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〜ジビエ〜 伊那谷産 日本鹿

〜ジビエ〜 伊那谷産 日本鹿

友人が猟師に同行させて貰ったらしく宅急便で送られてきた日本鹿。

「ひれ」に見える細長いのが「ロース」残りは「内もも」「しんたま」に見えるんだけど、友人に確認しても友人自身が分かっていない 笑。

まあ、筋目に逆らって切るといい感じで硬いので間違いないとは思うけど。


潰してから未だ3日、鹿独特の匂いに獣臭さが混ざったような匂いがいつもの鹿肉より強め、血生臭さは無い。

いつもは解体免許保持者のいる施設に持ち込まれたやつを食べているので、少々差を感じる。

プロとアマチュア差? 屠畜の腕?それとも仕留める際の差かな?

因みに、牛と違って個体の小さな鹿は枝熟成はしない、心臓が動いてる内にいかに早く血抜きするかが勝負である。


日本では野生動物の狩猟は許可が必要で、解体も保健所の許認可を受けた施設で解体免許を持つ人間が処理した物でなければ流通できない。

金銭授受がなければ上記には該当しないけれど、魚は釣ってきた物を市場や飲食店に買取って貰っても全然OK、なんか違和感を感じる。

欧州などでは日本の魚釣りのように森で仕留めて食べているようだけど、日本ではなかなかそういう文化にはなりそうもない。


本州は鹿や猪等の野生動物の狩猟は2/14で終了。

2/15から渓流釣りが解禁になる為、誤射防止策のようである。

それからの期間は害獣駆除目的なら狩猟可能。

一見可哀想に思えるかも知れない、しかし里山に暮らす人々にとっては作物を荒らしたり、植林した木の皮を食べてしまったりと厄介者なのである。

(木の皮を傷つけられてしまうと栄養や水分が上に届かなくなって枯れてしまう)

生態系の頂点にいた狼を絶滅させてしまったが故に間引かれることが無くなってしまったが故に個体数は増える一方、人間が自然のバランスを崩してしまったツケなのではないだろうか?


ちょっと話が脱線してしまったが、戴いた命ならありがたく頂戴したい。
高タンパク低脂肪、コレステロールは低くカロリーは牛赤身の半分程度。
ビタミンB群や鉄分、肉なのにDHAも含む不思議で栄養価高い鹿肉。
どうやって美味しくいただこうか。チルド肉を分けてくれた友人に感謝。

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