、勉強をしても、たいした大学には行けない」
「だから、お前らは勉強をするのをやめて、かわりに空手をやれ」
「どこでも良いから、入れる大学に入れ」
「そして、大学を卒業したら、すぐに会社を作れ」

ボクら一同、唖然としました。

「え?うちら、地元で一番の進学校なんだけど?」
「この先生、頭がおかしくね?」

実際、その先生は、
空手の道場以外にも、会社を2社経営してたようです。

とはいえ、
先生の価値観をまったく受け入れることができませんでした。

その後、
練習以外に、土日の朝7時くらいから
先生の会社の仕事を手伝うように言われました。

「なんで、タダ働きで、こんなことやらなきゃいけねーの?」
と、不満げなボクたち。

「お前ら、本当に勉強しかできねーな」
と、仕事をテキパキこなしながら、ボソッとつぶやく門下生。

「え? タダで仕事を手伝ってあげてるのに、その言い方はないだろう」
と、さらに不満げなボクたち。

この納得のいかない状況が続くと、
人生はダメになってしまうと感じたボクたちは、
部活の仲間全員で集まって作戦会議をすることにしました。


~ パート2に続く ~

向山雄治
https://humanstory.jp/mukaiyama_yuji/
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