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よもぎ推し活部 #12 2024.3.23 AJICO Tour「アジコの元型」仙台Rensa

音楽について詳しくないからたいしたことは言えないけれど、たいしたことない人が書くライブレポ。
というか、AJICOをよく知らないという人にご紹介、な記事を書いてみました。


まず、自分はAJICOを生で観るのはよく考えたら初めてだった。

UA、浅井健一、元RIZEのTOKIE、そしてUAのツアーでドラムをプレイしていた椎野恭一の4人で構成されたスーパーグループ
2000年に結成され、2001年に活動休止した。
2021年、20年ぶりに再始動。1st EPを発表し、ライブ活動も行なった。2024年には2nd EPを発売。全国ツアー公演も予定されている。

ウィキペディアより


2001年に解散して2021年に再結成するまでの間、ライブアルバム「AJICO SHOW」を何度聴いたかわからない。
メンバーのUA、ベンジー(浅井健一)、TOKIEさん、椎野さんはそれぞれ別件で何度か観ている。
だからライブにも何度か足を運んだ気がしたのかな…


ツアー直前にEP「ラヴの元型」が発売されて、今回はそのレコ発ツアーということですね。

新曲「ラヴの元型」MV
サウンドも映像も格好いいねぇ!

余談だけど毎週聞いているTBSラジオ「深夜の馬鹿力」で、番組中にかけた曲について言及することが滅多に無い伊集院光がこの曲をべた褒めしてたのが印象的だった。


先行抽選で取ったチケットは整理番号136。
会場の「Rensa」のキャパは700らしいのでまあまあ良い、といったところ。
初めて行く会場で、場所はなんとなく調べていたのだけれど、直前にグーグルマップを見るとビルの「7階」だそうで…

会場は7階
このビルは健診を受けに何度か来たことがあるところだった(汗)


エスカレーターに乗ろうとすると、階段室の入り口に案内の人が立っていて「Rensaはこちらからです~」と。階段室に入ってみると…

階段に整理番号順に並ぶシステムだった。
136番なので6階付近まで一気に登らなければ…スタンディングのライブの前にこれはツライ!たまたま同じタイミングで登っていた人は息が上がって辛そうにしてた…

開場時間ギリギリだったので6階に着いた頃には入場が始まっていて、結局ほとんどノンストップで7階まで登って、入場。
コインロッカーが中にたくさんあって小さいのが300円、大きいのが500円。親切な箱。
急いで上着と雨具(出発時は雨)を預けて…

ほんしか!
前から6人目、センターの位置

開演時間から7~8分押して始まった。
振り返ると入り口までギュウギュウの満員になっていた。

1曲目はいきなり「ラヴの元型」
みんなMV観たばっかりだろうし、1曲目から盛り上がる。

2曲目はイントロのギターが鳴った瞬間に沸く「ペピン」

元はBLANKEY JET CITYの曲だけどAJICOでもおなじみ。
ギターとブレイクの瞬間が印象的で、ベンジーとUAのデュエットがカッコいいよね。
この2曲でつかみはバッチリ。

この後のセトリは正直全然覚えてないので、曲順に関係無く覚えてる範囲でやってた曲をご紹介
(まだツアー序盤なのでネタバレもついでに回避)

「深緑」


「美しいこと」


「悲しみジョニー」

これは元々AJICO以前の、UAの曲。ひたすら傷ついて悲しい主人公を歌った曲もAJICOによる演奏で凄みを増している。


演ってたなかで自分が特に好きなのは…


「フリーダム」

明るい曲調でひたすら「フリーダム」と繰り返す歌詞、自由になろうよと呼びかけられているようで、気持ちが軽くなる1曲

「GARAGE DRIVE」

ベースのリフと時々鋭く入ってくるギター、コーラスのUAがカッコよくて、幼い頃に体験した妄想世界でのワクワク感が呼び起こされる歌詞がたまらない


「金の泥」

歌うようなベースのリフに気だるく悲しい感じのUAのボーカルが乗り、「暗い」「絶望」をイメージさせる

「L.L.M.S.D.」

再結成してから発表された曲
AJICOにしては軽く明るい曲調。メロディー、ビート、ボーカルが希望を感じさせる、過去を大切にしながらも決別して前に進んでいく主人公の姿が見える


