見出し画像

【日記】まさかの映画出演

昨日はみやたにたかし監督初メガホン「復讐」の撮影日でした。

私は放送委員の仕事が大好きで
音響機材のセッティングや
機材に囲まれてスタッフ一団となってものづくりをする「撮影現場」という場所が昔から大好きでした。
ロケが多かった学校にいたので
休日にたまたま撮影隊に遭遇すれば
その仕事ぶりを遠目に見て喜んでいたものです。

自分の芝居能力は映像に耐えうるものでは決してないのだけれどこの「場」が好きで。

声優養成所時代に頂いた2時間ドラマのエキストラも
出演料なんておかまいなしに(そして準備で大赤字、足も出したけれど)
大掛かりなロケだったのでひたすら楽しいだけでした。

養成所を自主退所してからも
現場の空気だけは恋しくて
映画のボランティアエキストラに参加したことも何度かありました。

実は映像に関しての出演経験はその程度。
体の動きがつくお芝居は生舞台も含め弱点であります。
声も酷いのにどういうこっちゃ(笑)
じゃ何が得意なの(大笑)

→下手の横好き。

映像は
ベストを1回出せばそれが何度流れてもそれを見てもらえるが…
逆もまた然り、である。
これはこれでこわいこと😅

共演経験のあるみやたにさんが
監督として短編映画を撮られると聞いたらば
単純にそれは現場を見たいと思いまして。

みやたにさんが作られるのであれば絶対に面白いという確信がありましたから。
ノーギャラで構わないから何か手伝えないかという気持ちを思い切って御本人にぶつけました。

そうしたら「お気持ちは理解しました、でもこの件はスタッフとも共有して一括で管理しておりまので募集先に応募いただきたい(要約)」といったご返信をいただきまして。

…そうか、と
相当前の宣材写真(コラ)と、
それときっと今まではお話したこともなかったかもしれない私の芸歴も添えて正式応募をしました。

そうしたら
きっちりとオーデションのお知らせを頂戴しまして。

これは…本気で正式に
「あなたのために審査の時間をきちんと取りますからね」というお知らせでありました。

知人かどうかに関わらず
公平に、きちんと、という監督の思いを受け取りました。

誠実に対応してくださったからにはこちらも本気でいかねばならぬ。
別件本番前でワタワタしている中でも
私はきちんと応えなくてはと本気で向き合いました。

オーデションは
当たって砕けて落ち込んだ(苦笑)
ちっとも養成所時代と変わらない。
苦手の克服どころかぜーんぜん。
笑うしかなかった。

オーデションで一緒にエチュードをしてくださった伊藤梓役、新川智月さんの演技などは私はオーデションを忘れて拍手をしてしまったくらいで。
(さすが今度、監督をされるだけのことはある。作られる方はそれだけ手札も多い。彼女の作品も楽しみで仕方ない。)

それでもきっとイメージに合うと思っていただけたのでしょう。
まさかの役付きキャスティングを頂きました。
村越恵役。
そういえば苗字名前がついている普通の現代日本人の役って初めてじゃないの…?(笑)
(名前のないのなら色々とあったが)

それでも私には実力に不相応!
と思わざるを得なくて。
素晴らしい共演者たちを前に足を引っ張っていないか不安でした。
監督の見立てに嘘はないので私を選んでいただいたことには妥協はなかったと思いますけれど。
そもそもみやたにさんはそういうことする方ではないという信頼がありましたから。

それに余計なことをしなければ成立する作品のはずでしたから。
(その余計なことをしがちな人だ、というのが問題なのだけど😅)

選んでいだいた、そこは自信は持って良いはずなのですけど
いかんせんそこは自分に自信持てないことがデフォルトな私。

ただね、私の気持ちをご存知な監督は
オーデションの時も顔合わせの時も
撮影の当日も
常に何かにつけて私に向けて
今後の私の後学のためになるヒント・アドバイスをちょいちょい言ってくださってて。
私に向けたそのお心遣いには…本当に感謝しかないです。
(自分ができていない話なのでそりゃアイタタ…ですけど)。

それにしても以前から他の演出さんにも言われてきたことばかり。
直せていないのは本当に情けない。

瞬間的に反応できずに時間差で気づいて動こうとしてしまい
根拠のない動きを理由なきタイミングでぬるっとしてしまうとか
(それなら動かないほうがマシなのもわかっているのに)

引っかかり力の弱さは自覚あるし
ひらめきの瞬発力とか
反応速度とか
引き出しとか
そもそもが熟考タイプなので時間をせまられると真っ白になる。
後で気づきがち。
何でその場で分からないんだろう?と悲しくなる。

技術、身体制御的にも
大事な所で瞬きが多いとかね(トホホ…
ドライアイも酷いが半分は癖だろうと思う。
初舞台からずっと言われているし
もしも今後、某ユニットにでも出演することになったら絶対に直せと言われるなコレ(笑)
…というかいい加減に直さないと、です。

目薬、実は持っていたのだけど(忘れていた)
したところでアイメイク崩れるの怖いし、としなかったろう。
…皆、どうやってるの?ドライアイ問題の対処(切実な質問)
本気で知りたい…目薬と気合い以外に何かある???
今回、眼鏡だからまだマシだったはずなのだけれど
コンタクトだったらもっとヤバかったな😅

↑みやたにたかし監督の投稿より撮影風景。
 スナップ撮影:園田新監督
(「消せない記憶」3/31〜の公開が楽しみです。)

反省だらけで落ち込みもするけれど
信頼のおける監督の下で
面白い台本の作品を共に作れて
素晴らしいスタッフさんに恵まれ
実力派の共演者を間近で見られたこと、
稀有な経験をさせていただきました。

きっと他の皆様のお力でいくぶん私も良く見えるように仕上がるであろう、と思えるのが救いであります。

皆様本当にありがとうございました。

完成後フィルムがかかる場合には
また改めて告知をさせていだきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?