PA【カオリ】

細やかな復讐心を灯した先なんて
知ってたよ
ずっとずっとずっとずっとずーっと
ボクが僕として生きた世界で
それでも足りないって
だって君らが
ずっとずっとずっとずっとずーっと
それが正解みんなは正解
みんなが“ミンナ”を作ってつくって
こねくり回して大正解って
そうなんだ？
何万何億何兆だって
君らがたとえ忘れちゃったとしても
ずっとずっとずっとずっとずーっとずっと
見てたんだ　聞いてたさ

それでもあの子が知り得たかったと繰り返すのは

その先で

“彼女”は云う

「終わらせる為に私の失うモノを教えろ」と。

君らは知らない
否定し続けた先を見続けながら
“彼女”の世界を都合良く
改変したのも
“彼女”が受け入れ曝されたのも
何万何億何兆だって

いつしか“彼女”は“ボク”へと成り代わるのさえ
厭わない

その身は君らと同じで在り続けるのに
曝され否定のサンドウィッチすら
美味しそうにニヤついては泣き笑いまで
してはそれでも「おいしい」って言い続ける

キミはナニモノ
何者になってしまうの
それでいいの 本当に

いい加減にしてよとそれこそ広く泣き叫べば
いいのになんて呟けば

　　　　「だって本当に美味しんだもん」

恐ろしいほどの人の創り出す渦に
こんなに満面の笑みを
心の底から産み出しては
本当に喰べ続けちゃう　キミだから

だからだよ

キミの相棒待ち合わせ反故したの

あーあ　ざんねーん

本っ当に残念ムネン

今期もキミもキミの相棒すらも
オアズケカ

オモイダシタ？いとしいきみよ

ミンナまとめて天界に連れてってあげたのに

手に入ったようで

あの子達の魂すら
きみは手繰り寄せては
生まれ変わりの廻船を
またも漕いだは踊り明かすの
どうかしてるよ　本当に

そんなに見たい？

いいの？　このまま　カキキッチャウ？

そう

じゃあ、また考えておいてね

　　　時空旅行に行くその瞬間と理由
　　　　　　　　　と
　　　　“ボク”にして欲しいこと

また？

いいじゃんホットコウヨねえ

えー…？

…いいなあ　あのこのこ

　　　　　　　　　　　　　　　　　「だって」

              「あの子を感じたのがハヂ鞠なのに
　　　　　　また分かんないしてるから
　　　　　　　　必要でしょ？」

           【俺のお前に対する愛を舐めんなよ】って笑