絞るのは難しいけどこのあたりかな~

いや、好き曲多すぎて全部挙げちゃう勢いだね(笑)
もちろん他にもやってたよ。

UAのボーカルの魅力については説明する必要が無いと思うんだけど、ソウルフルな声質と豊かな声量、幻想的な曲の世界観を表現する表現力が素晴らしくて、何を歌っても良く聞こえちゃう。すごいボーカリストだ。
あと、UAは衣装がオシャレだし歌ってるときの所作がなんだか可愛い。
手足が長いからかな、手の振りなんかも綺麗で見とれちゃう。

そしてなによりTOKIEさんのベース。
音作りがすごく良い。それなりに歪んでるのにバンドサウンドの中に埋没しない、しっかり主張してくる音。単に音が大きいという意味では無く。
演奏は基本的に派手では無いんだけど、メロディアスで心地よい低音をずっとキープするようなラインで弾くから、聴いていてとても気持ち良いんだよね。
ウッドベースを弓で弾いてるときなんかはもう、音がエロいってレベルで、、好き。

椎野恭一さんのドラムは職人っぽい演奏と、これまた音作りが好き。
スネアとシンバルの抜けが良くて気持ち良い。
低音はTOKIEさんに任せてるのかキックは控えめで、この2人のリズム隊がうまく噛み合ってAJICOの魅力を作り出してる、そんな感じ。

ベンジーについても説明不要でしょう。あの独特の声のボーカルも良いんだけど、やっぱりあのギターがね。カッコいいことは誰も否定しないでしょう。日本のギターヒーローとして必ず名前が出てくるのは伊達じゃない。

曲作りでもベンジーが作る曲にUAのボーカルが組み合わさると独特の世界観を更に強化するかんじで、相性が最高に良いよね。


AJICOのライブではBLANKEY JET CITYの曲もやるのが通例になってるようだけど、この日は「SWEET DAYS」を演ってた。
ペピンもそうだけど、ブランキーの曲はやはり客席が沸く。

あと、欠かせないのがやっぱり「波動」

AJICOの始まりの曲。UAもこちらも思い入れがあるから感情がこもるよね。

そんなわけで好き曲だらけのライブは、1時間50分くらいだったけどあっという間に終わった。
7階まで階段を登って疲れてるはずの足が悲鳴をあげることも無く、自分まだまだいけるようです。


途中のMCではなぜか駄洒落を言う流れになって「ティラミスをチラ見する」と言ってたUA、「猫が寝込んだ」とか言ってたベンジー…
駄洒落のセンスは2人ともイマイチだったみたい。

終演後のステージの様子


機材車
機材車アップ
「SEXY STONES RECORDS」のペイント


正直この日は東京で他にすごく行きたいイベントが発生して、先にチケットを取っていたAJICOと迷った。
でも交通費が厳しくて、東京は諦めて家でふて寝してようかと思ったんだけど、このライブは行って本当に良かった。
ここ数年行ったライブの中でもトップクラスに楽しかったなぁ。

自分はやっぱりバンドサウンドが大好きなんだなと再確認した夜となりました。

4月は最推しバンド「ZAZEN BOYS」のツアーがあるからもう楽しみでしょうがない。「フィロソフィーのダンス」のFCイベントとワンマンもあるから激アツ。またnoteで報告するので読んでいただけたら嬉しいです。



【おまけ】

近くの焼き鳥屋さんにて
焼き鳥と「おとはす」
ここの店主は音楽好きだったので通いたい。焼き鳥も美味しかったし
2件目の蕎麦居酒屋さんにて
鶏のタタキと「おとはす」

チェキは常に持ち歩いてるよ!

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