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【カオリ】名前

君のママが伝えた

君の名前

ボクは忘れないようにと

君のママに聞いたんだ

ボクの作るキャラクター

同じ名前 名付けちゃってもいいですか?

って。

君のママ 眉をひそめて

それはダメと

しっかりはっきり拒否をした

どうしよう

昨日の晩御飯すら思い出すの苦手な

ボクなのに

君の名前

君の存在

忘れちゃう

どうしよう

その時はその時で

縁は続かない それだけだ

そんなあっさり

君のママ先生

ざっくりはっきり

未来を

本当は

何回も何回も聞き返したいぐらい

素敵な名前だったのに

それすらも

阻むような

強い意志を込めた瞳に

ボクはたじろぎ

思い出しては

君を想う

ねえ

君は

君はボクを本当に

気付く人?

その時 君は

君の名前を素直にボクに

教えるの?


確かめたい


この先の君だけの言葉を

教えてよ


会いたいよ


この気持ちに

ボクが素直にならなくちゃ

いけないような

そんな感覚

君が聞いたら

笑われちゃうな



それもいいな


それがいい よ

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