鳥,

軽やかで凛とした その羽根先
進行方向 良好天候
爽やかな風きって進む

君だから

もう大丈夫とふわりと久し振りに
笑みを浮かべる この目蓋は

どう見たって

美しくなんか見えなくて悲しくて

それがいいと聞こえた声に
彼らの音を探す決意と記憶をもう一度

ひろめよう

僕がぼくでなくなる前に
僕が私でワタシと俺と一緒になくなる前に

いつかこの景色と声を

忘れてしまう あの日のために

君にぼくのとっておきを伝えよう


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