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自分、バスケ歴12年。

 自分ってわがままだなぁと感じた最近のこと。
「そうか、仲間がほしいのか。私は」と気がついた。どんなにいい仕事をさせてもらっていても、共に悩み共に考え、喜び合う仲間がいないと仕事って義務になってしまうんだな。

 私はそもそもがフリーランサーで業務委託人材であるから、アルバイトやパート、会社員の方々のようにチーム感が薄い働き方になる。しかしながら、大抵は中の人化するのでなんとなく「外部社員」みたいな立ち位置にはなる。けれど、企業によってはチームをつくってくれて自分がマネジメントさせてもらって動くので、最小ユニットでも二人三脚が適う。そういうときは年齢差とか経験の差とか関係なく、喜怒哀楽を仕事を介して共にでき、自分の意欲や情熱につながっていくのだけれど。

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 現在、ことごとくそういうチームがなく、自分一人部署の立ち上げで相対するは社長というケースの仕事ばかり。スタートアップの社長さんは尋常でない多忙さに加え、実はちょっと独占欲が強い。「うちの会社を一番に考えて!」、「うちの仕事を一番に優先して!」という暗黙の圧がひしひしと感じられるのだ。ちょっとした軽口や相談、話しながらのまさしく壁打ちをする相手ではないので、仕事がプレッシャーでしかなくなり、意欲が高止まりしにくい。贅沢だな、悩みが。

 私は個人で仕事している働き方のくせに、チームプレイが好きなのでダイレクトに意欲につながってしまう。これまででとても幸福な経験をさせていただいた思い出深き2社があり、ひとつは従業員のリーダーシップやマネジメント研修も依頼され、のべ50人近くの指導を数年かけてしてきた。もちろん依頼されている本業に加えて。結果として経営陣と現場のすべての人に精通することになり、ガバナンスにも影響力を持つに至った、なによりも人の成長をダイレクトに感じることができた。全身全霊で彼らに相対し、必要とされれば24時間いつでも飛んでいった。デジタル上でもリアルでも。たくさんの若い子らが自ら起業したり、役員としてステップアップを果たし、今も仲良くしている。

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 もうひとつは、非常に重責のあるプロジェクトにおいて部門立ち上げを担ったが、監督者として経営企画部の社員がついた。最終的にたった二人で社内外のうるさ方を説得しながらだったが、この仕事は国の事業でもあって自分のこれまでの社会人経験を軽く凌駕するしんどさであった。
 経企の社員とも、毎日何時間も仕事上の必要な会議をしつつ、それと別にずいぶん毎日議論もした。時に喧嘩になったことも少なくない。あの頃は携帯の着信画面の履歴がほぼこの人だけになり、夜22時スタートの会議などもざらで、濃密に人と関係した日々になった。

 けれど、結果、この人のことを誰よりも信頼し尊敬し、組織を離れたけれどもう一度仕事を一緒にしたい、と切に願う。それが今の自分の夢だ。

 手を変え品を変え、ずっとつきまとうものが課題。

 なんだかんだ私はいつも、仲間というのが課題になっている気がしなくもない。仲間ってチープな響きだけど、やっぱりチームプレイのスポーツをやっていたからなのかもしれない…!

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