取説を読み聞かせ?今なお止むことのないミス東大の探究心の原点とは〜私の読み聞かせ履歴Vol.7〜
東京大学医学部医学科在学中のリケジョ。ミス東大やバラエティ番組への出演なども行っている上田彩瑛さんの読み聞かせ履歴
・とにかく好奇心旺盛で気が済むまで人に質問する子どもだった。その徹底的に探求する姿勢は今でも続いている。
・子ども扱いされず、一人の人として尊重して、育ててもらった。そのことが探究心を持ち続けられた要因
・日本語と英語両方で読み聞かせをしてもらっていた。そのことが英語への抵抗感をなくすきっかけになった。
第7回目は東京大学医学部医学科に在学しながら、ミス東大でグランプリを獲得するなど、メディアに関連した活動も積極的に行っている上田彩瑛さん。日本最高峰の環境で日々医学を学ぶ上田さんの幼少期は一体どのようなものだったのでしょうか。インタビューの中では、医学の道を選んだ理由、そして今も昔も変わらない上田さんの探究心を育んだ子どもの頃の習慣までたくさんのことをお話いただきました。
子ども扱いされずに過ごした幼少期
ー今日はよろしくお願いします!まず簡単にこれまでの略歴と活動について教えてください
2019年に東京大学に入学して、その年のミス東大コンテストでグランプリをいただきました。それをきっかけにメディアでの活動を始めました。今は医学部医学科の5年生で病院実習をしながら、メディアの活動も継続しています。
ープライベートではどんなことをされることが多いですか?
ダンスは習い事やサークルでやっていたので今も時々ではありますが継続しています。それ以外だと最近はゴルフもはじめました。それと野球観戦も好きで、自分が応援している阪神タイガースの試合結果は毎日チェックしています(笑)。
ーSNSも拝見したのですが、お笑いが好きだったり関西愛を感じるエピソードも多いですね!
たしかに、言われてみればそうかも知れません(笑)
ーここからは幼少期のことについてお伺いします。小学校に入る前、上田さんはどんなお子さんでしたか?
習い事でやっていたバレエのような体を動かすことが好きでした。体を動かすこと以外にも、パズルを解くことも大好きで、よく遊んでいました。
ー様々なことに興味を持ってチャレンジされていたんですね。これは私の家だけでは?というご家庭独自のルールや習慣、エピソードなどはありますか?
家庭独自というより、母のルールが少々独特で。後で訂正するのが面倒くさいという理由で、3歳児に普通に地動説を説く人でした。今立っているこの地面が回ってる?と当時は少々焦りましたが、重力や慣性の法則について知る良いきっかけになったと「今では」思っています(笑)
また、好奇心旺盛な子どもだったので、色々と親に質問することも多かったのですが、一つ一つ真摯に向き合ってくれました。子ども扱いすることなく一人の人として尊重してくれたことが「なぜ」と探求し続けることができた要因かもしれません。
読み聞かせの半分は英語の絵本!?
ー小さいころ、読み聞かせをしてもらった絵本の中で特にお気に入りの作品はありましたか?
ディズニーのミニ絵本シリーズが好きでした。ミッキーがお出かけしている間のプルートのお留守番の様子を描いたお話が特に印象深いです。
ー他にもお気に入りの絵本はありますか?
「The Runaway Bunny」「Goodnight Moon」「クリフォード」この3冊もお気に入りです。
ー海外原作の絵本が多いですが、こちらは英語で読みきかせでの読み聞かせを保護者の方がされていたんですか?
母が英語の教員をしていたこともあって、日本の絵本と英語の絵本が半々になるように読み聞かせをしてくれていました。そのおかげもあって、英語への抵抗感を抱くことなく、勉強することができました。
今も昔も変わらない「探究心」が医学への道を切り開く
ー絵本に関連する印象深いエピソードがあれば、教えてください。
なぜという疑問を持つことが多い子どもだったので、絵本に限らず知識を得るために様々なものを読み聞かせてもらいました。例えば、百科事典でわからないものについて一緒に調べたり、電化製品の取扱説明書を読み聞かせしてもらっていたこともありました。絵と文字の組み合わせ説明により一連の動作が可能になる過程がとても好きだったようです。電子レンジの使い方にとても詳しい幼稚園児でした(笑)
ー取説を読み聞かせてもらっていたんですか!?上田さんの探究心が伝わるエピソードですね。
なぜという疑問を持つ心は昔から変わらず持っています。そもそも医学の道を志したきっかけも知的好奇心から生まれたものでした。子どものころ、インフルエンザのワクチンの注射を打った時に、倒れてしまったことがあったんです。今振り返れば、迷走神経反射という注射のショックによって起こる現象だということがわかりますが、当時の私は自分の体のことでわからないことがあることにむずむずしてしまって(笑)。そこから人体の仕組みに興味を持つようになって、医学部を選びました。わからないことをそのままにしておけない性格は相変わらずで、今でも日々の授業や実習の中でわからないことがあればまず友人に相談して、それもわからない時は、先生にわかるまでたくさん質問しています。質問しすぎて大丈夫かな?と少し心配になるので、友人と分担してみたり(笑)わからないことはわかるまで追求してしまいますね!
ー医学部を選んだ背景にはそんな過去があったんですね。教えていただきありがとうございます!どこまでもとことん深ぼる姿勢がすごい!最難関の東大理科三類の背景にも通ずるものがありそうですね。
たしかに、中高生時代の勉強もわからないことをなくしていきたいというモチベーションでしていたように思います。「なんで」を潰していくことで、どんどん勉強を進めていってる感覚でした。
ー最後にこの記事を読んでいる保護者の方にメッセージをお願いします。
私の親が以前、とある取材で「もう一度子育てをするなら、何か変えたい部分はありますか?」の問いに「もう少したくさんの人の手を借りればよかった」と答えていたことがあります。「なぜ」という疑問に丁寧に答えてくれたからこそ、今の私があると思いますが、その環境を作るのは簡単なことではありません。YOMY!のような、子育ての負担を軽減できるサービスや周りの方の力を借りながら、お子さんと向き合って欲しいなと思います。私自身もいつか子どもを育てる立場になった時にもそのようにしたいと思っています。
ー本日は忙しい中、ありがとうございました!
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YOMY!は子供の成長にかかせない”人とのコミュニケーション”と、いつの時代も最高の教材である”絵本の読みきかせ”をかけあわせた、子どもたちの”対話力”を育むオンラインスクールです。
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ハーバード大学をはじめ、アメリカの大学で長年研究されてきた「ダイアロジック・リーディング」を基に開発された読み聞かせ方法YOMY!メソッドのもと、子どもたちの能力、特に思考力、読解力、そして対話力を最大限に伸ばします。
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