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社会人○年目

社会人○年目という言葉は、たびたび自分を絶望させる。

今年の春で社会人3年目になったわけだが、実際に社会人としての年数は2年だけであり、当たり前だけど決して3年ではない。

通勤中に高校生を見かけたり、Twitter等のSNSで大学生の投稿を見ては、自分はもう学生では無く、社会の歯車となるべく、社会に揉まれているのだと自覚させられる。

職場が病院であることにより、24時間年中無休という環境下で、基本的にはカレンダー通りではあるが、土曜日は仕事であることが多いため、世間において金土日の三連休であったとしても、自分は土曜日に有給を入れるなりしないと、三連休が発生しない始末である。

そんな感じであるから、まず連休を作りにくく、頑張って今回のお盆休みで4連休といったところか。入社して最高はお正月休みの5連休ではなかろうか。

頑張っても1週間未満の長期休暇を楽しみに毎日身を粉にして働く毎日。

さらに宿直業務という名の24〜27時間業務がある地獄。
『何もなければ、夜間は寝れる』ということであるが、時間外救急受付において、何も無いわけがない。眠りにつきかけたところで電話に起こされる。タクシーを呼んで欲しいという電話をかけてきたジジイにはマジでムカついた。

平均2〜3時間、すごく寝れて5時間という現実。
宿直手当はもらえるものの、体の負担が大きく、QOLが下がる一方。

日々の残業と宿直手当でなんとか貯金しつつ、生活できる給料。とはいえ所得税やら住民税で控除された手取りは少し悲しくなる。

年2回の賞与は一般企業よりは遥かに安く、なおかつ企業型の確定拠出年金で半分ほど取られる。
毎回『あー、まあこんなもんよね。』と特に嬉しくもなく、給与明細をそっと閉じる。

こうやって毎日毎日働いていたら、もう10年くらいは働いている気分になってくる。

しかし現実は甘くない。
まだ社会に揉まれてたったの2年である。

嘘だろっ⁈

誠に悲しい。

こんな思いを10、20年と抱きながら、おじさんになるのだろうと。

とまあ、ただの愚痴である。

自分はそこまで真面目ではなく、楽観的でほどほどでいいでしょっていう人間なので、もっと真面目な人はより多くの深刻な悩みを持ってんだろうなぁと思った。

でもほどほどに生きていた方が人生楽しめる気がする。

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